東克樹
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スポーツ 2023年07月03日 18時40分
中日・立浪監督、DeNA戦後に涌井批判も「悪いのは野手だろ」不満相次ぐ 東に無抵抗もお咎めナシ?
2日に行われ、中日が「2-3」で敗れたDeNA戦。先発を務めたプロ19年目・37歳の涌井秀章に対する立浪和義監督のコメントが物議を醸している。 涌井は両チーム無得点の2回裏2死一、二塁から山本祐大にタイムリー安打を浴び先制されると、続く3回裏にも2死二塁から牧秀悟のタイムリー安打で2失点目を喫する。その後4、5回は無失点に抑えたものの、打線が同点に追いついた直後の6回裏に1死三塁から楠本泰史に犠牲フライを打たれ勝ち越しを許すと、後続の柴田竜拓に四球を与えたところで降板となった。 試合後に取材に対応した立浪監督は、涌井は足がつったため途中降板になったと説明した上で「あそこで踏ん張ってもらえれば勝機はあったが、次の回に失点してしまった。柴田とか長打がない打者への四球はもったいない」とコメント。2回に楠本(今季1本塁打)、柴田(同0本)での連続四球から失点を喫したこと、同点直後に勝ち越しを許したことに苦言を呈したという。 >>清原和博氏、解説中にビシエドを嘲笑?「馬鹿にしてるのか」と批判、中日戦終盤の言動が物議<< 立浪監督のコメントを受け、ネット上には同調の声が上がったが、中には「いや、監督は文句言う相手が違う」、「悪いのは東に2戦連続でいいようにされた野手陣だろ」、「一発でしか点取れなかった打線そっちのけで何を言ってるんだ」といった批判も見られた。 「DeNAは2日の中日戦で東克樹を先発マウンドに送っていますが、中日にとって同投手は今季初対戦した4月30日の試合で『9回無失点・被安打4・四死球0』の完封勝利を許した相手。約2か月ぶりの再戦ではリベンジを果たしたいところでしたが、6回表に飛び出た石川昂弥の6号2ラン以外に得点がないまま、『7回2失点・被安打7・四死球0』で今季8勝目を献上する結果になりました。その打線について、試合後の立浪監督は『スイングの速さを含め、課題はあるんでしょうけど』とどこか他人事のようなコメントを残すにとどまったそうですが、同じ投手に2度もやられたことは厳しく追及するべきだと不満を抱いたファンは少なくなかったようです」(野球ライター) DeNA相手に接戦を落とした中日は、5位ヤクルトと0.5ゲーム差の最下位に転落。6月30日に復活していた自力優勝の可能性も再び消滅している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月03日 17時50分
DeNA・東「アズマオウにすればよかった…」 ポケモンコラボイベで勝ち星ゲットも、パートナー選びで激しく後悔?
引き分けを挟んで4連敗中と苦しい戦いをしいられていたベイスターズ。連敗ストッパーの期待を託され、2日のドラゴンズ戦で先発を任されたのは、ここまでチームトップの7勝をマークしている東克樹だった。 初回に絶大な信頼を寄せる捕手の山本祐大が自慢の強肩で盗塁を阻止。三浦大輔監督も「あれが大きかった」とうなったプレーから左腕もノッていき、猛暑の中、粘り強いドラゴンズ打線を翻弄した。結果7回を投げきり、被安打7、奪三振5、失点2とハイクオリティスタートを達成。ジャイアンツの戸郷翔征と並ぶハーラートップタイの8勝目を挙げるとともに、チームの連敗も止める快投を見せ、青く染まった横浜スタジアムのファンを歓喜させた。 金曜日からのこの3連戦は、株式会社ポケモン「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」開催を記念して、『ポケモンボールパーク ヨコハマ』として実施された。キャップにはピカチュウのしっぽがワンポイントであしらわれ、ヘルメットには大胆にピカチュウフェイスをデザイン。ビジョンに映し出される選手紹介でも、おのおのがお気に入りのポケモンを相棒にチョイスするなど、横浜スタジアムがポケモン一色に包まれていた。 東は「リアルなオタマジャクシは触れないけど、ニョロモだったら触れるかな。かわいいし」との理由で“おたまポケモン"を選択。 だが直後に「でも後悔しているんです。“アズマオウ"にすればよかったなぁ」と告白すると、報道陣から一斉に「あ〜〜〜」と声が漏れ「こうなるじゃないですか!そこがねぇ」とガッカリ。気づいたときは「試合中」だったと明かし、完全に時すでに遅し状態だった。 ただヒーローになったことで「昨日もしかしたらもらえるかもって話をしていて、絶対もらって帰ってきてねと言われていたので、本当にゲットできてうれしいです」と大きなピカチュウのぬいぐるみをゲットした。「胸張って堂々と帰れますね。マスターボールで捕まえたんだと!」。最愛の娘との約束を果たし、満面の笑みを浮かべた。 球場でクルマに乗り込む際もピカチュウを大事そうに抱え「本当にうれしい〜!」と目尻を下げた東克樹。チームでも家庭でも、本当に頼りになる存在だ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年03月13日 18時30分
DeNA・東、今年こそ完全復活を! 球速アップの左腕がめざす開幕ローテーションの座
左肘内側靭帯損傷のため2020年2月20日にトミー・ジョン手術を受け、厳しいリハビリを経て翌年、3試合登板を果たした東克樹。昨年は開幕投手に抜てきされるなど、完全復活に大きな期待がかかっていたが、1勝6敗と不本意なシーズンとなってしまった。 今シーズンは横浜スタジアムで行われた3月5日のライオンズ戦で先発登板すると、初回からキレッキレのストレートを中心に打者を翻弄。4回を投げ失点は1ながら自責は0で、被安打2、奪三振4、わずか49球で役目を果たし、三浦大輔監督も「ストレートの力も昨年と比べても良くなっている」と高評価を与えていた。 1週間後の3月12日にも同じ横浜でドラゴンズ相手に先発。しかし今回はそのストレートにキレがなく、コントロールもアバウトと明らかによくなく、初回から5失点と乱調。2回にも満塁のピンチを迎え、3回には大島洋平に技ありタイムリーを浴びるなど流れも悪く、5回97球、被安打9、与四球4、自責点6と散々な内容になってしまった。本人も「立ち上がり制球が定まらないなか、甘く入った力のないストレートを弾かれてしまったことが反省点です。3回以降修正できたものの課題が明確に見えた投球内容でした。リズムを作ることができず、野手の方には申し訳ないです」とうなだれた。 2試合では全く正反対の内容となってしまったが、初戦で見せたピッチングは2018年に新人王を獲得したときと同様のスタイルで、走るストレートを中心にチェンジアップ、スライダーと効果的に配球されていた。昨年は「キレで勝負」と公言しており球速も出ていなかったが、今シーズンは140キロ後半もマークと明らかに力強さが戻ってきたことは好材料。東がローテーションの一角に食い込んでくれれば、他球団もうらやむ今永昇太、石田健大、濱口遥大らとの左腕カルテットローテーション形成が可能となるだけに、今年こそ完全復活が望まれる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年05月16日 18時30分
DeNA、“開幕投手”東も登録抹消 コロナ・けが・不調の三重苦での借金7をどうみるか
最下位に沈むタイガース相手に、満員のホームゲームで連日の大敗を喫したベイスターズ。借金は今シーズン最多の7まで膨らみ、下を見れば2.5ゲーム差と厳しい現状が浮き彫りとなっている。 日曜日のゲームでは、未だ勝ち星のない開幕投手・東克樹をマウンドへ送ったが3回4失点と結果が出せず「毎回走者を背負っての投球でコントロールも甘く、東らしさは出せなかった」と分析した三浦大輔監督は、試合後すぐに登録抹消を決意した。 開幕時のローテーションは、東克樹、大貫晋一、坂本裕哉、フェルナンド・ロメロ、濱口遥大、石田健大の6人で形成。しかし濱口と石田はコロナの影響で戦線離脱し、オープン戦好調だった坂本は雨とコロナで2回登板が流れ、その後は不慣れな中5日での登板も影響し、現在ファームで調整中。そして東の抹消によりローテーションはすっかり様変わりすることとなった。 それでも大貫は5連続クオリティスタートと“エース”の働きで、上茶谷大河は直近の試合以外は安定感を発揮。復帰した今永昇太と、ファームで調整中の濱口、石田の合流も迫ってきている。雨天中止や比較的ゆとりのある日程も味方し、ローテーション崩壊とまではならなかったことは不幸中の幸い。また三嶋一輝はファームで調整中だが、復活の田中健二朗、覚醒した伊勢大夢、入江大生や宮國椋丞、平田真吾などのブルペン陣の奮闘も見逃せないポイントだ。 攻撃面では右肘手術でタイラー・オースティンは開幕から不在。キャプテン・佐野恵太、ネフタリ・ソト、宮崎敏郎がけがと昨年の主軸が、入れ代わり立ち代わりとなる苦しい陣容。コロナで大量の離脱は野手陣でもあり、昨年しっかりと1番センターの座をつかんだ桑原将志は不調、経験豊富なキャッチャー・伊藤光もけがでファーム調整中など踏んだり蹴ったりの現状。 しかし牧秀悟は不動の4番ですっかりチームの顔となり、楠本泰史の躍進、戸柱恭孝、嶺井博希は攻守で存在感を見せ、ベテラン大和もほぼショートスタメンで踏ん張っている。代打の切り札として機能している藤田一也の存在も心強い。 昨年はコロナの影響とビザの関係で、オースティン、ソトの両外国人の不在だけで最下位独走となってしまったことを鑑みると、チーム力の底上げはできているとみる。まずは連敗を止め、借金を増やすことなく我慢できさえすれば、“反撃”のときは必ずやってくる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年07月26日 17時30分
DeNA、今永・エスコバーらが二軍戦に集結! オリンピックブレイク中の横須賀スタジアムにファン熱狂
オリンピック期間におけるプロ野球中断に伴い、ベイスターズのファームでのゲームに一軍のスタープレーヤーが集結。併せて怪我のため調整中のピッチャーも次々と登板し、真夏の横須賀スタジアムはさらに熱気が高まった。 先週金曜日は先発・今永昇太に始まり、大貫晋一、エドウィン・エスコバー、ケビン・シャッケルフォード、三上朋也、平田真吾、砂田毅樹と一軍でバリバリのピッチャーたちの超豪華リレーで快勝。この日まで7連敗中だったチームの勝利に貢献し、満員札止めとなったスカスタを大いに沸かせた。 2戦目は左肘内側靭帯損傷のため2020年2月20日にトミー・ジョン手術を受け、昨シーズンはリハビリに費やした東克樹が、11日に続き2戦目の先発登板。復帰後の取材でも「登板後も痛みが出ることもなく、無事に今日まで来ています。次の日も症状が出ることもなく、次に向かって進めているので、僕としてはすごい心の嫌な部分がなかった。練習にもポジティブに考えながらできているので、すごいすがすがしい気持ちです」と明るい表情で語っていた東。この日は3回を35球、被安打2、奪三振3で無失点と堂々のピッチング。復帰登板で「ストレートでファールしか取れなかった。やはり空振りを取れるような真っすぐを取り戻す必要があるなと思いました」と口にしていたが、この日は初回の1球目から実績十分の大田泰示からストレートで空振りを奪い、2回も強打のキャッチャー・宇佐見真吾をストレートで空振り三振に切って取るなど、課題をつぶしてみせた。今後は「1イニングずつ増やしていく形で、最終的には100球を目安に投げて、1カ月ローテーションを守れたら、もういつ上に呼ばれてもいい状態という流れ」に沿って、順調に階段を上っていってくれそうだ。 3戦目は6月25日の登板で左脇腹に違和感を訴え登録を抹消されていた、今シーズンの開幕投手・濱口遥大が復帰登板。この日川村丈夫ピッチングコーチが「本人は何も問題はない」と明かしていた通り、4回をわずか1安打、無四球、56球の濱口らしからぬ省エネピッチングを披露し、後半戦へ向けスタンバイOKを印象付けた。 一軍で活躍してきた選手に調整中の選手。オールスター休みから異例のオリンピックブレイク中をうまく活用し、後半戦の反撃に向けて牙を研ぐ。 取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年07月12日 17時30分
DeNA・東が実戦復帰で2回4Kピッチング!「ついにこの日を迎えることが出来ました」2018年新人王が復活への第一歩
左肘内側靭帯損傷のため2020年2月20日にトミー・ジョン手術を受け、昨シーズンはリハビリに費やした東克樹が11日、平塚球場で行われたファーム・マリーンズ戦で待望の復帰マウンドを踏んだ。 鮮やかなエメラルドグリーンのグラブを手にし、あごひげをたくわえたニュースタイルで、先発として2019年8月23日のジャイアンツ戦以来のマウンドに立った東。初回は2番に入っていた鳥谷敬からスライダーで見逃し三振を奪うなど1安打ピッチングで上々の立ち上がり。2回には右左関係なく伝家の宝刀・チェンジアップを低めに落とし、圧巻の三者連続の空振り三振に切って取った。ストレートはMAX146キロをマークし、平塚に集まった熱心なベイスターズファンから声援代わりの大きな拍手でたたえられた。 リハビリに明け暮れた昨年1年間。年末の契約更改では「野球を見るのがツラい」との感情も芽生えたと明かしていた。さらに「術後4カ月後の6月20日に、初めて5メートル先の壁にビビりながらボールを当てる」ことから始めた際は「投げられるようになるのか」と半信半疑にもなった。 しかし「10月後半にはブルペンで立ち投げ、12月中旬にはキャッチャーを座らせて投げる」とのプランに沿って調整を続けると、4月下旬にキャッチャーを座らせてブルペン入りし、数日後には変化球も交えてピッチング。5月上旬にはバッター相手に投げることができるようになったとTwitterで報告。当初のプランからは多少遅れたが「開幕一軍に合わせて無理するのではなく、確実に戦力になれるように焦らずしっかりとやっていきたい」との目標に沿って調整し、この日の好投につなげた。 復帰に関して「688日ぶりに実戦復帰しました!トミージョン手術から、約1年5ヶ月!長く先の見えないリハビリで、一喜一憂、一進一退を繰り返しながら、ついにこの日を迎えることが出来ました。野球ができる喜びを忘れずに頑張っていきたいと思います!」とファンにも報告し、ネット上には喜びのリアクションがあふれていた。 同じくトミー・ジョン手術を受けた田中健二朗も支配下契約を勝ち取った。苦難を乗り越えさらに強さを増した彼らが、一軍の舞台で躍動する日が待ち遠しい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月13日 17時30分
DeNA、東克樹がトミー・ジョン手術を決断! 松坂・ダルビッシュら多くの大投手が受けた手術で完全復活を
3年目となる東克樹が左肘靭帯損傷のため、トミー・ジョン手術を受けることを決断した。2018年のルーキーイヤーは11勝を挙げ、文句なしの新人王に輝いた左腕だが、そのオフに左肘違和感を発症。昨シーズンもなかなかコンディションは上がらず4勝2敗、わずか7試合登板に終わった。契約更改の際には、肘について「問題なく万全です」と語っており、「下半身強化を重点に、勢いのある真っすぐが戻るようにしたい」とし、オフにはフォームの見直しにも着手。自主トレでは、笑顔で「(苦手の)阪神戦に勝てる投手に」と語るなど、復活に手応えを感じていたところでの再発は、本人も周囲もショックな出来事となってしまった。 しかし、以前は悲観的に捉えられていたトミー・ジョン手術だが、近年は松坂大輔や、同じ松坂世代の和田毅、藤川球児らは未だに現役。メジャーで活躍するダルビッシュ有も手術から復活、大谷翔平も2018年に執刀し、今シーズンの5月にはピッチャーとして復帰が濃厚と言われている。このように完全復活するプレーヤーは多く存在し、日本では保険適用となるほどのメジャーな手術となっている。 もちろん、復帰までには過酷なリハビリが必要となり、一般的には1年半程度の期間が必要になると言われている。ベイスターズでも、昨年8月にトミー・ジョン手術を受けた田中健二朗も、現在リハビリに取り組み、ちょうど術後1年程度の夏場に実戦復帰を見据えている。同じ左腕の先輩が経験していることも、東には参考になるであろう。また、同手術の経験者である藤井秀悟が、今シーズンからバッティングピッチャー兼広報としてベイスターズに復帰。トレーナーの他にも、アドバイスを貰える環境も整っている点は追い風となると言える。 復帰後には球速が上がる症例も見られるトミー・ ジョン手術。今シーズンは東のピッチングは見られないが、来シーズンにはリニューアルし、一層パワーアップした姿をマウンドで魅せてくれることに期待したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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