宇宙
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ミステリー 2022年01月22日 23時00分
直径1キロの小惑星 19日に地球最接近 衝突の可能性を含む地球近傍天体(NEO)とは
アメリカ航空宇宙局(NASA)は11日、直径1000メートルの小惑星が日本時間19日午前6時51分に地球に最接近すると発表した。 >>世界中に拡大するトンデモ説「地球平面論」を信じる人々<< 問題の小惑星は、1994年に発見された「7482」。小惑星7482(1994 PC1)は何度か地球に接近しているが、今回は地球からおよそ200万キロの距離を通過するとみられている。地球と月の距離よりも5倍以上離れてはいるのだが、それでも宇宙に視線を向けるとかなり近くを通過することになる。幸いにも地球と衝突する可能性は低いとのことだ。 小惑星7482のような天体は地球近傍天体(NEO)と呼ばれ、地球から約4800万キロ以内にある軌道を持つ小惑星や彗星をさす。NASAをはじめとする世界の宇宙機関は、地球近傍天体の脅威を察知し、重大な被害をもたらす可能性のある天体の検出に注力している。 例えばNEO研究センター(CNEOS)は、NASAの惑星防衛調整局を支援するために、NEOの軌道を追跡しモデル化した。また、NASAはより直接的に小惑星防衛プログラムに取り組んでいる。今年9月には、NASAの宇宙船が小惑星に接近して意図的に人工衛星を衝突させ、宇宙での動きを変える大規模な実験が予定されている。 このミッションはDARTミッション(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト・ミッション=Double Asteroid Redirection Test Mission)と呼ばれ、宇宙船を小惑星に衝突させることで衝突コースから外せるかをテストするものだ。こちらは地球近傍小惑星Didymosの周りを回る小さな衛星、Dimorphosを狙う予定とのこと。 地球に接近する可能性のある小惑星などを検出する際に問題となるのが地軸運動だ。現在の地球近傍天体の検出システムは、地球の東方向への自転により、空を西に進む最も一般的な経路の天体を探すようにプログラムされている。 しかし、進みが非常に遅い小惑星が東から西に向かって接近してきた場合、プログラムには静止しているように見えてしまい、発見が遅れる可能性があるというのだ。研究者らは今後も地球に最接近する可能性のある天体の探索と発見、対処について研究を重ねる予定とのことだ。 なお、最接近するとはいえ小惑星7482を肉眼で見つけられる可能性は低いとのこと。しかし海外のサイト「EarthSky.com」によると、小さな望遠鏡を用いれば見つけることができるそうだ。日本からは難しいかもしれないが、海外からであれば確認することも可能なようだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事「潜在的に危険」直径1kmの小惑星 18日に地球最接近(テレ朝news)よりhttps://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000241288.html
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ミステリー 2022年01月02日 23時00分
NASA、地球外生命体との遭遇に備えるために神父を雇用
NASAのスタッフに神父がいると知ったら驚くだろうか? 神父であり、神学者であり、科学者であるアンドリュー・デイヴィソン牧師は、その専門知識だけでなく驚くべき理由でNASAに勤めている。宇宙飛行士のためではなく、なんと宇宙人との遭遇に備えるためだというのだ。 >>UFOが核ミサイルシステムを無効化した!?退役軍人が告白<< ケンブリッジ大学の略歴を見ると、デイヴィソン牧師はオックスフォード大学で生化学と生物物理学を含む化学の学士号と生化学の博士号を、ケンブリッジ大学で神学と宗教学の学士号、神学の博士号をそれぞれ取得。2014年からケンブリッジ大学神学・自然科学部准教授に就いている。 デイヴィソン博士は神学、科学、哲学に関わる場所で仕事をしている。彼の最近の仕事は、宇宙生物学、生物学における種間協力(または相互主義)、拡張進化合成だ。2016〜17年度、彼はニュージャージー州プリンストンにある神学探究センターのフェローとして、宇宙の他の場所に存在する生命の人間社会と、自己理解への影響を検討するNASA後援のプログラムに参加している。また彼は最近の著作でキリスト教信仰の主要な側面における「外来生物学」の意義に言及しており、この視点がNASAに勤務することにつながったとみられている。 この書籍では、様々な宗教の人々が、他の惑星に生命が発見された場合、特にそれが地球上の生命と類似している場合、どのように反応するか意見が分かれることを指摘している。また、無宗教の人々は、以前にも宇宙科学と宗教と政府資金が交じることに異論を唱えていた。 教授であり牧師でもあるデイヴィソン氏が、いずれ宗教関係者との混乱を解消するために活躍する日がくるのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事NASA Hires British Priest to Help Prepare to Meet Extraterrestrials(mysteriousuniverse)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/12/nasa-hires-british-priest-to-help-prepare-to-meet-extraterrestrials/
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社会 2021年12月25日 07時00分
宇宙旅行に100億円の前澤友作氏、なぜ大金持ち? 気になる収入源は
実業家の前澤友作氏が12月20日に12日間の宇宙旅行を終え、地球へ帰還した。前澤氏はカメラマンの男性と2人で、民間人としてロシアの宇宙船ソユーズに乗船。国際宇宙ステーションに滞在した。旅行にかかった費用は約100億円とも言われている。 >>ホリエモン「自分の知名度を上げたいんでしょ」ひろゆきをバッサリ? 前澤氏との「お金贈り」バトルが波紋<< 前澤氏の総資産額は約2000億円強と言われる。途方もない金額と言えるが、なぜ前澤氏はそれほど金を持っているのだろうか。 前澤氏は実業家のほか、YouTuberやミュージシャンなど様々な顔を持つ。ただ、これらの活動の収入は、たかが知れているだろう。前澤氏の最も大きな収入源は、株を中心とするものだ。 前澤氏が手がけてきた事業と言えば、ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN」がよく知られている。2019年に「ZOZOTOWN」はヤフーに約4000億円で買収され、約30%の株を売却したことで約2500億円を手にしたと言われる。さらに、前澤氏は現在も株式会社ZOZOのファウンダー(役員)を務めており、役員報酬を受け取っている。 事業を立ち上げ、大手企業へ売却することで利益を得るほか、役員となり報酬を受け取る動きは、ITベンチャーの世界ではよく行われている。前澤氏の場合その規模が桁違いだと言えるだろう。 さらに、前澤氏は投資家としての顔も持つ。アパレル業界では大手のアダストリア、ユナイテッドアローズでともに第2位の株主となっているため、株主配当は相当な金額に上る。 このほか、前澤氏は現代アートのコレクターでもある。こちらも購入と売却を行うことで、「投資対象としての現代アート作品」といった潮流も生み出した。2019年にはアンディー・ウォーホルの作品が、予想落札額の2倍以上の約567万米ドル(約6億2千万円・レートは当時)で落札されている。 ただ、前澤氏は投資で大儲けしているだけではない。2020年9月には「このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失を出してしまったことをここに報告します」とツイートしている。 それでも金を貯め込まず、資産運用を積極的に行う攻めた姿勢が新たな金を生み出していると言える。頻繁に行っている「お金配り」プロジェクトも話題性を集め、自身の事業やブランドの価値を高めることで、より大きなお金のリターンへ繋がる行為と言えるかもしれない。 前澤氏の資産がどこまで増えるのかは、気になるところだ。記事内の引用について前澤友作氏のツイッターより https://twitter.com/yousuck2020/
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社会 2021年12月09日 12時40分
玉川徹氏、前澤友作氏に「金持ちの道楽見せられても…」宇宙旅行への発言が物議「ひねくれすぎ」
9日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、実業家の前澤友作氏の宇宙旅行に対しコメントしたものの、視聴者から苦言を集めている。 >>羽鳥アナ「玉川さんも悩んでる」「お休みとって」玉川徹氏の様子がおかしく心配の声?<< 日本時間の8日、カザフスタンで打ち上げられたロシアの宇宙船で宇宙へ飛び立った前澤友作氏。打ち上げから約6時間後にはISSにドッキングし、現在、前澤氏は民間の日本人としては初めてISSに滞在している。 番組では、冒頭でこの話題を報道。しかし、出演者から「宇宙旅行したら何をしたいですか?」と話を振られた玉川氏は、「水を差して申し訳ないですけど、私、閉所恐怖症なんで、全く興味ないんです」とバッサリ。「僕は自分が興味ないってこともあって申し訳ないんだけど、金持ちの道楽見せられてもな、って感じですけどね。正直言うと」と苦笑いしていた。 また、玉川氏は以前、宇宙飛行士の実話を基にした映画『ライトスタッフ』を視聴したことがあると告白。「本当にそういう資質を持っている人でしかなしえなかった偉業っていう、そういう映画なんで」と明かしつつ、「そういうのを見ていると、まあ、時代は変わったなっていう感じ」と、民間人が宇宙に飛び立ったことに対しての感慨深さを明かしていた。 しかし、前澤氏の宇宙旅行を「金持ちの道楽」と評したことに対し、ネット上からは「金使えば行けるようになったことがすごいのでは?」「ひねくれすぎ」「ただの逆張り」「自分で稼いだお金で夢を叶えるって相当すごいよ」「十分な訓練もしたし、ただの道楽ではない」という苦言が集まっていた。 「興味がない」と切り捨てた玉川氏に、多くの視聴者が違和感を抱いたようだ。
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ミステリー 2021年09月18日 23時00分
スペースX社の新たなミッションと民間人による宇宙旅行の可能性
2021年9月15日、次の宇宙旅行者たちがSpaceX社のロケットに乗って出発する予定だ。起業家のジャレッド・アイザックマン氏が企画し、資金を提供するInspiration4ミッションは「軌道上での初の民間人によるミッション」とうたい、新しいタイプの宇宙旅行を象徴している。 ここ数カ月の間に、リチャード・ブランソン氏やジェフ・ベゾス氏といった富豪が短時間のサブオービタル(準軌道)旅行をし、その様子が世界中に配信された。現在では費用もかかるため、なかなかハードルの高い宇宙旅行だが、専門家によればSpaceX社をはじめとする企業は将来的に一般市民が参加できる点を重視しているそうだ。 >>本物の宇宙人尋問動画?謎の宇宙人「スキニー・ボブ」とは<< Inspiration4ミッションと今年の初めに行われたフライトとの最大の違いは、目的地だ。ブルーオリジン社とヴァージン・ギャラクティック社は、乗客をサブオービタル(準軌道)に乗せて打ち上げ、宇宙に到達する程度の高さまで上昇した後、数分後に地上に戻るという形式をとっている。しかし、スペースX社のファルコン9ロケットとドラゴン宇宙船は、Inspiration4の乗組員を軌道に乗せ、3日間地球を周回させるのに十分なパワーを持っているという。 また、今回の乗組員には多様な人々が参加しており、その一人であるシアン・プロクター氏は、アイザックマン氏が運営するオンライン決済会社を利用している人々の間で開かれたコンテストで優勝した人物だ。このミッションには「セント・ジュード小児研究病院の認知度を高め、募金を呼び掛ける」という目的があり、残る2人は小児がんを克服した人物など、チャリティに関係の深い人物だ。 彼ら4人の搭乗者はいずれも宇宙飛行士としての正式な訓練を受けていないため、今回の飛行は初の「民間人による宇宙ミッション」と呼ばれている。ロケットもクルーカプセルも完全に自動化されており、打ち上げや着陸の際に搭乗者が操作する必要はないが、それでもメンバーは、サブオービタルフライトに参加した他の人々よりもはるかに多くのトレーニングを受ける必要があった。半年足らずの間に、乗組員たちは何時間ものシミュレーター訓練を受け、ジェット機の操縦を学び、打ち上げ時の重力に備えるために遠心分離機にもかけられたそうだ。 アマチュア宇宙飛行士のクルーを軌道に乗せることは、宇宙旅行の発展にとって重要なステップである、と専門家は語る。しかし、一般の人々が宇宙に行くためには克服すべき重大な障壁がある。 一つは高額な費用だ。今回のミッションに参加するアイザックマン氏は億万長者であり、旅の資金として推定2億ドルを支払っている。また、宇宙旅行に参加するためには長期にわたって専用の訓練を受ける必要もある。それに加え、訓練を受けていない一般人であれ、経験豊富なプロの宇宙飛行士であれ、人を宇宙に送り出す危険性を完全に取り除くことはできない。 しかし、これらの制限があっても、実証実験を重ねることで最終的には宇宙旅行は我々の手に届くものになるだろう、と専門家は語っている。事実、SpaceX社は今後数カ月の間に、いくつかの観光ミッションを計画しており、その中には国際宇宙ステーションへの立ち寄りも含まれている。いつかは豪華な海外旅行の延長に宇宙旅行という選択肢が出てくるのかもしれない。(山口敏太郎)関連記事SpaceX Inspiration4 mission will send 4 people with minimal training into orbit – and bring space tourism closer to reality(the conversation)よりhttps://theconversation.com/spacex-inspiration4-mission-will-send-4-people-with-minimal-training-into-orbit-and-bring-space-tourism-closer-to-reality-167611SpaceX is about to send civilians into space(nexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/350500/spacex-is-about-to-send-civilians-into-space
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ミステリー 2021年08月22日 23時00分
アメリカ宇宙軍、UFOの追跡調査の引き継ぎに慎重な姿勢
2019年12月20日、アメリカは陸軍、海軍、空軍に続く第6の軍隊として宇宙軍を創設した。主な任務は各種衛星の防衛など国益にとって重要な宇宙空間での諸活動とのことだが、やはり気になってしまうのが「UFOに関する任務は行われるのか」という点だろう。 2017年、アメリカの空母ニミッツがUFOらしき物体を捉えた映像が世界に流出、米海軍はこの物体を「UAP(未確認空中現象)」と公式に認定した。そして現在、海軍がタスクフォースに従ってUFOの研究を主導しているのだが、アメリカ国防総省は海軍よりも宇宙軍の方がUFOの情報収集を目的としたより強力な取り組みを監督するのに適しており、また若者の間で世間を魅了しているテーマと関連付けることで、採用を促進できると考えているようだ。 >>ハーバード大学主導で宇宙に存在するエイリアンの技術を探索するプロジェクトが始動<< この計画について、元情報機関職員は宇宙軍が他の軍に比べて地理面で広い範囲を担当していることや、米宇宙司令部を通じて全世界、さらには銀河系の監視技術を利用できることなどを理由に「完璧に理にかなっている」と述べている。 実際、国防総省と国家情報長官の両方に報告する、極秘の「宇宙安全保障・防衛プログラム」が既に検討されている。このプログラムは潜在的な宇宙の脅威を評価する幅広い権限を持ち、新しい収集能力を開発するための契約を結ぶ権限も持つ。他にも、外国の兵器システムを研究し、UFOの目撃情報を調査してきた国防情報局や、国の空域を守る責任を負うコロラド州の北米航空宇宙防衛司令部などがUFO問題の監督に大きな役割を果たす候補となっている。 一方で、元政府関係者や宇宙軍に在籍する人々からは「UFOに関する任務の引き継ぎ」について慎重な声が上がっているという。そもそも設立が発表されてから、宇宙軍は様々なSF作品などをもとにしたジョークの対象となってきた。さらにUFOに関する任務が加われば、そのジョークに正当さを足してしまうのではないかというのだ。 今年6月に国家情報長官が議会に提出した報告書では、144件のUFO目撃情報のうち1件を除いて全て説明がつかないものであると結論され、その中には高度な特性を持つと思われる18件も含まれていた。この件について、報告書では「我々は現在、事件を説明できるだけの十分な情報を持っていない」と記載されている。また、未確認飛行物体についても「明らかに飛行安全上の問題があり、米国の国家安全保障上の課題となる可能性がある」と結論づけられている。 UFOは立派な国家安全保障の問題なのだが、一般に広まってしまったイメージからの脱却は難しいようだ。ペンタゴンの元情報機関幹部で、議会スタッフとして軍に助言してきたクリス・メロン氏は、より恒久的な取り組みを主導することになった場合、政府内の数多くの軍、情報機関、法執行機関に加えて、学術界、科学界、一般市民と緊密に協力する姿勢が必要だと述べている。(山口敏太郎)参考記事'They want people to take them seriously': Space Force wary of taking over UFO mission(politico)よりhttps://www.politico.com/news/2021/08/09/space-force-ufo-military-mission-502843
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ミステリー 2021年04月11日 23時00分
地球から宇宙へ送られたメッセージは本当に届いているのか?
日々、世界中でUFOを目撃した、撮影に成功したという証言が出ている。中には宇宙人にさらわれたと主張する人もいるが、広い宇宙には本当に知的生命体が存在しているのだろうか。まさか本当に空飛ぶ円盤に乗って地球まで来ているかどうかは別としても、宇宙には無数の天体が存在しているので、地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低確率ではあるが存在するはずだ。 そういった考えから考案されたプロジェクトが地球外知的生命体探査(Search for extraterrestrial intelligence、略称SETI)だ。電波望遠鏡で宇宙から受信した電波を解析して人工的な信号を探すというもので、逆に地球の側から宇宙人に向けて電波を送る「アクティブSETI」という試みも行われている。 しかし、文字通り暗中模索の状態と言える状況が続いている。太陽系から遠く離れた別の星系にメッセージを送るには、その距離を考えると数千年(あるいはそれ以上)かかるだろうし、星間通信には明らかに遅すぎる通常の無線信号を、知的な宇宙人が捉えて聞いているという保証もない。 しかし、それでも人類はコンタクトを取ろうとしてきた。1962年、ソ連の科学者が金星に向けて基本的な挨拶(「Mir, Lenin, SSR」)を送信したのが、宇宙人とのコミュニケーションを試みた最初の事例だ。 こちらは太陽系内であったが、太陽系外の星に向けて初めてメッセージが送られたのは、1974年の「アレシボ・メッセージ」が初となる。フランク・ドレイク、カール・セーガンをはじめとする科学者や天文学者たちが、プエルトリコのアレシボ天文台を利用して、2万5000光年離れた星団に向けてメッセージを送ったのだ。このメッセージを読み解くと、人間の姿やDNAの二重らせん、炭素原子のモデル、望遠鏡の絵などが出てくるというものであった。 >>人面岩、ドレスを着た女性……火星に存在する奇妙な「人工物」の真相<< このメッセージを誰かが受け取る可能性は、控えめに言っても低い。メッセージがターゲットに到達するまでに単純計算して2万5000年かかることを考えると、それまでにターゲットが移動している可能性が高いからだ。 心理学者のダグラス・ヴァコック氏は「アレシボ・メッセージは、数学と科学の言語で、人間としての我々のスナップショットを与えようとした」と述べている。 それ以後も宇宙にメッセージを送る試みは何度も行われてきたが、今日に至るまで、私たちはまだ応答を受け取っていないーーー少なくとも、私たちが検出して解読することができたものは今のところ存在していない。 現状、電波によるメッセージは光の速度に制限されているため、星の反対側にいる他の生物とコミュニケーションをとるための手段にはなり得ないのかもしれない。だが、それでもいつか遠く離れた宇宙のどこかにいる「お隣さん」に会うために、科学者たちは研究を続けているのだ。(山口敏太郎)関連記事What radio messages have we sent to aliens ?(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/344927/what-radio-messages-have-we-sent-to-aliens
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社会 2020年06月15日 07時00分
レーザーを用いた宇宙ゴミ除去事業にスカパーJSATが参入 2026年のサービス提供目指す
スカパーJSATが11日、理化学研究所、JAXA、名古屋大学、九州大学と連携し、世界初となる、レーザーを使う方式によるスペースデブリ(不用衛星等の宇宙ごみ)を除去する衛星の設計・開発に着手することを発表した。 この日、行われたオンライン発表会には、スカパーJSAT株式会社の米倉英一社長、スカパーJSAT株式会社デブリ除去プロジェクトのプロジェクトリーダー福島忠徳氏ほか、理化学研究所衛星姿勢軌道制御用レーザー開発研究チームの津野克彦氏、JAXA研究開発部門システム技術ユニット長の岩田隆敬氏、名古屋大学大学院工学研究科教授の佐宗章弘氏、九州大学大学院工学研究院教授の花田俊也氏、一般社団法人SPACETIDE共同創業者兼代表理事の石田真康氏が出演。プロジェクトの説明などを行った。 >>全ての画像を見る<< スペースデブリは近年、加速度的に増え続けており、人工衛星に衝突するなどして、衛星に大きなダメージを引き起こす可能性などが危惧されている。スカパーJSATは、1989年に日本の民間企業初の通信衛星JCSAT-1号を打ち上げ、30年以上にわたり衛星通信サービスの提供を国内外に行ってきた経緯から、レーザー方式を採用したスペースデブリ除去事業に参入する。サービス提供の開始は2026年を目指しているという。 福島氏は「デブリ問題はスケールの大きな問題。ここにいるエキスパートの方達と連携してプロジェクトを進められることがすごく嬉しい。みなさんが過去研究していたものが結びつき、それを統括してまとめて次のサービスを生み出せる。社会的意義の高いデブリ除去をぜひ実現させていきたい」とコメント。 津野氏も「チームとして信頼性の高い、量産できるようないいレーザーを開発していきたい」と意気込みを述べ、佐宗氏も「世界で初めて実現するこのプロジェクトにプレイヤーとして参加し、自分のこれまでの研究を生かせることにワクワクしています」とコメント。「成功させて日本を元気にしたい」と意気込んでいた。(取材・文:名鹿祥史)
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ミステリー 2020年03月28日 23時00分
新型コロナウイルスは宇宙からやってきた!?今流れている驚きの噂とパンスペルミア説
現在世界を席巻している新型コロナウイルス感染症。世界中が感染拡大阻止のために動いているが、あまりに発生が突発的だったこと、その後の急激な流行拡大から「新型コロナウイルスは人工ウイルスだった」という噂が出てきた。そしてさらには「新型コロナウイルスは宇宙からやってきた」という説まで登場したのである。 この説はバッキンガム天体生物学センターのチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授によって提唱された説をもとにしている。インフルエンザウイルス等の複数の病原体は宇宙から地球に飛来し、大気の対流によって世界中を回る、そして地上に降り注ぐことで、局地的な流行が発生するという説だ。 過去に起きた新型インフルエンザが大流行した事例で、大都会と人の行き来が少ない奥地で同時に流行したというケースがあり、この時に空気の動きを調べたところ、インフルエンザ感染者数のデータと合致した…というものだ。 また、地球の生命の起源に関する仮説で「パンスペルミア説」というものがある。曰く「原始的な生命体、ウイルスや微生物などは宇宙に広く存在しており、それが地球に到達したことで生命が発生する」というもの。あくまで仮説にすぎないが、火星からも生命の痕跡が発見されたり、過去に宇宙から飛来した隕石からバクテリアの化石らしきものが発見されたこと。また地球に生息している微生物のクマムシは真空中など過酷な環境で生き延びることが可能なのだが、そのDNAを解析したところ、17.5%にも相当する大量の外来DNAが発見されたという報告もあった。 これらから考えると、「新型ウイルスは宇宙からやってきた」という説も正しいように思えてしまうが、証拠が見つからないことなどから仮設の域を出ることはない。 ちなみに「新型ウイルス宇宙飛来説」は今回のCovid-19より前のSARSの際にも唱えられ、さらには医学専門誌の「The Lancet(ランセット)」にも掲載されたことがあった。しかし、現在ではSARSの原因となったウイルスはハクビシンやタヌキなどの野生動物が発生源であることが確認されていることもあって、現在では否定されている。(山口敏太郎)
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