この日、番組では16日早朝に大阪府吹田市で男性巡査を襲い、拳銃を奪った飯森裕次郎容疑者の事件を報道。その中で、「警察官はなぜ拳銃奪われた? 徹底検証」として元警察庁刑事の吉川祐二氏が、警察官の制服を着たスタッフをモデルに、防刃ベストの仕組みなどを説明。また、巡査が交番を出ようと鍵をかけている途中に襲われた事件時の状況を説明し、「(ベストに覆われていない)脇が空きますし、後ろに目がないです。後ろから襲われても気づきにくいということがありますね」と話していた。
しかし、これについてネットからは、「こういう番組から知識を得ることもある。模倣犯出てきちゃうよ」「警察装備の弱点をテレビで宣伝するなよ。模倣犯出したいの?」「警官を襲うならここを狙え的な事を流す恐ろしい番組」とった批判が殺到している。
「また、番組ではその後も警察官が携帯している拳銃入れ(ホルスター)についても説明。今回襲われた警察官が身に着けていたのは現在警察庁が配備を進めている新型ホルスターではなく旧型ではあるものの、『ベルトを切る、金具を外す、つりひもを切るなどしないと拳銃を奪うことはできない』と紹介しており、視聴者からはさらに『ここまで説明する必要ない』『犯罪予備軍にヒントを与えてどうする』といった批判が寄せられることとなってしまいました」(芸能ライター)
今月末には大阪で、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催される。G20を前に、模倣犯を刺激しかねない今回の特集に多くの視聴者から非難の声が集まってしまったようだ。