藤田一也
-
スポーツ 2023年06月12日 17時50分
DeNA、ファーム調整中の藤田がアガってきた! 優勝を知る不惑のベテランにかかる期待
ベイスターズの最年長プレーヤー・藤田一也が、現在調整中のファームで6打席連続ヒットをマーク。5月26日時点で.167と低打率にあえいでいたが、ここから湿っていたバットに一気に火がつき、6月11日には.385まで打率を上げてきた。 今シーズンは開幕から一軍での登録はなく、4月4日にファームでスタメンとして初出場。その試合はマルチヒットを記録しさすがの存在感を示したが、4月9日にライトにヒットを放ったあとは、約1カ月出番なしと苦しんだ。 その後5月5日に復帰してからも、なかなかコンディションが上がってこなかった。だが5月13日から出場機会が増えるとともにボールも見え始め、20日からは3試合続けてフォアボールで出塁しチームに貢献。6月になると、7日のファイターズ戦では7回ツーアウト満塁の好機に代打で登場し、レフトオーバーの3点タイムリーツーベースで試合を決定づけ、翌日も同じファイターズ戦で5回に代打で打席に立つとライトにタイムリー。7回の打席でもレフトにタイムリーツーベースと二日間で6打点と荒稼ぎした。9日のマリーンズ戦でも9回に代打でヒット、11日にも2点ビハインドの場面で代打出場し、1点差に追い上げるタイムリーツーベースをライトに放つなど、さすがの勝負強さを発揮し始めた。 一軍は現在交流戦首位、リーグ戦でもタイガースに次ぐ2位と健闘中。イーグルスでバリバリのスタメンとして日本一を経験したベテランの力は、若手中心のチームの大きな支えとなるはず。また実際2軍中心の奄美での春季キャンプでは、若手にとって良きお手本として存在し、多くの選手から「勉強になった」との声を聞いたことからも、本人の成績だけではない存在感を発揮している。 昨年CSで最後のバッターとなった悔しさを胸に現役続行を決意した不惑のベテラン。ここからさらにエンジンを加速させ、暗黒時代の横浜ベイスターズに望んで入団してきた“横浜愛”を昇華させるため、今はただ、ひたむきに爪を研ぎ続ける。取材・文・写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2023年02月16日 17時30分
DeNA・藤田「横浜で優勝したい」 チーム最年長の大ベテランが奄美で若手にもたらすもの
鹿児島の奄美大島で行われているB班(二軍)の春季キャンプ。15日からは早くも第4クールに突入し、各選手は着々と開幕に向け調整を進めている。 その中でも若手に交じり、軽やかな動きを見せているのが大ベテランの藤田一也だ。 藤田は昨年、一軍キャンプスタートしながらも序盤にけがを発症。本人も「痛かった」と後悔するほど、10年ぶりの古巣復帰の出だしから歯車が狂ってしまった。しかし今年はコンディションに問題はなさそうで、全てのメニューを黙々とこなしている。 グラウンドでノックを受けるとさすがのグラブさばきでボールを操り、バント練習でもミスなく見事に打球を殺し続ける。室内のティーバッティングでも徐々に強度を上げていきながら右左中央と自在に打ち分け、バットコントロールの巧みさも光っていた。第4クールからは特打もメニューに入り、実戦に向けての練習にステップアップしていく予定だ。 また昨年はコロナの影響で選手間のコミュニケーションにも規制が設けられていたが、今年はだいぶ緩和されてきたこともあり、経験豊富なベテランのB班スタートは若手にとって何かをつかむチャンスとなりそう。実際に同じく奄美スタートの大和と宮崎敏郎と3人でキャッチボールを見ていた若手からは「全てが違う。全部胸に来るし、捕り方も柔らかい」との声も漏れており、たたずまいだけでも学びがある。 楽天時代から「聞かれたら教える。なにか一つでもその選手にプラスになれば」の姿勢はベイスターズに入っても不変。自主トレでも蝦名達夫が志願して同行し、昨年も数名の若手が教えを請うた。ファームでアドバイスを受けた宮本秀明が一気に成績を向上させるなど、日本一、レギュラー、控え、代打など全てを経験した生ける教科書の教えは的確だと証明した。今年41歳となるチーム最年長の存在感は、プレーだけではない。「横浜で優勝したい」。2005年から思い続けていながら、未だ達成されていない夢に向かって、プレーのみならずアドバイス面でも愛するベイスターズのために全てを注ぐ。文・取材・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年12月01日 18時45分
DeNA・藤田「みんなで切磋琢磨して」 類まれなる求心力と横浜愛で導く頂点
10年ぶりにベイスターズに帰ってきた藤田一也。4月には立て続けにヒーローインタビューに呼ばれ、ファンを大いに沸かせたが「悔しいシーズンだった」と無念さをにじませた。 昨年の12月の入団会見から「優勝するために横浜に戻ってきた」と公言していた男にとって、CSで最後のバッターとなってしまったことも含めて、納得できるシーズンではなかった。しかし「この悔しさを結果でぶつけたい」と心は来シーズンに向いている。 ドラゴンズからトレード移籍が決まった京田陽太について「競争しないとチーム力は上がらないので、京田選手がベイスターズに来てくれるっていうのはとてもプラスだと思う。みんなで切磋琢磨してレギュラー争いをしていけば、今年よりももう一つ上をめざせる」と歓迎。 球団からも期待されている求心力について「今年どうしてもけがから始まったんで、選手たちとうまくコミュニケーションが取れなかったのは苦労したところで、若い選手も声をかけるのがつらかった部分もあったと思う」としながらも「シーズン途中から少しずつ食事に行ける機会も増えてきて、機会が増えてからだんだん話しかけてくれることが多くなってきたので、僕自身もやりやすかったし、なにか一つでもプラスになってくれればいいかなと思って、後半戦はアドバイスしたこともありました」と徐々に溶け込んでいったとコメント。 「このオフはピッチャー、野手関係なしにコミュニケーションを取れたり、食事したりと時間ができたので、僕自身もプラスになった。自分自身もシーズンに入りやすい」と、今シーズンの土台を活かす考えを示した。 暗黒時代の横浜ベイスターズに望んで入団してきた“横浜愛”は、戻ってきてからも「同じです」と言い切り「横浜で優勝するまでは引退したくない」と宣言した。楽天を優勝に導き、若手から絶大な信頼を得ていた藤田一也。2年目の来シーズンこそ、類まれなる求心力で横浜を歓喜の渦に巻き込んでみせる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2022年10月03日 17時30分
DeNA、“若返った”藤田がポストシーズンのキーマンへ! 日本一経験者へ高まる期待
2位フィニッシュが確定し、クライマックスシリーズに向けて調整試合の続くベイスターズ。開幕投手を務めたがコロナで離脱した東克樹の中継ぎ、今シーズン途中育成から支配下を勝ち取った石川達也らがテスト起用されるなど、着々と日本一への道を模索している状況だ。 そんな中、9月28日に一軍に合流してきたベテラン・藤田一也の存在感が増してきた。29日のドラゴンズ戦で7月3日以来の打席に立つと、山本拓実の投じた6球目のストレートを強振。ボールはライトポール際に伸びていくも惜しくもファールとなったが、次のシンカーをコンパクトに振り抜きセンターにクリーンヒット。 2日の本拠地・横浜スタジアムでの今シーズン最終戦では5回に代打で登場し、森敬斗とのヒットエンドランを敢行。鋭い当たりがセカンド頭上を襲ったが、惜しくもボールは吉川尚輝のグラブに収まる不運に見舞われた。その後はサードに今シーズン初となる守備につき、7回には慣れ親しんだセカンドへ守備位置変更。その裏の攻撃ではチャンスで凡退となったが、しっかりと引っ張りランナーは進めてみせた。8回にはゴロとフライの2回の守備機会をなんなくこなし、9回のワンアウト一、二塁のケースでは昨日手も足も出なかったジャイアンツの抑えの切り札・大勢の153キロのストレートを引っ張り、セカンドゴロに打ち取られるもランナーは進め、一打サヨナラの場面は作った。 三浦大輔監督も「春先は守備にはつかなかったですけど、あえて2つ守ってもらいました。もちろん守備は(うまいことを)分かってますから。でも一応一軍では久しぶりでしたから守ってもらいました。問題なかったです」とニヤリ。「代打でも守備でも。コンディションも良さそうですし、練習を見ていても若返って帰って来たかなってイメージです」とCSでも戦力になるとの考えを示した。 春先は代打の切り札として2回もお立ち台に登った藤田一也。横浜愛にあふれた“ハマの牛若丸”は、楽天時代に培った日本一の経験を胸に、若い三浦ベイスターズをノセていく。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年04月18日 18時30分
Welcome back“ハマの牛若丸"! DeNA・藤田、10年ぶり帰還のベテランが放つ存在感
4月16日、スターティングラインアップが発表される前、ベイスターズに10年ぶりに復帰した藤田一也の「後押しお願いします」とファンに向けたメッセージビデオが流された。その後7番のパートに“藤田”の名前が刻まれると、ネーム入りタオルに昔の23番やイーグルス時代の6番のユニフォームをかざすファンも多く見られるなど、試合前からスタジアムは期待に包まれた。 ゲームでは1回、ネフタリ・ソトの2ランホームランで先制し、なお一、二塁のチャンスで回ってきた第1打席では、スワローズ先発・原樹理得意のシュートを引っ張りライト前ヒット。ベンチもファンも大いに盛り上がった。 前日にも1点ビハインドの8回に代打で登場し、レフト前ヒットでメイクチャンスするとスタジアムも空気は明らかに変わった。 3連戦最後の試合は、勝ち越しのチャンスに代打で登場。惜しくも併殺打となるも、気迫のヘッドスライディングでなりふり構わず勝利に向かう姿勢を見せた。 現役時代、一緒に戦った三浦大輔監督も15日のヒットに「コースに逆らわない打撃で、しっかり期待に応えてくれました」とコメント。16日は「ベテランですのでこういうときこそ一也の力を見せてくれると思って」と起用の理由を説明。8回の守備から退いたが「最後までとはいかなかったけれども、最後の打席まで打線をつないでくれた」と満足げに話し「安心して見ていられる守備力ですし、よく頑張ってくれました」とゴールデングラブ賞3回に輝いた名手をたたえていた。 2012年シーズン途中、ベイスターズから楽天ゴールデンイーグルスに突然のトレード移籍。2004年、暗黒時代真っただ中のベイスターズに、自ら入団したいと公言し「ベイスターズ以外なら社会人」と横浜を愛し、愛された藤田一也。 ベイスターズは石川雄洋氏がチームを去って以来、ベンチでの生え抜きのベテランの存在がなくなる状況の中、経験と人間力あふれる男の10年ぶりの帰還は、コロナ禍で主力を欠くピンチで早速輝いた。 練習中から笑顔を絶やさぬ39歳は、やはりベイスターズになくてはならないと再確認させられたと、ファンは思わずにはいられない。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2022年01月17日 18時30分
DeNA・藤田、楽天時代の門下生らと自主トレで汗! “人格者”のずば抜けた求心力がチームを高みへ導く
ベイスターズに10年ぶりに復帰した藤田一也が、2012年から行っている恒例の自主トレを今年も実施。メンバーは昨年まで在籍していた楽天ゴールデンイーグルスの選手4人で、ピッチャーでは同じ横浜ベイスターズ出身の福山博之と、野手では昨年ショートのレギュラーを争っていたライバル同士の山崎剛と小深田大翔、才能あふれる20歳の若手内野手・黒川史陽とともに京都、滋賀で汗を流している。 藤田は昨年10月4日に楽天から来季の契約を結ばないと伝えられ、他球団での現役続行を模索していた最中に「引退か他のチームでやるのか分からない中でも、2022年も自主トレを一緒にやらせてと11月から言ってもらった」と“チーム藤田”の結束を表すようなエピソードを披露。「もう一回プレーヤーとしてできていることをうれしく思う」と笑顔を見せ「この自主トレでやったことを横浜で楽天の選手に見せないといけない気持ちになってきました。いい結果で応えたいなと思います。楽天のメンバーの活躍も楽しみです」と目を細めていた。 今までもレギュラー争いを繰り広げていた若いライバル選手にも「質問されたら答えますよ」と自らが積み上げてきた経験と技術を惜しみなくレクチャーし、チームの底上げに尽力してきたことは有名。ベイスターズの若手選手にも無形の財産を伝える役目にも期待されている。 また一緒にプレーしていた三浦大輔監督を筆頭に、コーチ陣も下園辰哉、田代富雄に続いて今シーズンから斎藤隆、石井琢朗、鈴木尚典、相川亮二らが集結。気心の知れた首脳陣と、若い選手たちとのパイプ役としても貴重な存在となりうるだろう。 もちろん「勝負する気持ちはある」と現役選手としてポジションを奪いにいく姿勢は不変。「一年間一軍で100試合以上出られたら」2022年シーズンのターゲットを定めた藤田一也は、ずば抜けた求心力を武器にベイスターズに足らなかったパーツを埋めていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年12月13日 18時30分
プレーだけじゃない! 古巣復帰の“TBS戦士"藤田がDeNAにもたらすもの「苦しい時期にアドバイスできたら」
2012年シーズン途中、ベイスターズから楽天ゴールデンイーグルスに突然トレード移籍することになった藤田一也。2004年、暗黒時代真っただ中のベイスターズに、自ら入団したいと公言し「ベイスターズ以外なら社会人」と誰よりも“横浜愛”を持つ男のトレードに、チームメイトはもちろん、ファンも涙した。 その後はイーグルスでレギュラーを奪取し、2013年に球団初のリーグ優勝、日本一に貢献。ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞3回とチームの中心選手として輝き続けたことで、ベイスターズファンは複雑な思いを抱き続けていた。実際、交流戦で横浜スタジアムでプレーした際は、23のユニフォームやタオルを掲げるベイスターズファンが多く見られ、当時のキャプテン・筒香嘉智をはじめ、田代富雄コーチら多くの元戦友と笑顔で交流する姿も、藤田の不変の人望の厚さを証明していた。 そんな特別な存在が10年ぶりにベイスターズに復帰することが決定。会見の席で三原一晃球団代表は「OBでもあり、球団には彼の人柄を含めて藤田一也ファンが多くいる」と明かし、チーム内で待望論が湧いていたことをうかがわせた。楽天でも「ライバルの若い選手からでも、質問されたら答えますよ。野球には“絶対こうじゃなきゃダメ”というものはないので“僕の場合はこうだよ”と、伝えるようにしています。それぞれ自分に合ったものを早く知ってもらい、少しでもその選手のためになってくれたらいいなと思ってやっています」と惜しみなく自らの経験を伝授していた。 会見でも「聞かれれば答えます」とキッパリとコメント。「優勝、日本一を経験すると、人としてもプレーヤーとしても、一回りも二回りも大きくなれるし、実際に優勝してみないと分からないことがある。優勝争いの苦しい時期にアドバイスできたら」と技術面の他に、精神面でもチームを支えていくと明言した。 「ベイスターズで優勝したい」暗黒期のTBS時代に入団した際に掲げた大きな目標を、10年の時を経て横浜で成し遂げるチャンスを得た藤田一也。ずっと持ち続けてくれた「ベイスターズ愛」を成就させるため、来年序盤からメチャメチャに飛ばしていく。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年10月08日 20時35分
楽天・藤田の戦力外通告、裏事情に驚き「心臓がおかしくなりそう」 大久保氏が本人との電話内容を明かす、軽率な発言と批判も
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。4日に球団から戦力外通告が発表された楽天のプロ17年目・39歳の藤田一也についての発言がネット上で物議を醸している。 >>戦力外の楽天・藤田、他球団移籍ならまだ活躍できる? 有力候補は阪神・日本ハムか、代名詞の守備以外にも好材料アリ<< 今回の動画で大久保氏は、楽天コーチ・監督時代(2012-2015)に共に戦った藤田との思い出話をテーマにトーク。2012年6月にトレード加入した藤田に最初に行った指導や、ある試合で藤田が対戦相手のサイン盗みを見抜いたエピソードなどを語った。 その中で、大久保氏は具体的な時期は不明だが、藤田から戦力外になった旨を報告する電話を受けたという話を明かす。報道では楽天は通告と同時に引退を決断した場合は球団内にポストを用意すると打診したが、藤田はこれを固辞して現役続行をめざす意向だと伝えられている。その藤田から連絡をもらった大久保氏は会話の中で「もちろん言えないんだけど、心臓がおかしくなりそうなぐらいのことを一也から聞かされて…『うそでしょ?』って」と、詳細は触れなかったが現役続行をめざす思わぬ理由を聞かされたという。 大久保氏は続けて、「現役にもう1年こだわりたいって理由があるわけ。下の子に野球やってる姿を見せれなかったと。コロナもあるし家庭の事情もあって。だから(最初は本人も)『それなんです』って(言ってた)」と明かし、現在5歳の長男にプレーする姿を見せるためにあと1年現役を続けたいと大久保氏に話したという。藤田は2016年2月に第2子となる長男が生まれたと球団から発表されている。 これを聞いた大久保氏は「そんなの後で振り返ったら、『何であの1年こだわったんだろう』っていう話なんだよ」と、子どもにプレーする姿を見せたいという理由だけで現役にこだわる必要はないのではと藤田に話したという。しかし、「でも事情を聞いたら『いや、それじゃやりてえよなあ…』って(感じた)」と、そこからより詳しく聞くと別の事情があったということを示唆した。 「もう1年現役、(コーチ)兼任でもいいんだよね、プレーできるチャンスを与えてくれるチームがないかなあというのは本当に思ってる」という大久保氏。選手、もしくは選手兼任コーチとして、今後藤田を獲得する球団が現れることを願った。 大久保氏の発言を受け、ネット上には「え? そんな言えないような事情があるの?」、「球団の打診を蹴って現役続行を模索するのに特別な理由があるなんて知らなかった」、「何が裏にあるのかは分からないけど、声をかけてくれるチームが出てきてくれたらいいな」といった驚きの声が寄せられている。 一方、「了解を得てるのかどうか知らないけど、本人が表だって明かしてないようなことをペラペラ喋っていいのか?」、「ブログでの報告には気になるようなことは特に何も書かれてなかったけどなあ」、「詳しく話せないなら最初から話さないでほしい、藤田からしても迷惑でしかないのでは」と大久保氏への苦言や批判も複数挙がった。 「藤田は戦力外通告が発表された4日、自身のブログに投稿しファンに戦力外となった旨を報告。この中で藤田は『球団からはチームに残る方向でのお話もいただいてましたが 僕自身、まだ現役でプレイすることへの思いが捨てきれず、その思いを汲んでもらってこのような形となりました』と、報道通りに球団の提案を固辞して現役続行をめざすことにしたと説明していますが、その理由については触れていませんでした。藤田がどのような事情を抱えているのかは不明ですが、仮に特別な事情があったとしても、それを匂わせるような発言をするのはどうなのかと大久保氏に憤っているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 藤田はこれまで横浜・DeNA(2005-2012)、楽天(2012-)で「1407試合・.268・24本・322打点・1019安打」という通算成績を残し、ベストナインを2回(2013-2014/二塁手部門)、ゴールデングラブを3回(2013-2014,2016/同)獲得した経験も持つ選手。実績を考えると他球団が獲得に動く可能性も十分にありそうだが、今後の動向にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg藤田一也の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/k-fujita6/
-
スポーツ 2021年10月04日 21時30分
戦力外の楽天・藤田、他球団移籍ならまだ活躍できる? 有力候補は阪神・日本ハムか、代名詞の守備以外にも好材料アリ
これまで横浜・DeNA(2005-2012)、楽天(2012-)でプレーし、昨季までに「1407試合・.268・24本・322打点・1019安打」という通算成績を残しているプロ17年目・39歳の藤田一也。4日、球団がその藤田に戦力外通告を行ったと複数メディアが報じた。 >>楽天・浅村のツバ吐き、手招き挑発にドン引き「自分から乱闘仕掛けるなよ」 死球直後の行動に批判、普段の態度から豹変したワケは<< 報道によると、石井一久監督兼GMは藤田を戦力外とした具体的な理由については触れなかったものの、「プレーヤー以外のポジションで球団に残っていただけるような打診をさせていただきました」と引退を決断した場合は球団内にポストを用意する旨を伝えたという。一方、藤田は球団側の打診に感謝しつつも、「野球選手としての大事な決断をするにあたり、現役へのこだわりも球団には理解していただいておりますので、しっかり考えていきたいと思います」と現役続行の可能性を含めて去就を熟考する考えを示唆したという。 2012年途中に楽天にトレード移籍してきた藤田は、翌2013年に「128試合・.275・1本・48打点・128安打」といった数字をマークしチームのリーグ優勝・日本一に貢献。その後も内野を複数守れるユーティリティプレイヤーとして長らく一軍を支えてきたが、今季は小深田大翔(26歳)、山崎剛(25歳)、渡邊佳明(24歳)といった若手内野手たちの台頭もあり3日終了時点で一軍未出場だった。 藤田の戦力外を受け、ネット上には惜別や労いの声が数多く寄せられている。一方、「ファームでの成績見たらまだ全然やれそうじゃないか?」、「楽天を出ていくならぜひ阪神に来て、選手たちに守備を叩き込んでほしい」、「守備でも代打でも使えそうだし、日本ハムはなんとか獲ってくれないだろうか」、他球団移籍を期待するコメントも複数挙がった。 「藤田は一軍ではここまで出場機会がないものの、二軍では『55試合・.292・2本・10打点』と3割近い打率をマークし守備でもノーエラーと攻守で好調。それでも一軍に呼ばれずじまいだった背景には、若手内野手を複数起用しながら世代交代を推し進めたいという首脳陣の思惑もあるとみられます。ただ、成績が極端に落ち込んでいるわけではないため、現役続行なら他球団からオファーをもらえる可能性も十分ではという意見は少なからず見られます。中でもチームの守備力に不安を抱えている阪神や日本ハムファンは、藤田を獲得の価値が大いにある魅力的な選手だと考えているようです」(野球ライター) 藤田はこれまでに通算1000本安打をクリアしている打力もさることながら、過去3度(2013,2014,2016)ゴールデングラブ賞を手にした守備力も持ち味のベテラン内野手。そのため、阪神、日本ハムファンを中心に、藤田のことをスタメン、代打、守備固めといった選手としての働きはもちろん、これまでの経験を生かしたコーチ的な役割も担えるとみる向きは少なくない。 阪神は3日終了時点でセ・リーグ2位と上位に位置しているが、チーム失策数がリーグ最多の80個と守備面に弱点を抱えている。このまま4年連続でリーグ最多失策チームとなることも濃厚な状況だが、守備面の経験・実績が共に豊富な藤田は中野拓夢(16個)、大山悠輔(10個)、糸原健斗(6個)といったエラーがかさんでいる内野手たちへの指導役として適任かもしれない。 日本ハムは阪神と同様に野村佑希(11個)、石井一成(8個)、渡邉諒(7個)ら若手内野手たちのエラーが目立っていることに加え、チーム代打打率がリーグワーストの「.116」と代打を担える選手も不足している、そのため、通算得点圏打率が「.282」と勝負強さも持ち味の藤田を獲得すれば、攻守の課題が一気に解決に向かう可能性もあり得るだろう。 40歳を迎える来季を前にプロ人生の岐路に立たされた藤田。他球団移籍を模索するのか、それとも楽天の一員としてユニフォームを脱ぐのかには今後も大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年06月06日 07時00分
既に2度当てられた選手も! 恐れられていた事態が現実に? プロ野球練習試合で死球禍が勃発したワケ
6月19日の開幕に向け、同月2日から各地で練習試合が行われている今シーズンのプロ野球。試合の多くはテレビやネットで生中継されており、開幕を待ちわびる多くのファンが熱心に観戦している。 練習試合で飛び出た選手のプレーを受け、ネット上には連日多くの反応が寄せられている。その多くは本塁打やタイムリー、奪三振といったプレーに対する反応だが、中には「練習試合での死球がちょっと多すぎないか?」、「こんな状態で開幕して大丈夫なんだろうか」といった死球への反応も少なくない。 2日から5日まで22試合が行われている練習試合の内訳を見ると、ここまでの試合で計17個の死球が記録されている。1試合平均で見ると「0.77個」となるが、これは昨シーズンのリーグ全体の1試合平均である「0.37個」に比べ2倍以上も多い数字となっている。 球団別に見ると、ここまで死球を与えていないチームは巨人だけで、その他のチームは相手チームに1~3個死球を与えている。また、選手別に見るとDeNA・平田真吾が全投手で唯一2個の死球(3日楽天戦、5日日本ハム戦)を出している一方、楽天・藤田一也が全打者の中でただ1人2回(3日DeNA戦、5日ロッテ戦)死球を受けている。 死球が続出する中で、当てられた打者が負傷交代や欠場を強いられたケースも複数起こっている。さらに、2日のソフトバンク対オリックスの試合では、ソフトバンク・松田宣浩の頭部に死球を当てたオリックス・鈴木優が危険球で退場処分を受けるというまさかの出来事もあった。 以上のように死球禍が続いている練習試合だが、その背景には投手の調整不足が関係しているとみられている。新型コロナウイルスの影響で2カ月ほど外出自粛期間が続いたことにより、各球団の選手は長らく自宅での調整を強いられた。ただ、自宅に広めの部屋があれば1人でも素振りなどのトレーニングができる打者に比べ、自宅に特別な設備やスタッフなどがいない限りキャッチボールやブルペンでの投げ込みなどができない投手は状態の落ち込みが激しいのではとの見方は強い。 実際、これまでの各種報道を見ると、「キャンプで一番最初に対外試合で投げる感覚と似ている」と語ったDeNA・今永昇太など複数の投手が状態を不安視している。また、開幕ローテ確実と言われた阪神・高橋遥人が、自粛期間による調整の遅れにより一転して開幕絶望となったこともファンに衝撃を与えた。投手が置かれた厳しい状況が、死球続出の要因となっている可能性は決して低くはないだろう。 6月19日の開幕が発表された5月25日時点で「調整期間をもう少し設けないと試合で死球や怪我が続出する」と危惧する声は一部あったが、その危惧が現実のものとなっている現状。練習試合は今後6月16日まで全49試合が予定されているが、この間に1人でも多くの投手が調子を戻してくれることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
DeNA、ファーム調整中の藤田がアガってきた! 優勝を知る不惑のベテランにかかる期待
2023年06月12日 17時50分
-
スポーツ
DeNA・藤田「横浜で優勝したい」 チーム最年長の大ベテランが奄美で若手にもたらすもの
2023年02月16日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・藤田「みんなで切磋琢磨して」 類まれなる求心力と横浜愛で導く頂点
2022年12月01日 18時45分
-
スポーツ
DeNA、“若返った”藤田がポストシーズンのキーマンへ! 日本一経験者へ高まる期待
2022年10月03日 17時30分
-
スポーツ
Welcome back“ハマの牛若丸"! DeNA・藤田、10年ぶり帰還のベテランが放つ存在感
2022年04月18日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・藤田、楽天時代の門下生らと自主トレで汗! “人格者”のずば抜けた求心力がチームを高みへ導く
2022年01月17日 18時30分
-
スポーツ
プレーだけじゃない! 古巣復帰の“TBS戦士"藤田がDeNAにもたらすもの「苦しい時期にアドバイスできたら」
2021年12月13日 18時30分
-
スポーツ
楽天・藤田の戦力外通告、裏事情に驚き「心臓がおかしくなりそう」 大久保氏が本人との電話内容を明かす、軽率な発言と批判も
2021年10月08日 20時35分
-
スポーツ
戦力外の楽天・藤田、他球団移籍ならまだ活躍できる? 有力候補は阪神・日本ハムか、代名詞の守備以外にも好材料アリ
2021年10月04日 21時30分
-
スポーツ
既に2度当てられた選手も! 恐れられていた事態が現実に? プロ野球練習試合で死球禍が勃発したワケ
2020年06月06日 07時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分