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レジャー 2013年05月03日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(5/4) 京都新聞杯
◆京都11R 京都新聞杯◎キズナ○アクションスター△リグヴェーダ△サトノキングリー△マズルファイヤー これまでの実績を考えると、キズナに人気が集まるのは仕方のないところ。おそらく、ダービーに出て一線級に混じって戦えるのも同馬だけだろう。前走・毎日杯からちょうど1か月半。皐月賞を回避してダービー1本に絞って調整されてきたが、この間に背が高くなり、キ甲が抜けて良い筋肉が付いてきているように、馬体面の成長が著しい。0.1秒差ながら5着に敗れた弥生賞で評価を落としたものの、続く毎日杯の圧勝で再評価。ロゴタイプと手合わせしていないだけに、ここの勝ち方如何では、(ダービーで)東のロゴ、西のキズナという構図になるかもしれない。そこがレースの見どころか。 相手筆頭は、2か月ぶりの前走・スプリングSで14キロ減で10着に敗れたアクションスター。馬体も戻り状態面は確実に上向き。1800mから2200mに距離が延びるのもプラス材料だろう。ラジオNIKKEI(4着)、京成杯(2着)の実績から巻き返しがあって当然だ。 他は、正直なところパンチ不足。はなみずき賞を勝って勢いの感じられるサトノキングリーも引っ掛かる面があったり、素質馬リグヴェーダも馬体に実が入っておらず本格化はまだまだ先の印象であるし、皐月賞7着のマズルファイヤーも連戦の疲れが心配な面がある…3連単のヒモは、下見所の気配を見て手広く流した方がよさそうだ。【馬単】(5)→(4)【3連単】1着(5)2着(4)→総流し<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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社会 2013年05月03日 17時59分
女盛りの29歳女性教師が出張ヘルスでアルバイト! 停職6カ月の懲戒処分に
現役の女性教師が性風俗店でアルバイト…。いかにも、AVのストーリーに出てきそうな設定だが、それが現実のものとなってしまった。 大阪府教育委員会は5月2日、勤務時間外に性風俗店で働いて、教職員の信用を失墜させたとして、府立高の女性教諭(29)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は「生徒に対して大変申し訳ないことをした」と話し、同日付で依願退職した。教諭は府内の共学校に勤務していたが、府教委では学校名や担当科目は明らかにしていない。 府教委によると、教諭は12年10月下旬〜13年4月上旬、平日の勤務後や休日に大阪市内の出張型のヘルス店で計105日間働き、約160万円の収入を得ていた。 教諭はアルバイト先を性風俗店に選んだ理由について、「性風俗業は特定の客とだけ接すればよく、多くの人に顔を見られずにすむと思った」と説明。 また、「借金の返済のためにやった。短時間で高収入が得られるから」とも、話している。教諭には大学時代の奨学金の返済が月2万円あり、クレジットカードで衣服や化粧品を購入した際の未払い金などの借金が約200万円あったという。 だが、借金を返す名目でヘルス嬢をしていながら、実際のところは、ほとんど減っていなかったというから、性風俗店で得たカネは遊興費などに消えてしまったようだ。 3月中旬、府教委に、教諭が性風俗店で働いているという匿名のメールによる情報提供があった。メールには、教諭の氏名、風俗店名、源氏名も記されていた。府教委が独自に調査した結果を基に、事情聴取をしたところ、事実を認めた。教諭は4月から自宅待機になっていた。 地方公務員法は原則、営利目的の副業を禁止している。発覚した場合、府が定める教員の懲戒に関する条例では戒告や減給処分が基準とされており、意外に甘いが、府教委は「著しく不適切で、信用を大きく失墜させた」と判断し、基準を上回る停職処分とした。 府教委によると、教諭が性風俗店で働いていたことが発覚し、懲戒処分を受けたケースは初めて。府教委の中野伸一教職員人事課長は「生徒や保護者、府民の理解を得られない行為で、非常に申し訳ない」と話している。 府立高教諭の給与や賞与を考えると、借金の額は決して返済不能なものとはいえない。借金の原因となったのも、必要以上の衣服などの購入で、事業自得ともいえる。キャバクラなどの飲食店などで働いていたのなら、まだしも、さすがに性風俗店でアルバイトしていたとなると、失職もやむを得ないところか…。府教委としても、性風俗店で働いていた教諭を教壇に立たせるわけにもいかない。 女盛りの現役の女性教師が性風俗店で働いていたとなると、「一度、遊んでみたかった」と思う御仁も多いことだろう。(蔵元英二)
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社会 2013年05月03日 16時00分
借金4億円返済命令を受けた 高峰美枝子似77歳美熟女の男骨抜き色仕掛けテク
惚れた女に金を騙し取られたとして、静岡市駿東区の男性(79)が77歳の女性に対し損害賠償を求めた訴訟の判決が、4月16日、静岡地裁で言い渡された。判決は女性側の全面敗訴。裁判所は、男性側の請求金額である約4億円の支払いを女性に命じたのだ。 「判決で裁判官は、『女性は一緒に風呂に入ったり、同衾(一緒に寝ること)して耳元で囁いたりして現金を騙し取った』と認定したのです。裁判の争点は金の受け渡しの有無と、受け渡しがあれば詐取に当たるかの2点でしたが、女性側は『男性とは二度しか話したことがない』、『金は一切受け取っていない』と主張していたのです」(地元紙記者) 判決によると、女性は'00年6月に男性が管理する賃貸マンションに入居。当時男性は66歳、女性は64歳だったが、以来、親しく交際するようになった。 ただ、その後女性は「あなたに会うために自宅で開いている組紐教室を休み、講師を雇って出費が嵩んだ」とか、「実は私には借金があり、返済しないと金を借りた男性と結婚しなければならない」などと言って、'07年12月までひっきりなしに金を借りたという。 男性はその度に土地を売却したり、親戚や不動産業者から借りた金などを女性に渡し続けた。女性はこの間、静岡市内の土地(2450万円)やマンション(3949万円)を一括払いで購入。1000万円以上するジャガーやベンツを次々と買い替え、エステ通いに明け暮れていたのである。 「裁判の決め手となったのは彼の日記。女性との交際内容が詳細に記され、その記述が銀行の出入記録と一致した上、預金通帳の引き出し欄にその都度女性の名前が記されていたからです。女性は全く金を返済しておらず、返済の意思もないと判断されたのです」(前同) もっとも、気になるのはこの女性の容姿だろう。 「彼女は77歳には見えないほど色艶がよく、『女優の高峰三枝子に似ているんだ』と彼はぞっこんだったのです」(男性の知人) それが事実なら、裁判に勝訴しても男性の心の傷は癒えないかも?
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トレンド 2013年05月03日 15時30分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第133回>
毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第133回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン「m b v」(2013年/MBV) 音の壁の中、甘美なメロディが漂うシューゲイザーと呼ばれるサウンドの代表的なバンドです。そのバンドが再結成をして発表した待ちに待った新譜です。 1984年にダブリンにて結成。87年に、ボーカル担当でバンドの中心人物でもあった、デイヴ・コンウェイとティナ・ダーキンが脱退し、ケヴィン・シールズがボーカルを担当するようになり、デビー・グッギとビリンダ・ブッチャーが加入して音楽性も現在のスタイルに変化していきました。88年のシングル「You Made Me Realise」でブレイクしました。その後、アルバム「Loveless」を発表し、シューゲイザーの代表作となります。 まぁバンドのヒストリーから変わったバンドです。メジャーレーベルに移ってもコンピレーションに2曲発表しただけです。最初聴いた時はヘドが出そうになりました。それを乗り越えた時の浮遊感と奥に潜む美しさに徐々に脳内が覚醒されていく訳です(笑)。常にどこか違う気持ちの悪さを曲に付けています。このアルバムでも聴けば聴くほど脳内が侵されていき、だんだんとこのサウンドが欲したくなる中毒性があります。酒を飲んでいる時に聴いたりしたら最悪ですね(笑)。 なぜか日本では作品が輸入版以外発表されていないみたいです。何回か来日してるので興味が無いわけでは無いと思うのですが、それとも日本のレコード会社が興味が無いのか、色々なところが謎のバンドです。僕たちの一世代下の40歳ぐらいの人たちが一番影響を受けているのではないでしょうか。ともかくこのアルバムも癖になるよ。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/9397253/
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芸能ネタ 2013年05月03日 14時00分
『オセロ』解散・復帰仕掛け人もソッポで崖っぷちの中島知子
中島知子(41)が松竹芸能に契約解除され、お笑いコンビ『オセロ』も解散。“復帰仕掛け人”と報じられた『幻冬舎』の見城徹社長が中島と距離を置き始め、引退に追い込まれている。 「見城氏の計らいで中島が『ワイド! スクランブル』(テレ朝)に出演した以降、中島へのバッシングが始まった。これ以上、関わりたくないと、ハシゴを外された格好になったのです」(出版関係者) 復帰後に中島に会ったマスコミ関係者が語る。 「和田アキ子にまで『中島はおかしい』旨を言われていましたが、会って話せば彼女の話していることは理路整然としています。初めから洗脳なんかされてなかったんですよ」 中島は同番組で洗脳を否定。“脱洗脳”を担当した認知科学者の苫米地英人氏も「洗脳とは違う」との見解を出している。 「中島が女占い師に依存するようになったのは、松竹芸能への不満が原因だったんです。中島は女優としてブレイクした頃、独立を申し出たんですが、拒絶された。ところが、相方の松嶋尚美の独立は認めた。しかも、松嶋の事務所代表は松竹芸能の東京支社長のN氏。不信感を募らせるのは当然です」(お笑い関係者) さらに苫米地氏の関係者も言う。 「昨年2月28日、中島が女占い師と同居しているマンションから“奪還”された後、松竹芸能に“真相を話したいから記者会見を開いてほしい”と訴えた。しかし、話されたら困るからか松竹芸能は“マインドコントロールされている”というレッテルを貼ったんです」 今年に入って中島は都内の擁護施設に入院。復帰したい一心で頭の見城氏に「テレビに出たい」と相談し、『ワイド! スクランブル』で2年ぶりのテレビ主演が実現したというわけだ。 「まさかのバッシングに怖れをなした見城氏は、中島からの電話に出なくなったんです。中島は他に頼れる業界人がいないため、途方に暮れています」(前出・マスコミ関係者) あとはヘアヌード。
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社会 2013年05月03日 11時00分
ヒト→ヒト感染本格化 GW明けが恐いH7N9鳥インフル“再変異”で拡散
「“ヒト→ヒト”感染が起こっている恐れがあり、パンデミック(世界的大流行)を起こす可能性は否定できない」。中国で感染が拡大しているH7N9型の鳥インフルエンザウイルスについて、4月19日に国立感染症研究所が初めて評価結果をまとめた。 「研究所の経過観察や集めた情報によると、同日の段階ではヒトからヒトへの感染は見られないものの、すでに3月下旬には家族内で複数の感染者が出ており、ウイルスがヒトへの適応性を高めていることは明らかだという。つまり近い将来、中国国内から加速度的に日本へ舞い込んでくる可能性もあるということです」(サイエンスライター) 中国では、すでに約90人の感染例が報告され、17人が死亡している(4月18日現在)。年齢は4歳から87歳までで、そのうち60%が家畜との接触が確認されているが、感染源は特定されていない。 東大医科学研究所の勤務経験もある世田谷井上病院理事長の井上毅一氏が、感染拡大の可能性を示唆する。 「ウイルスはヒトの喉や鼻に感染しやすく、様々な経路が考えられる。既に弱毒性が強毒性になり、ヒトからヒトへ感染するウイルスに変異している可能性もあります。また、その変異したウイルスに鶏や野鳥が感染するなど、ヒトが感染源になることも考えられるのです」 加えて井上氏が心配するのは、最近の円安により日本へ旅行に来ている中国人が増えていることだ。 「中国政府は報道管制が敷かれているため、はっきりしたことはわかりませんが、ヒト→ヒトの感染がないことも死者の数も、政府の発表は鵜呑みにはできない。中国人観光客がウイルスを日本に持ち込むのは時間の問題ですよ」 その逆に、ゴールデンウイーク中に中国へ旅行に出掛けている日本人が現地で感染し、日本国内にウイルスを持ち込むことも十分考えられるわけだ。 連休明け、日本がパニック状態に陥らないことを祈るばかりだ。
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社会 2013年05月03日 11時00分
気温上昇でゲリラ豪雨続発!?
先ごろ、環境省が地球温暖化による深刻な影響をまとめた。それによると、今世紀中に日本国内の河川氾濫の確率が最大4.4倍に増え、最高気温が30℃を超える真夏日が沖縄、奄美で年間25日増えるという。 日本の平均気温は、過去100年間で1.15℃上昇しており、これはすでに世界平均を上回る数値だ。温室効果ガスが今以上のペースで増え続けた場合、今世紀末には最高4.0℃上がるとも予測されている。 「生態系では、気温上昇で水稲は収量が増えるものの、一等米の比率が北陸で40%減るなど品質が低下する。また、沿岸のサンゴ礁は2030〜'40年代に消滅する可能性もあります。気象では、1時間あたり50ミリ以上のゲリラ豪雨の年間発生回数が全国平均で約4倍に増加。それにともない1級河川の洪水発生確率は当然上昇しますが、一方で北日本と中部山地以外で河川流量が減り、渇水となります。大型の台風が接近する頻度も高まるため、太平洋沿岸を中心に高さ20メートル前後の高波が発生する頻度も増える」(環境省関係者) 世界的な食料不足が起き、かつTPPで自給率が低下していけば、日本国内はパニックに陥るだろう。ただし、ジャーナリストの大谷昭宏氏は、このような見方をする。 「化石燃料をこのまま使い続けると温暖化がさらに進み、環境に甚大な影響が出るという今回のデータは、にわかに信じる必要はないと思う。穿った見方をすると、“やはりクリーンエネルギーの原発が必要”ということにもなりかねません。確かに、ヨーロッパや日本に比べ中国やアメリカは温暖化に無神経です。データを公表するのもいいですが、日本はこの2大国に温暖化対策を働きかけるべきなのです」 100年後より今をどうするかだ。
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社会 2013年05月02日 21時00分
前田敦子なりすましメール裁判
いまや国民的アイドルとして不動の地位を築いたAKB48だが、それゆえに、その知名度を悪用する輩もはびこっている。 そんな中、昨年にはサイトでAKB48のメンバーになりすまし、約2100人から合計2億1000万円をだまし取ったとして、サイト運営会社の元社長(34)を逮捕。組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)と詐欺の罪で起訴され、3月から千葉地裁で公判が開かれている。 騙しの手口はこうだ。 関東に住む20代の男性にこんな差出人からのメールが届き始めた。 《AKB☆あっちゃん》 その時期は、“不動のセンター”前田敦子が卒業する前のこと。男性は、半信半疑ながらもやり取りをスタートさせたという。 《劇場開演5分前》 《公演、今終わったよ》 “あっちゃん”からはそんなメールが届いたという。 やり取りを続けていると、無料サービス期間が終了し、メールを1回送信するたび450円が課金され、男性が最終的に支払った額は70万円。もちろん、相手は前田敦子ではなかった。 このように男性をターゲットにした今回の詐欺のほかにも、女性向けとしてNEWSの元メンバーでジャニーズの山下智久の名を語ったサイトへの誘導メールが多く出回っているという。 「これは今に始まったことではなく、数年前からコンスタントに“山P”メールの報告がネット上にあがっているため、もはやネタの一種になっているようです。たとえば、ある日のメールは『俺は世界中を敵に回しても俺の好きな人や友達は守りたい。身近な大切な人は大事にしたい、その1人になってくれないかな?』と。やはりファンであれば引っ掛かってしまうものなのでしょうか(笑)」(ネットウオッチャー) 次はどの芸能人を騙ってメールが来るのか? ある意味、人気のバロメーターといえるのかも。
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スポーツ 2013年05月02日 20時00分
松井秀喜の球界復帰を後押しする 引退セレモニーチケットの“プレミア化”
5月5日、国民栄誉賞に選ばれた松井秀喜氏(38)の引退セレモニーが行われるが、その巨人対広島戦のチケットが入手困難で“プレミア化”している。 「プロ野球中継を行っているラジオ局や一部の衛星放送局が、同日のチケットを視聴者プレゼントとして用意しましたが、かなりの応募がありました。通常のプレゼント企画とは比較にならないほどの反響ぶりです」(担当記者) お目当てはゴジラ松井だが、「師匠・長嶋茂雄氏とのダブル受賞でなければ辞退していた」との声も多く聞かれた。長嶋氏も「教え子との二人三脚が評価されて」という選考理由がなければ躊躇しただろう。 「チケットがプレミア化したことで、松井に日本球界でもう一度活躍して欲しいと願うファンがいかに多いかを、巨人関係者も再認識しています。また、渡辺恒雄会長がほのめかす“ゴジラ次期監督”も営業的効果が高いと解釈されている。ただし、松井の希少価値を高めているのは“師弟物語”があってこそ。長嶋氏の影響力は今もなお健在であるということです」(同) 今回の国民栄誉賞が正式発表されたのは4月1日。これをスクープしたのは、読売新聞ではなく、地方紙・上毛新聞だった。 「上毛新聞のエリアである群馬県は、4人の総理大臣を輩出しています。その中で福田氏のルートから情報を得たと予想する声もあり、それはそれで不自然な推測ではないと思います。しかし、読売がスクープしなかったことで、選出が『客観的な視点に基づく評価だった』と、国民は捉えることもできた。これが松井の帰還と巨人との関係を再構築するための読売の策だとしたら、実に巧妙なやり方ですがね」(関係者) さらにチケットがプレミア化されたことで、読売の松井をつなぎとめる動きは加速しそうだ。
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芸能ネタ 2013年05月02日 18時01分
話題沸騰 吉本興業・大崎洋社長 自叙本で明かされた裏社会“交渉術”
現在、芸能関係者の間では一冊の新刊本が話題となっている。吉本興業・大崎洋社長(59)の自叙伝『笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語』(幻冬舎刊)だ。 「現役社長の本とは思えないほど刺激的な内容でしたね。関西のイロモノ・プロダクションだった吉本が東京に進出して現在の成功を勝ち取るまでのビジネス書としても読めるし、サラリーマンの青春小説のようでもある。吉本は創業100周年記念事業の一環として、昨年から所属タレントの本を100冊刊行するというプロジェクトを進めていますが、正直、今まで出たどのタレント本より面白かった(笑)」(放送作家) 大崎社長といえば、あのダウンタウンを育てた敏腕マネジャーとして知られているが、本書では吉本興業に入社してから社長になった現在までの出来事がこれでもかというほど赤裸々に語られている。劇場でゲロ掃除をしていたという左遷時代、ダウンタウンとの出会い、「ミスター吉本」と呼ばれた木村政雄氏や『オレたちひょうきん族』プロデューサーで元吉本興業専務だった故横澤彪氏との壮絶な社内抗争、創業者一族が絡んだ内紛劇等々−−。 さらにエピローグでは、あの島田紳助の芸能界引退をめぐる舞台裏も明かされており、メールや電話で連絡を取り合っていたという大崎社長とのやり取りからは、現在の紳助の複雑な心境を垣間見ることもできる。 紳助は「一時は自殺しかねないほど落ち込んでいた」そうで、昨年8月に大崎社長が直接、会って復帰の意思があるかどうかを聞いた際には、「正直、まだキツいんや」「5年後か10年後、CSの番組かなんかでトークとかをできればええかな」と、独特の言い回しで答えたというエピソードが明かされている。 「ネットメディアは『紳助復帰』と煽りましたが、事実上は紳助が復帰要請を断ったようなもの。引退後の紳助は、一度だけ週刊誌の直撃に『もう仕事はしない』と答えていますが、どうやら今でも本気でそう思っていることがはっきりしました」(スポーツ紙記者) もっとも、本誌読者にとって本当に注目すべきは別の部分にある。大崎社長や吉本興業と裏社会の壮絶な“バトル”に関する記述だ。 吉本興業といえば、ここ数年、何かと世間を騒がせてきたのは周知の通り。中でも大崎氏が副社長時代、創業者一族の意向を受けたという「元暴力団幹部」とみられる実業家2人に「創業者一族のジュニアを取締役にしろ」と詰め寄られた一件は有名だ。この事件は「大崎副社長脅迫事件」として週刊誌でも大々的に報じられている。 本書にはこの「脅迫現場」の詳細なやり取りも記されているのだが、その交渉術はなかなかシタタカだ。 「怒鳴ってきた相手に怒鳴り返したりもしているんですが、ギリギリの一線は絶対に越えない。そうしながら冷静に相手の思惑を探っている様子がよくわかります。これが吉本を成長させてきた“交渉術”なんですね」(社会部記者) ちょうどダウンタウンの人気が大ブレイクしていた時期には「日本中の『怖い人たち』から電話がかかってくるようになっていた」そうで、「名前を聞けば誰でも知っているような広域指定暴力団を筆頭に、あらゆる暴力団、右翼団体の名前を聞かされた」という。 こうした勢力は、さまざまな手を使ってダウンタウンや吉本興業に食い込もうとしてきたのだが、まだ吉本側のコンプライアンス体制も整備されていなかったため、当時の大崎社長がすべての対応を一手に引き受ける防波堤となっていたわけだが、本書を読む限りでは何か特別な対応をしていたわけではなさそうだ。その撃退方法とは「とにかく相手に会って話を聞き続ける」というものだった。 「別に何か取引をするわけでも頼みごとをするわけでもない。胸を張って会おう。それでも納得してもらえなければ、一生付き合う覚悟で話を聞き続ければいい」 けっして感情的にはならず、日常の業務と同じように笑顔で淡々と対応することもポイントだ。 「おう! ○○組の誰々のスジのモンじゃ。お前んとこのタレントが云々−−。今から行くからな!」 「はい分かりました。じゃ、明日会いましょか」 かかってくる電話にこんな対応をするようになってからは「イチャモン系」の9割の対応が明らかに変わったというから、かなり効果的だったようである。 もちろん、実際にやってくる相手もいたようだが、笑顔で話を聞いたうえで「それはできませんから」と粘り強く話し続けるのだ。 「普通は目の前のモメ事など一刻も早く終わらせたいと思うものですが、裏社会ではその心の隙に付け込んで言い分を飲ませようとしますからね。さらに言えば、逃げ回ったり誰かの手を借りようとすればするほど泥沼にはまってしまう。ただただ断り続けるというのはある意味で最強の交渉術かもしれませんな」(ヤクザに詳しいライター) 同様に、大崎社長は吉本の“怪芸人”中田カウスからも、当初は敵視されていたというが、1年近く毎日のようにかかってきた電話に対応し続けることで最後には和解した経緯も書かれている。 ここ数年、世間を騒がせ続けた吉本興業のゴタゴタは、ある意味で裏社会につながる前近代的な興行会社から脱却するための戦いだったともいえる。