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トレンド 2010年06月05日 16時30分
出てくる女性が、みんながいとおしい映画。『パーマネント野ばら』
海辺の町にひっそりとたたずむ小さな美容室「パーマネント野ばら」を舞台に描かれる、大人の女性たちのおかしくも切ない恋心。現在公開中の菅野美穂の主演映画『パーマネント野ばら』は公開以来、ジワジワ客足を伸ばしている。菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、夏木マリの華やかなキャストが演じる「恋する女性たち」のリアルな日常と、前向きでパワフルな姿に多くの女性たちの共感が集まる。夏目前の今の季節にぴったりな爽やかな映画だ。(ストーリー) なおこ(菅野美穂)は、高校教師のカシマ(江口洋介)と、こっそりとデートを重ねているが、その恋には隠された秘密があった。男性に振り回されながらも「どんな恋でもないよりまし」とたくましく生きるヒロインや個性豊かな登場人物が幸せに向かって突き進む姿を描く。『パーマネント野ばら』原作:西原理恵子 監督:吉田大八 脚本:奥寺佐渡子 出演:菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、夏木マリ、宇崎竜童、江口洋介ほか絶賛公開中(C)2010映画『パーマネント野ばら』製作委員会
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レジャー 2010年06月05日 16時15分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(6/6) リーチザクラウンの勝ちパターン!
春のマイル王決定戦「安田記念」(東京11R)は、リーチザクラウンが頂点に立つ。 昨年の3冠は皐月賞13着、ダービー2着、菊花賞5着と無冠に終わっているが、本質的にはマイラーだけに仕方のない結果だった。 マイラーの資質は相当高い。前走のマイラーズCはその真骨頂といえる。直線2番手から抜け出す横綱相撲で、トライアンフマーチの差し脚を完封。1分32秒9の好タイムで完勝だ。もちろん、このパフォーマンスも序章に過ぎない。 大一番のここでさらに進化した走りを見せてくれるだろう。枠順も1枠1番と文句なし。強力な同型馬不在で展開もおあつらえ向き。 超一流のスピード+持久力は、2400メートルのダービー2着、神戸新聞杯2着で立証済み。先手必勝の勝ちパターンが決まるとみた。◎1リーチザクラウン○15トライアンフマーチ▲16サンカルロ△2スマイルジャック、3アブソリュート、9スーパーホーネット 東京9R「ホンコンJCT」(芝1800メートル)は、究極の上がり馬マイウエイで、安田記念の資金稼ぎだ。 前走の勝ちタイム1800メートル1分46秒5(0秒9差)は、先週の準オープン特別「むらさき賞」と同じ。しかも、自ら競馬を作ってこの内容(逃げ切り)だから凄い。 地力強化が目覚ましい今なら、ここも通過点に過ぎない。◎7マイウエイ○1チュウワプリンス▲8シングンレジェンド△2マイヨール、3ヒカルルーキー、5トゥリオーニ 東京最終R「ユニコーンS」(ダ1600メートル)は人気でも、バーディバーディには逆らえない。 驚くなかれ、ダートは前走の交流GII勝ちを含め5戦4勝、2着1回と連対率10割を継続中。非凡なスピードと、一流の競馬センスは3歳ダート王にふさわしい。 東京ダ千六も今春のヒヤシンスSを好タイム勝ちした実績があり、ちょっと死角は見当たらない。◎13バーディバーディ○1バトードール▲16タイムカード△3バルーン、8ドロ、12スターボード※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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芸能 2010年06月05日 16時00分
若手芸人の黒歴史!!オードリーの春日がエロビデオに出演していた
2008年に開催された「M-1グランプリ」で人気が爆発し、一躍スターの座に駆け上ったお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭と春日俊彰だが、優勝したNON STYLEがいまいち活躍できないことに比べ、オードリーは順調に仕事をこなしてきた。 特に春日の節約・貧乏キャラと「トゥース」と指を立てて叫ぶギャグが受けて、人気芸人の仲間入りをした。その春日に不遇時代の恥ずかしい仕事が発覚した!? 「週刊文春」によると、春日が無名時代にエロビデオに出演していたというのだ。その作品は、2006年12月に発売された『大噴射!!エロマゲドン2 最強痴女軍団 NEXT STAGE』という作品であり、下着姿の女性たちが、男性との理想のセックスに関してぶっちゃけトークを展開、実際に全身白タイツの男性とその実演に励むというものであった。具体的な、からみや挿入シーンはないものの、限りなく現実のSEXに近く、「オードリー」ファンがショックを受けるのは間違いない。 今のところ、当の春日は否定も肯定もしていないが、若手芸人が食えない時代にやった恥ずかしい仕事を責め立てるのも野暮な話ではないだろうか。もし、この白タイツ男が、春日であったとしても、こういう時代を乗り越えてきた彼の苦労を讃えてやるべきである。
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レジャー 2010年06月05日 15時45分
安田記念(GI、東京芝1600メートル、6日)藤川京子のクロスカウンター予想!
春のマイル王決定戦、安田記念は◎トライアンフマーチがGI初制覇を飾ります。 前走のマイラーズCは後方からの競馬。それでも焦らず無理に押していかずに追走しました。2番枠でしたので終始ロスのない立ち回りで、脚を温存。最後の直線でも、開いていた最内を突いて猛追しましたが、あと一歩のところで勝ち馬に捕まってしまいました。経済コースを通って敗れてしまいましたから勝ち馬が強かったとしか言えませんが、この馬も安定、充実しているのは確かです。気難しい気性の持ち主ですが、調教やレースで様々なことを教わり、鍛えられた成果が出て、精神面での成長が大幅に窺えます。乗り役に従順になってきたことも大きなポイントです。 マイル戦は2-3-0-2と7戦5連対で、マイル路線で崩れたのは、前々走のダービー卿CTのみ。外枠の上、出遅れて後手に回り、道中は動くに動けなかったので参考外のレース。それ以外は4着以下がないという堅実派ですから信頼度は高いです。それに、キャピタルS勝ちに東京新聞杯2着の、東京マイルは2戦2連対とベストな条件。広く直線の長いコースで決め手が生きます。 中間もここ目標にジックリと乗り込まれ、万全の態勢で臨めるのがなにより。主役不在の今回、マイラーの頂点に立つのはこの馬で決まりです。(15)トライアンフマーチ(4)フェローシップ(14)マルカフェニックス(18)エーシンフォワード(13)マイネルファルケ(3)アブソリュート(2)スマイルジャック(9)スーパーホーネット(1)リーチザクラウン馬単 (15)(4) (15)(14) (15)(18)3連単 (15)(4)→(15)(4)(14)(18)(13)(3)(2)(9)(1)→(15)(4)(14)(18)(13)(3)(2)(9)(1)※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2010年06月05日 15時36分
桜井聖良のむぅむぅ予想!〜6・6 安田記念〜
ダービーでは注目馬として挙げていたエイシンフラッシュが見事優勝! 本当に嬉しかったです。 3歳のG1は一旦一休みですが、もう古馬のG1がありますよ。ダービー当った人も当らなかった人も気を取り直して、それではいってみましょう! 安田記念、私の本命はこちら!◎ショウワモダン パンパンの良馬場だと分が悪くなりますが、馬自体は充実一途。一度エンジンが掛かればものすごい脚を見せてくれるショウワモダン。今回はかなり期待です。 お相手はこちら!○リーチザクラウン 武豊騎手がたくさんのことを教えてきた馬の1頭でもありますが、今年から徐々に折り合い面もつくようになり能力も出しやすくなってきているのではないでしょうか。一度行けば止まらないスタミナも魅力。 ▲エーシンフォワード 高松宮記念で一番強い競馬をしたのはこのお馬さんではないでしょうか? 2走とも外枠できている分、今回も馬が慣れた枠でさほど問題ないのでは?△トライアンフマーチ 安定感はないものの、ここを目標にずっと頑張ってきているのは好感が持てます。△サンカルロ 距離はマイルの方が向くんじゃないかな? 高松宮記念でもそこまで差のない競馬をしていますし、今回はベストの距離になって好走を期待。 香港馬が強いようでとても気になるのですが、馬の走りを見ていないのでどんな印をつけていいかわからず印は打ちませんでした。 香港馬があっさり上位独占もあるかもしれないそうですが、今まで見てきた馬やレースのみで判断をしてこの5頭に。 まずはみんな無事に完走してくれますように。 この中からお好きな買い方でどうぞ♪ 3連単で(1)(17)→(1)(15)(16)(17)(18)→(1)(15)(16)(17)(18) 3連複・馬連ならボックスで。(桜井聖良)
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レジャー 2010年06月05日 15時35分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(6/6) 皇成スマイルで勝負
◆安田記念(東京11R) 忘れ難い“競馬力(けいばぢから)”を我々に見せてくれたウオッカ。また、敗れはしたもののディープスカイ、カンパニーといった超の付く強豪も力を出し切り、これぞG1、そんなレースだった昨年に比べるとどうしてもメンバーが小粒に思えてしまう。では、香港の馬にやられてしまうのか?2年続けての出走となるサイトウィナー(昨年6着)を物指にすると、勝たれても不思議でない他2騎ではあるが、実のところよく分からない(笑)。そんな理由で、軸不在の混戦、“メンバーの揃ったG2”的な感覚で予想したい。 ◎はスマイルジャック。マイラーズCでリーチ、トライアンフに後れをとったが、位置取りの差がでたもので力量面では遜色ない。東京コースに替われば立場は逆転するはず。昨年の安田記念では、さあこれから、という場面でインの窮屈なところで躓いてしまい大きく体勢を崩してしまった。普通ならレースを投げてしまうようなアクシデントだったが、立て直して猛然と追い込み9着に食い込んだ。まともなら掲示板もあっただろう。今年はリベンジだ。手広く買っておきたいが、予想はそういうわけにもいかないので、気になるところに絞りたい。左回りに実績はないが復調の感あるキャプテントゥーレ、香港の新顔2頭、ファリダットの鬼脚も怖い。【馬連】流し (2)軸 (4)(6)(8)(10)【3連単】2頭軸マルチ (2)(8)軸 (4)(6)(10)◆ユニコーンS(東京12R) 人気の面では、芝のレースを除けばほぼパーフェクトなバーディバーディを4戦3勝のバトードールが追う格好か。穴党としては2頭とも外して考えたいところだが、闇雲に軽視するわけにもいかない。“抜けている”とは思えないが、他馬との比較から今回も上位を形勢するだろう。これらに割って入る馬、肉薄する馬を探したい。ここには出走していないが両馬と接戦歴のあるエアウルフという馬を基準に考えるとタイムカードが浮上する。エアとは1勝1敗の五分だけに、付け入るスキはある。実際に、3着ながら前走の端午Sでは好位でスムーズな競馬をしたバトーよりも内容が濃かった。大外枠だが思い切って狙ってみたい。【馬連】流し (16)軸 (1)(13)【3連単】2頭軸マルチ (13)(16)軸 (1)(5)(8)(10)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2010年06月05日 15時30分
リアル妖怪・子泣き爺「こなきG」のお馬予想〜!「6・6 安田記念」
さぁ〜日曜日、東京競馬場で行われる…第60回安田記念(G1)芝1600m、発走15:40…リアル妖怪「こなきG」のお馬予想〜! この安田記念〜昨年度とその前の年は、確か…堅いレースだったが、 上位人気は目立った成績を残せていない。今年は波乱になるのか? こなきGのポイント…東京コースで連対実績を持っているのが理想であり、外国馬の一頭に注目…枠番は⇒5枠より内の人気馬を狙うか!?8 キャプテントゥーレ か1 リーチザクラウン 6枠より外の連対馬を狙うか!? そして東京コースに強い騎手は…蛯名正義に横山典弘…。 馬注目は…。キャプテントゥーレリーチザクラウンスマイルジャックトライアンフマーチエーシンフォワード …などと毎回ノオガキたれてますが… 今回の安田記念の「こなきG」の予想〜こなきGのG〜! G1レースのG〜! で、これで決まりじゃ〜!◎18 エーシンフォワード○10 ビューティフラッシュか…もう一頭に○5サイトウィナー△8キャプテントゥーレの3連単18-5-8と18-10-8で… 笑顔になりたいもんじゃが…!! G〜!! これは実話…前回もわしは、エーシンフォワードをおしたのじゃが…その結果は3着…。 今回〜リベンジではないが…1着・18 エーシンフォワードしかないと…。 どうじゃ〜ぁあああ〜!!(「リアル妖怪」こなきG 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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その他 2010年06月05日 15時00分
【雅道のサブカル見聞録】大ヒットアイマス機、今後の模型業界の展望は?
プラモデルメーカーハセガワがXbox360用ソフト『エースコンバット6』と『アイドルマスター』のコラボにより誕生した「アイマス機」をプラモデル化する「アイドルマスタープロジェクト」。2009年9月から始まったこのプロジェクトは話題を呼び、戦闘機模型としてはかつてない程の大ヒットを続けている。先月末には「1/48 F/A-18F スーパーホーネット アイドルマスター 秋月律子」を皮切りに、第二期プロジェクトがいよいよ開始された。 このシリーズのプラモデルは第一期プロジェクトで今年の3月までに計9キットが既にリリースされており、第二期では前記したキットの他に7月に「1/48 A-10A サンダーボルトII アイドルマスター 音無小鳥/THE IDOLM@STER SP」、8月に「1/48 F-117A ナイトホークアイドルマスター 萩原雪歩」の発売が決定している。戦闘機模型の企画としては異例のリリースペースの早さは、アイマス人気の凄さがあってこそのものだろう。去年から続くアイマス機人気はプラモデル界が新しい局面に入ったことを示している。 年々減少傾向にあった模型人口。好調なものといえばガンプラ程度で、最近は固定化してきたコアユーザー需要のみに頼る他ない状況が続き、ここ数年、模型業界はライトユーザーの獲得を至上命題として方法を模索していた。そこで白羽の矢が立ったのがアニメやゲームなどの版権キャラクターとのコラボレーション企画であった。 90年代までのアニメと違い、00年代のアニメは深夜アニメが増えたこともあり、玩具メーカーがスポンサーに付き、そのメーカーが独占的に商品展開をする機会が減っていた。これにより、比較的どのメーカーでもキャラクターの権利を借り易い状態が出来上がっていたのも事実。その影響で00年代後半から「痛車」人気に着目し、各メーカーから既存の自動車キットにアニメやゲームキャラクターのデカールを付属させた新たな商品展開が始まる。デカールの発色技術向上のおかげでキャラクターのイラストなど幅広い表現が可能になったこともあり、これがヒットを呼ぶ。この流れに慎重な姿勢を取っていたハセガワも多少遅れながらも、アイマス機でこの波に乗り、ヒットを続けている状態を見ると、版権キャラとのコラボ戦略は成功をおさめたといえよう。 今後もしばらくは多くのライトユーザーが模型に触れることになるという点においては成功といっていいかもしれない。ただ、市場の長期的な再成に繋がるかは少し疑問も残る。(斎藤雅道)
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芸能 2010年06月05日 14時30分
菅谷美穂「キュートで清楚なイメージの美少女」
ミスティグラビアよりスピンアウトした、新グラビアシリーズ『キラキラ@ミスティ』より、キュートで清楚なイメージの美少女が中学卒業したてのそのプリップリな体を極小ビキニで包んだだけ! の過激なスタイル☆ 世間のお兄様方を騒がしております!!<プロフィール>名前:菅谷美穂(すがやみほ)身長:151cmsize:B78/W58/H81生年月日:1994/8/13@mistyでも公開中。(http://at-misty.com)
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トレンド 2010年06月05日 14時00分
西田隆維の『映画今昔物語』 第3幕「もじろうが“トチろう”になったデビュー作」
<今日のテーマ>「未来の大物! 西田隆維はトチリ王」 今回のデビュー作で私は『もじろう』を演じたハズですが、見事にトチリを連発。ここまで来ると、「将来 大物になるのでは−−」と言うほど、大それた演技(ではなく本気のトチリでしたが)を披露し、場内の失笑…いや笑いにも似た「おい、あいつ大丈夫か−−」の苦笑を取りました(冷汗)。今回は、私のデビュー作、失敗談を中心に綴ります。 私演じる『もじろう』は『くろう』というパートナーを持つ妖精で(台本上では)二人は一心同体 …のような役でしたが実際(舞台上で)は恐ろしいほど別々の妖精になってしまいました。何しろ『くろう』を演じた和尚こと松田好太郎さんは機敏で演技も上手。方や私はトチるし、演技もぎこちない…どう見ても一心同体には見えないのです。 まあ、それはいいとして(実際は良くないのですが)、この妖精コンビは『もじくろ』とも呼ばれており、数千年前から現在まで地球上に存在している「石」「木」「土」などに宿っているのです。つまり『もじくろ』は地球誕生から生き続けている妖精なのです。 現世…つまり、今生きている人には『もじくろ』の姿は見えないのです(が、私は180センチもあり“見えない妖精”の設定は無理があり過ぎ。見えまくりです…監督、冗談ですよ!)。ただ、主人公『夢二』(加藤隼平さん)に恋焦がれる『榛名(はるな)』(更崎由奈さん)は特別、見る事が出来、時として苦悩している『榛名』の前に現れ、彼女を激励するのです。 勿論、『くろう』コンビ最大の任務(大げさでした。すみません)は『榛名』と『夢二』の恋を成就させる事。『榛名』が助けを求めている時に登場するウルトラマンのような役…では一切、ありません。彼女の一挙手一投足を影ながら見て、“いざっ”と言う時に現れ、彼女に的確なアドバイスを送る大正版ストーカー(話の設定は大正3年)…ウソウソ、榛名の応援団です。中井由梨子監督、怒らないでください。僕なりの「演出」ですから−−下手ですか、やっぱり…。調子に乗っていました。 さて、前振りはこれ位にして(長いわい!)私演じた『もじろう』の失敗談をタップリとご紹介致します。 まず、初日。昼公演は、緊張感150%で何とか「ごまかせました」(でしょうか、監督)が、問題は夜公演。唯一の単体セリフ(私だけのセリフ)を見事、飛ばしてしまいました。 声を張りテンションを上げていくシーンで私は「…」。素晴らしく14文字のセリフを綺麗に忘れてしまいました。ここで本来、役者なら「それっぽいセリフ」を発し、場面を取り繕うものですが『もじろう』君は現世では誰にも見えない事を理由に、その場からフェードアウト。舞台に立っているのは、単なる大男・西田隆維になってしまいました。 完全なるフリーズ化した西田は、まっすぐ前を見た状態で眼だけ動かし「一心同体」であるはずの『くろう』にアイコンタクト。彼に助けを求めたのですがこの時、私は『もじろう』でなく現世の誰でも確認出来る「人間・西田」となっていたのです。『くろう』は当然、西田を無視…というか、私には『くろう』が見えないハズなのですが、ね。 このままだと、舞台が終わってしまう…「空白の一日」ならぬ「空白の時間」がカウントされ始めたその時、さすがは一心同体。『くろう』君が加藤好太郎さんに変身して、見事フォロー。彼の好アシストにより、その場をクリアしました(…って言うか、クリアしてくれました)。ただ、「人間・西田」は硬直したままで、脂汗ダラダラ。次の出番が怖くなっていました。 そして、思いもよらぬ惨事が三日目に起こりました。 オープニングで『もじくろ』は、ダンスをするシーンがあるのです。そのダンス中、私の軽やかでない踊りが災いし、舞台設定の「瓢箪(ひょうたん)」に私の身体が当たってしまったのです。 さすがにこれにはビビりました。まさか、そのまま放置していく訳にはいかないでしょう。次のシーンで舞台上に「デーン」と瓢箪が横たわっていたら、一大事です。私は素早く回収を試みたのですが、何とその瞬間、あろうことか「瓢箪が木端微塵」に…私が踏んじゃいました…。 とはいえ、三日間で五公演踏んだ(演じた)経験(なのか、果たして)は伊達ではありません。『もじろう』は余裕ぶっこいて、次のシーンに一見、「これがシナリオ」を彷彿させる動きを展開。フツーに箒(ほうき)とチリトリを持って舞台に現れました…っていうのはオーバーで実は、箒とチリトリを持って登場する場面だったのです。こういった背景があったから冷静に動けたという見方も出来ますが…。この場は、箒とチリトリを巧みに使いこなし(?)、事なきを得ました。 ところが、です。「人間(…じゃなかった妖精)、油断は禁物」とはよく言ったモノ。瓢箪の残骸は全て片付けたハズだったのに、ドセンターに無いはずのシロモノ(残骸)があるではないですか−−それも、沢山(一体、何を掃除していたんだ俺は!)。これには、ビックリしまいた。そのおかげで、「健忘症」となった私は「これは、どうしたものかな?」と頭の中が真っ白。条件反射でその残骸を拾い手の中に…。が、次は大きな赤い布を持つシーンです。これはもう、冷や汗500%。 私は、何も考える事が出来ず、赤ちゃんに「先祖還り」し、無意識に口の中へ残骸を放り込みました。 今、書いたように「先祖還り」したため、すっかり「赤ちゃん」化した『もじろう』(ならぬ「西田隆維」)は、口の中で残骸を留めておく事は不可能。数ある残骸の殆どを胃袋の中へ落とし込んでしまいました。 胃の中に陶器が落ちた瞬間、我に返った私はそのまま又、フリーズ。「西田隆維」になってしまい、しばし『もじろう』には戻れませんでした。 こうして大なり小なり様々なハプニングを越えて四日間八公演を無事、踏破しました。 お客さんと我々・役者(私も含んでいいのでしょうか? 監督)の息遣いを感じる事の出来る「ライブ」に私は高揚を覚え、今度のハプニングは「トラブル」では無く「アドリブ」で披露したいと実感しました。いい勉強になってよかったです。全ての皆様に感謝しております。「有難うございました」。 ちなみに『もじろう』は『榛名』をバックアップするのでは無く、『西田隆維』にフェードバックさせる役回りをしてしたような…。《キャスト》竹久夢二=加藤隼平榛名=更崎由奈生馬=門倉学、田邉準人青児=堤隆博、安澄純蘭童=五十嵐山人、中山裕康龍=松山拓郎、湯田洋平秋声=池鉄人桜井秀子=井上真菜、四元綾加岸たまき=藤村容子さくらぎ=青柳加代子、糸満綾しづか=西田沙織、阿部美保もじろう=西田隆維くろう=松田好太郎あかり=中山瑞穂ひかり=井田雅子天王寺和肇=板垣敬嗣常盤須賀子=佐藤あいね斉藤為次=渋谷利喜、野木龍史作・演出=中井由梨子劇場=ザムザ阿佐谷<プロフィール> 西田隆維【にしだ たかゆき】 1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ 陸上超距離選手として駒澤大→ エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。 09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。
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