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PL学園野球部「休部」決定! 『清原のせいや!』の怨嗟の声

 高校野球屈指の名門、PL学園(大阪)が2月17日、硬式野球部を今夏の大会を最後に休部させる方針であることを明らかにした。同校事務局が「廃部ではなく休部という形になると思う。その先のことは分からない」と説明した。
 新監督として同校事務職員で剣道部OBの川上祐一氏(41)の就任を発表。13年10月から2代続けて校長が兼務した有名校の監督を、またも本格的な野球経験のない人物が務めることになる。

 これもすべて、「清原逮捕のせいや…」という怒声が渦巻いている。常習性、それも「現役時代から」と伝えられる現状に、母校関係者から「一生恨んでやる!」の声も聞こえてきた。
 「今回の清原逮捕が母校PL学園の野球部廃止の流れを加速させました。ただでさえ抗しがたいものがあり、そのためOBたちは必死に存続に動いてきたのですが…」(高校野球関係者)

 同校では'01年、下級生イジメ事件が発覚。以後、その遠因だった上下関係の『付け人制』を改めたが、'13年に再度発覚した。これが実質的に同校の運営実権を握る3代目教祖夫人の逆鱗に触れ、'14年以降、新入部員の受け入れも禁止してしまったのだ。
 教祖夫人は野球部OBが卒業後、教団と距離を置く現状にも怒っていたという。

 こうした状況に対し、逮捕前の清原容疑者は元盟友・桑田真澄氏を名指しして、こう発言していた。
 「東大を教える暇があったら、PLに帰って…」

 桑田氏が東大野球部を指導した'13年4月。当時はこの発言を支持するOBも多かったが、同容疑者は「教団と距離を置く典型的な1人」でもあった。野球部の同窓会にも顔を出さなくなったのは、逮捕後に桑田氏も明かしていた。しかし、同期で主将だった松山秀明・千葉ロッテ二軍コーチ、一学年上で元同校コーチを務めた清水孝悦氏とは連絡を取り合っていた。
 「清水氏とは1月に個別に食事をしています」(同)

 とはいえ、清原氏から野球部再建の熱意は聞かれなかったそうだ。PLに限らず、高校野球はプロ養成所ではない。人間形成の場だ。
 「清原は高校野球の監督をやりたいと言い、PL卒業生も聞かされています。入れ墨がネックになりそうですが、『東京五輪後は状況が変わる。ファッションでタトゥーを入れた外国人がたくさん来るから、日本人の反応も変わる』と言ったそうです。その持論を聞かされた面々は返す言葉もなかったそうです」(同)

 現2年生11人が今夏の大会を終えれば、栄光あるPL野球部はジ・エンド…。
 甲子園名物、PL学園の見事な“人文字絵”の応援風景は、もう見ることはできないのか?

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