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「脳性まひ」木村議員の初登院に密着 『とくダネ!』に称賛も報道に疑問の声も

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小倉智昭

 今回の参院選でひときわ注目を集めたのが、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」から出馬し、当選した木村英子氏。生後8か月の時に事故で重度の身体障害を負い、脳性まひを患っている。

 この日、『とくダネ!』(フジテレビ系)では、同氏の本会議への初登院の様子に生中継で密着。自宅から国会に向かう車の中にカメラを入れ、その思いをインタビューした。車と言っても、議員はワゴンの後ろに車椅子のまま乗り、付き添いが添乗した状態だ。

 当初、今回の本会議には参加しないとも報じられていた木村氏。そこで小倉智昭が「議場に入られるかどうかお決めになったんですか?」と聞くと、「それはギリギリまで考えようかなと思っています」と回答した。

 ちなみに現状の規則では、議員は働き始めた場合、通勤や仕事中に公的な重度訪問介護サービスが受けられない。ただ当面は参議院が、木村氏、さらに同じく当選した難病のALSの舩後靖彦氏の介助費を負担する方針を決めている。

 とはいえ、これはあくまでも緊急的な措置。2議員は永続的なサービスの運用を求め、制度の改革を訴えている。これについて小倉が尋ねようとすると、木村氏は「それはすみませんが、国会の前でお話をさせていただいても宜しいでしょうか?」と答えていた。

 こうした木村氏の政治姿勢については、SNS上では「登院するかどうかはギリギリまで考える、と。もう車で向かってるのにか……」「国会議員として今後出来るのか」、さらには「何で税金で介護費用賄わなければいけないのか?」など様々な声が起こった。

 また今回、同氏に密着した『とくダネ!』に対しても、「国会前でのコメントまでノーカットで放送した。よくやったね〜」「とても好意的な報道 暖かく見守ってくださっている」と感謝する意見が寄せられた一方、「結局、山本太郎氏の演出に踊らされる」と、同党代表の山本氏の戦略だと揶揄する声もあった。

 いずれにしても、賛否両論巻き起こっている重度障害者の国会議員。登院せずとも考えるきっかけになるという声もあるが、今後の活躍を注視したい。

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