オウム真理教
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社会 2022年11月26日 07時00分
政界進出目論んだ宗教、オウム真理教過激化のきっかけは選挙出馬で惨敗?
旧統一教会と自民党の関わりが連日ニュースを騒がせており、宗教の政治への食い込みがクローズアップされている。旧統一教会は、主に自民党の候補者を支援することで下支えし、取り込みを図ったと言える。 こうした間接的なケースではなく、かつては直接政治への進出を目論んだ宗教団体が存在する。それがオウム真理教だ。 >>鈴木エイト氏、旧統一教会が二世元信者会見を妨害した裏事情を暴露 ヨーロッパへのアピール?<< 1990年2月に行われた衆議院議員選挙に、真理党から25名が出馬する。真理党はオウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚(2018年に死刑執行)が党首となり、麻原元死刑囚も東京都の渋谷区、中野区、杉並区を選挙区とする当時の東京4区から出馬した。 選挙戦では、麻原元死刑囚を模した巨大なお面が配られたほか、女性信者によるダンスパフォーマンスなどが行われた。「ショーコー、ショーコー」と名前を連呼する「尊師マーチ」のインパクトもよく知られている。 真理党が選挙公約に掲げたのは、前年に導入された「消費税廃止」のほか「医療改革」「教育改革」「福祉推進」「国民投票制度導入の構想」といったもの。主張としてはきわめてオーソドックスなもので、宗教色は薄い。実際、真理党は国民に広くメッセージを訴えようとしていた側面があり、オウムは本気で政界進出を狙っていたと言えるだろう。 麻原元死刑囚は自身がトップ当選すると思っていたようだが、結果は1783票にとどまり落選してしまう。ほかの候補者も軒並み惨敗の結果に。各候補者の擁立に掛かった約5000万円の供託金は全て没収となった。麻原元死刑囚の選挙区には信者の住民票を1つの住居に100名以上集めるなど、かなり力を入れていた様子も窺える。 その後、オウム側は「機械による票のすり替えがあった」といった陰謀論を主張するように。これがオウムが過激化していくきっかけとなったとも言われており、宗教と政治の関わりを考える上で象徴的なトピックだろう。
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社会 2022年10月19日 17時00分
『ひるおび』八代弁護士、オウム事件の裁判官時代「24時間ビデオ撮影されてた」恐怖心訴え驚きの声
19日放送の『ひるおび』(TBS系)で、旧統一教会の信者の元夫の自宅に教団幹部がアポなしで訪れていたという騒動を特集。その中でMCの八代英輝氏が、かつてオウム真理教事件の裁判で裁判官を担当していた際、信者から24時間見張られていたことを告白した。 この騒動は元妻が旧統一教会の信者で、1億円もの高額献金をしたあげく、息子が自殺したことを訴えている橋田達夫さんの自宅に教会・勅使河原秀行教会改革推進本部長がアポなしで訪れたというもの。勅使河原氏は橋田さんに「メディアに出てほしくない」など口止めを要求したという。 >>「旧統一教会と関係ない人で組閣してみたら?」ひるおび八代弁護士の提案に賛否<< 橋田さんは18日に会見を開き、「(訪問後)24時間寝てない。いつ誰が入ってくるか分からない。いつ暴力で来るかも分かりません」と恐怖心を訴えていた。 この話題について、元裁判官の八代氏は裁判官時代にオウムの事件を担当していたことを告白。その際、「官舎に24時間オウムの関係者が張り付いて、24時間ビデオ撮影されてた」といい、移動する際もオウム関係者が撮影しながら車でついてきたという。 八代氏は「私は裁判官として勤務していましたけど、それでも怖かったです。なにをされるか分からない」と自宅を知られていることからより恐怖心があったことを回顧。橋田さんについては、信者の元妻伝いに住所が知られてしまっていることから、「(住所を)知られてるだけでも、なにをされるか分からないっていう恐怖心はあるのに、実際に来られてしまう、しかも断ってるのに。それはもう非常識以上のものだとご本人が感じても当然のことだと思う」と橋田さんに同情していた。 八代氏のこの告白にネット上からは、「怖すぎる」「八代さんもそんなことあったんだ大変だな」「旧統一教会にはオウムと同じ暴力性があるって改めて分かった」「裁判官も怖いんだから一般の人はもっと怖いよね」といった声が集まっていた。
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社会 2022年07月31日 12時10分
「ああいえば上祐」ファンクラブもあった元オウム上祐氏の現在は? NHK党立花党首との対談も
安倍元総理の銃撃事件をきっかけに注目されるようになった、政治と宗教の問題。宗教と聞いて思い出す人も多いのが、オウム真理教だろう。オウム真理教とは麻原彰晃こと、松本智津夫元死刑囚が設立した宗教団体で、1995年3月に地下鉄サリン事件といった最悪の事件を引き起こした。 そんなオウム真理教の団体のメンバーの一人として、多くのメディアに出ていたのが上祐史浩氏だ。上祐氏は地下鉄サリン事件が起こる前の1993年に、教団のロシア支部に出向。事件後に日本へ戻り、スポークスマンの役割を果たしてワイドショーなどに出演して弁を振るっていた。上祐氏の口達者ぶりは「ああいえば、上祐」と揶揄されるほどだった。そんな上祐氏、現在はどのような活動をしているのだろうか。 >>旧統一教会は「日本政府を利用したい」モーニングショー紀藤弁護士、55億円被害の家庭崩壊例も明かす<< 「“ああいえば、上祐”のキーワードで名が知れたこともあり、事件後には上祐ギャルと言われるファンが多く出てきました。オウム幹部全般のファンはいたものの、圧倒的に上祐さんのファンが多く、全国の10代〜30代の女性に人気。ファンクラブが結成されるほどでしたよ。上祐氏の追っかけをし、上祐氏に一目会うためだけに説法会に参加するファンも少なくはなかったです。当時のファンたちは、今は何事もなかったように普通の社会人や主婦に戻っているようですが、当時は『母性がくすぐられる』『愛人になってもいい』と言う人もいたほどだと聞きます」(芸能記者) そんな上祐氏、現在は別の宗教団体を設立した。 「地下鉄サリン事件など多くの悲惨な事件に加担したオウム真理教ですが、上祐氏はあくまで広報部長という立場でした。死刑や無期懲役などの判決を受けたのは実行犯でしたが、上祐氏は事件を実行することに関しては無関係だったとされ、実際に事件に関して逮捕はされていません。一方で、教団施設を建てる際の土地売却者(地権者)の文書を偽造したことにより、偽証と有印私文書偽造・同行使の罪に問われ、1995年に有印私文書偽造などの容疑で逮捕されています。上祐氏は懲役3年の実刑判決を受けますが、1999年に出所した後は、教団に復帰しました。その後、幹部らとの運営方針の違いなどを理由に、上祐氏は独立して『ひかりの輪』という別の宗教団体を設立しています」(前出・同) 設立した宗教団体では、精力的な活動を続けている。 「『ひかりの輪』は、旧オウム真理教の教義を排除した宗教として設立され、仏教の思想を学んだり、ヨガや呼吸法などを学ぶ団体とされています。どちらかというと、自己啓発の要素が強いのではないでしょうか。上祐氏自ら講演会などを開き、全国でヨガを学ぶイベントなども開催していますよ。Twitterでは、イベントで『オウム時代のとんでも話』をすると明かしており、時にはツッコんだ内容になっているようです。また2年ほど前には、今回の選挙で暴露系人気YouTuberのガーシーこと東谷義和氏を推したNHK党の立花孝志氏と対談しており、些細ではあるものの政界との繋がりもあるようですね」(前出・同) 現在はYouTubeチャンネルも開設し、瞑想に関することを発信したり、視聴者の悩みにも応えている上祐氏。中には「安倍氏の事件の背景にある・宗教と政治の問題」「宗教や占いに過度に依存しないためには」といったタイトルの動画も投稿し、真摯に自分の意見をぶつけている。 今は新しい宗教団体で、活発な活動をしているようだ。記事内の引用ツイートについて上祐史浩氏の公式Twitterより https://twitter.com/joyu_fumihiro
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芸能ニュース 2022年07月18日 21時00分
幻の超大作映画『長嶋茂雄殺人事件』、中止のワケはオウム事件?
映画界には、企画こそ立ち上がったものの諸事情により制作が中止された映画が無数に存在する。今回、紹介するのは多くの期待が寄せられながらも制作が許されなかった「不運の大作映画」だ。 『蒲田行進曲』などで知られる、劇作家のつかこうへい(1948~2010)は数多くの劇台本のほかに多くの小説を残している。つかの小説のなかでカルト的な人気を誇っているのが1986(昭和61)年に発表された『長島茂雄殺人事件 ジンギスカンの謎』(角川書店)である。タイトル通り野球選手の長嶋茂雄(劇中では「長島」となっている)の命が狙われるストーリーなのだが、実はこの小説は平成に入り映画化する案があった。 >>【映画業界の怖い話】撮影中に俳優が死亡、史上最悪といわれる衝撃の事故とは<< しかも、長島は本家本元・長嶋茂雄本人が演じることになっていたというのだ。 残された資料によると、『長島茂雄殺人事件』は配給が『男はつらいよ』シリーズでおなじみの松竹、監督は長年の巨人ファンで『犬神家の一族』などの作品で知られる巨匠・市川崑。そして主人公となる刑事を長塚京三が演じることになっていた。 公開は1995(平成7)年10月に決定し脚本も完成。撮影も行われていたが、同年6月に突如、制作と上映が中止された。 中止に至った理由は「1995年」という時代にある。当時、国内ではオウム真理教が起こした無差別テロ事件・地下鉄サリン事件の影響が収まっていない頃であり、『長島茂雄殺人事件』の「犯人と警察の攻防戦」というストーリーに対し疑問の声があり上映中止となったのだ。 当の長嶋は『長島茂雄殺人事件』の映画化を非常に楽しみにしており、本人役として出演することも決定していた。それだけに本作は「幻の超大作映画」としてマニアの間で話題にあがることがある。
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社会 2021年05月05日 19時00分
「TBSは今日、死んだに等しい」視聴率が惨敗しても朝の番組をバラエティ路線で続けたい事情
朝の帯番組『ラヴィット!』(TBS系)が大苦戦中だ。「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、お笑い芸人をレギュラー陣に多く起用し、グルメ情報などを取り上げている。しかし視聴率では1%台をたたき出すなど低迷中だ(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯平均)。 落語家の立川志らくがMCを務めた前番組『グッとラック!』から一転、非ワイドショー的なバラエティ路線を強めている。もともと朝の視聴率戦争においてTBSは苦戦をしいられてきたが、ワイドショー路線を歩まない理由は過去の不祥事に求められそうだ。 1996年の秋、TBSの「オウムビデオ問題」が明らかになる。1989年に、週刊誌などで批判されていたオウム真理教を、同局のワイドショー『3時にあいましょう』内で取り上げることになった。そこで坂本堤弁護士のオウムに対する批判的なコメントを収録。この映像をTBSのスタッフがオウム側に見せていた。放送前の素材を、対立する相手に見せる行為は絶対にあってはならない。その後、坂本弁護士一家拉致・殺害事件が起きており、原因になったのではと言われた。問題が発覚すると故・筑紫哲也氏は「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と批判した。 >>視聴率爆死の『ラヴィット!』、『ヒルナンデス』以外にも“パクリ”の指摘が?<< この事件を受けて、TBSはワイドショーを全廃。代わりに朝の帯番組として始まったのが『はなまるマーケット』だった。この番組は1996年から2014年まで20年近くにわたって続く人気番組となった。ワイドショーの下世話な話題を避ける視聴者に広く受け入れられたと言える。 だが、その後に始まった『いっぷく!』は、生活情報番組にニュースを盛り込んだ構成ながら1年で終了。続く『ビビット』では、ニュースとバラエティを半々の割合で放送したが広く受け入れられることはなく4年半で終了している。 やはりTBSは「オウムビデオ問題」のショックが大きく、ワイドショー路線を歩むにしても後発になってしまい、他局の人気番組に食い込むことは難しい。やはり、非ワイドショー、バラエティ路線を選ばざるを得ないのだろう。
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社会 2021年02月08日 17時00分
各国のワクチン研究はオウム事件がきっかけ? 元厚労省技官木村氏、日本の「平和ボケ」を指摘
8日の『グッとラック』(TBS系)で、元厚生労働省医系技官の木村もりよ氏が、オウム真理教の生物兵器開発に絡め「ワクチン接種が遅れているのは自国を守る意識がないことの裏返し」と発言した。 この日番組では、「なぜ先進国の中で日本のワクチン接種が遅れているのか」を話題に。ゲストの木村氏は理由の一つとして、「国内でのワクチン開発が遅れている」ことを挙げた。木村氏は「根本的に日本は、ワクチンを危機管理ツールとして認識していない。感染症危機管理の概念が非常に希薄。ワクチンは公衆衛生における非常に重要なツール。国家の危機として捉えなければならない」と強調した。 さらに海外と日本を比較し「海外はしのぎを削って危機管理ワクチンとして研究開発を進めてきた結果、今回のワクチンができている。日本にはその土台すらないので、今回ワクチンが作れないのは当然だし、今後も作れないだろう」と述べた。 >>坂上忍、ワクチン接種に「人体実験やってるような不安に襲われる」発言が物議 「悪い印象与えてどうする」の声も<< これに対し月曜レギュラーの橋下徹氏は「ワクチン接種が始まっている国は軍を持っているんですよ。(それらの国々は)生物化学兵器への対処法として意識が違う。日本は軍事研究の禁止もあり、生物化学兵器への対処方法として、ワクチンを研究しましょうとはならない」とコメントした。 木村氏はこれに呼応して、「なぜ生物化学兵器の研究が世界で進んでいるかといったら、日本で初めて生物テロが行われたからですよ。日本のオウム真理教が、あれだけ専門家でもない人が、キッチンで生物化学兵器を作ったことに世界は驚がくしてこのような状況になっているのに、事件が行われた当の日本は平和ボケしている。自国を守る意識がないことの裏返しではないでしょうか」と強く主張した。 木村氏の、オウム真理教事件がきっかけとなりワクチン開発が進んだとの発言にネットでは、「日本は感染者が少ないから治験ができないんだよ」「日本はワクチン開発能力がある貴重な国の一つだ」など現状を擁護する発言がある一方で、「日本の医学研究は世界一なのになんでワクチン作れないんだ?」「まさに平和ボケだわ」など、国の対応に危機感を抱く書き込みも見られた。 木村氏は以前より生物兵器とワクチン開発に関する発言を続けている。ワクチン開発の重要性を認識しない日本は、他国から「生物兵器で攻めやすい国」と思われてしまっているのかもしれない。
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