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トレンド 2014年06月24日 18時00分
Dカップ巨乳写真流出の“美しすぎる都議”塩村文夏氏に“ニセ乳”疑惑が浮上
6月18日、東京都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏(あやか=35)都議が、晩婚化や妊娠出産に関する都の支援策を求める質問をする最中に、「早く結婚した方がいい」「産めないのか」といったセクハラとも取れるヤジを浴びた問題は、日本国内はおろか、海外にも波及。 連日、報道番組やワイドショーは、この問題を取り上げ、塩村都議は21日の「Mr.サンデー」(フジテレビ)に出演するなど、知名度は急上昇。1期目の無名議員だった塩村都議は、今や“最も有名な都議”となった。 ヤジ問題は23日、自民党の鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいい」と発言したことを認め、塩村都議に謝罪したが、「産めないのか」などとヤジった主は、いまだ特定できていない。 24日には海外特派員協会に呼ばれて会見するなど、塩村都議は海外メディアにおいても、注目の的となった。 そんななか、ヤジ問題とは別の次元で注目されているのが、塩村都議の美しすぎる容姿と経歴だ。塩村都議は過去にタレント活動していた時期があり、インターネット上には19歳のグラドル時代のDカップ巨乳写真も流出してしまった。ビキニのブラジャーがはち切れんばかりに、たわわに実ったバストにネット上は騒然となり、「またグラビアを披露してほしい」との声も沸き上がっている。 ところが、ここに来て、19歳当時のバストに、“ニセ乳”疑惑が浮上しているというのだ。巨乳評論家のA氏は「夏場とあって、塩村都議もやや薄着で、比較的プロポーションが分かりやすい服装をしていますが、胸元があまりにもさびしすぎます。せいぜいBカップくらいで、とてもDカップもあるとは思えません。胸がここ数年でしぼんでしまったのか? それとも、グラドル時代は相当、寄せて上げて巨乳に見せかけていたとしか思えません」と語る。 グラドルがバストを寄せて上げて撮影に臨むのはよくあることだが、有名になったばかりに、16年前の“ニセ乳”疑惑が取りざたされるなど、塩村都議にとってはいい迷惑な話だろう。知名度が上がるのも、いいことばかりではないようだ。(坂本太郎)*画像:フェイスブック塩村あやか【みんなの党 東京都議会議員選挙 世田谷選挙区】から
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芸能ネタ 2014年06月24日 17時40分
有吉弘行も雹に襲われる!! カンニング竹山が身を案じる
24日、東京都内各所で雹が観測され、ツイッターでは雹の大きさや激しさが話題となり、「Yahoo! 検索 リアルタイム」では“雹”というキーワードが1位まで上昇。日本国民の関心を多く集めている。 そんな中、ピン芸人の有吉弘行も自身のツイッターに、雹が降っている画像を掲載。「こんな雹は中々体験できない」「雹がまだまだ、車の窓が割れそうです」「もう大変」と3枚の画像をアップし、雹の凄まじい威力を実況した。 3枚目の画像に、お笑い芸人・カンニングの竹山隆範が「それどこだ? ドライバーには不安でたまらん」とコメント。有吉が「調布!」とコメントすると、「それだと おじさんは大丈夫だ! 有吉、気をつけてドライビングを!」と有吉の身を案じていた。 24日は、雹だけでなく、激しい雨、そして落雷と、局地的に天気が荒れていた。
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芸能 2014年06月24日 16時00分
心機一転で再浮上したエリカ様
女優の沢尻エリカが主演するフジテレビ系連続ドラマ「ファースト・クラス」の21日に放送された最終回の視聴率が10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。 同ドラマはファッション誌「ファースト・クラス」の編集部を舞台に、華やかな世界の裏にある女性たちの壮絶な“格付け社会”の中で、頂点を目指して成り上がる姿を描いたドラマ。沢尻にとって8年ぶりの地上波連続ドラマの主演となり、アルバイトから編集長に成り上がる地方出身のヒロイン・吉成ちなみを演じた。 「登場人物たちが毎週、格付け=マウンティングされ、ストーリー展開に応じてランキングが入れ替わり視聴者を引きつけた。共演者の板谷由夏、佐々木希、菜々緒、三浦理恵子らもかなりクセのあるキャラクターを好演。それが同枠のドラマとして過去最高の視聴率獲得につながった」(テレビ誌記者) 沢尻といえば、おととしは一部週刊誌で薬物使用疑惑が報じられ、一時期仕事のオファーが激減。しかし、昨年末にようやく元夫でハイパーメディアクリエイターの高城剛氏との離婚が成立し今回のドラマに臨んだが、すっかり心機一転したようだ。 「今まで沢尻は、ほぼ毎回撮影現場で共演者と揉め、週刊誌誌上などをにぎわせていたが、今回のドラマでは一切、そういう記事が出なかった。その辺は沢尻が周囲に気を遣って撮影に臨み余計なトラブルを回避。今回のドラマが当たったことで、今後、ドラマ・映画・CMのオファーが増えそう」(広告代理店関係者) 本人の“改心”もあり、見事に再浮上に成功した沢尻だが、「ここで周囲が危惧しているのが、売れるにつれてどんどん“エリカ様モード”が戻ってしまわないか」(映画関係者)というだけに、今回のドラマに臨んだ心境を忘れないでほしいものだ。
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芸能 2014年06月24日 15時47分
内海桂子師匠が塩村議員にチクリ「女都議が切り返せば話は早い」
18日、東京都議会の本会議でみんなの党の塩村文夏議員が、妊娠や出産への支援に関する質問をしていた際に、男性議員から「早く結婚しろよ」「子供もいないのに」などのヤジが飛び、「セクハラ発言」騒動へと発展。どの議員が発言したのか、犯人探しが始まっていた。 この騒動に対して20日、浅草が生んだ女性漫才師で、現在、漫才協会の名誉会長を務めている内海桂子師匠が自身のツイッターで「都議会で下種っぽく野次られて腹を立て犯人探しをしているらしい。事の背景は知らないが男女同権の昨今その場で「今のヤジは誰が言った」と女都議が切り返せば話は早いしその場で事は済む。自分で出来ないならその場で議長に要請すればいい。プロ同士が戦っている世界の話はまずその世界で解決すべき」と、塩村議員の対応に物申した。 確かに内海師匠が指摘するように、男女同権を主張するならば、「女性だからその場で言えなかった」ということは、筋が通らない。田嶋陽子だったら、激怒しその場で抗議していたはずだ。塩村議員にはこれから、強さや勇気を備えて欲しい。 騒動は23日、ヤジを認めた都議会自民党の鈴木章浩議員が、塩村議員に「先生にご心痛を与えて本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げて謝罪し、ひとまず一段落。塩村議員は「これがひとつのきっかけになると思っています」とコメントしている。*画像:内海桂子ツイッターから
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芸能 2014年06月24日 15時40分
「やられたらやり返す!」芸人たちの無断撮影反撃術
昨今、芸能人たちが一般人から無断で撮影されるというニュースがクローズアップされている。 21日、市川海老蔵は新幹線で移動中に一般人女性から無断で写真を撮影されたことを、自身のブログで明かした。「荷物が多い私達に扉をあけてくれた叔母さんが暫くして許可なく携帯でパシリ」と状況を説明し、「扉をあけてくれた事は嬉しいんですが…勝手に写真はどうなんだろ…」とショックを受けていた。 また15日には、きゃりーぱみゅぱみゅもツイッターで「友達と買い物中に盗撮された」と告白したばかりだった。 22日に放送されたフジテレビの「ワイドナショー」でも芸能人の無断撮影被害に関するニュースをピックアップ。ダウンタウンの松本人志も過去に無断撮影の被害に遭ったことを明かし、母親が子供をダシにして、写真を撮ってくるという撮影方法を明かしていた。 あの手この手で無断に撮影する一般人。これに対して、半沢直樹ばりに「やられたらやり返す!」と対処しているお芸人がいる。 以前、ラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で、小木博明が許可なく写メなどを撮影された時の反撃経験談を語っていた。小木は焼き肉屋で食事中にカップルから盗撮されたようで、ニヤニヤしていたカップルに腹が立ち、逆にカップルに分るように、フラッシュを焚いて、2枚ほど写真を撮り返したという。また、22日放送のラジオ番組「有吉弘行SUNDAY NIGHT DREAMER」で、有吉も無許可で撮影してきた中年男性に対し、倍返しで反撃したという。有吉が中年男性を睨むと、撮影を止めたようだが、何度も勝手に撮影していたようで、有吉はフラッシュ付きで10枚ぐらい撮影し返したという。 この反撃方法は、相手が分るようにあえて「フラッシュを焚いて」撮影することに意味があり、写真を無断に撮られるという苦痛を相手にも分らせるということだ。ちなみに、この反撃方法は、よゐこの有野晋哉が考案したと言われている。 しかし、さらに「アイツ撮り返してきたぞ!」などと、SNSで晒される可能性もあるため、反撃方法としては決して完璧ではない。今後もトラブルが続きそうだ。
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芸能 2014年06月24日 15時30分
【週刊テレビ時評】「花咲舞が黙ってない」「ルーズヴェルト・ゲーム」はともに最終回で過去最高視聴率マークし有終の美!
多くの春ドラマが先週、最終回を迎えた。 なかでも、大ヒット作「半沢直樹」(TBS/堺雅人主演)と同じ池井戸潤の原作で注目を集めていた杏主演「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)、唐沢寿明主演「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS/日曜日午後9時〜)の2作は、ともに最終回で過去最高視聴率を獲得し、まさしく有終の美で終えた。 「花咲舞が黙ってない」は初回(4月16日)=17.2%(数字は以下、すべて関東地区)と好スタートを切り、第2話(同23日)=14.7%、第5話(5月14日)=13.8%で15%を下回ったものの、それ以外の回はすべて15%超え。最終回(第10話=6月18日=10分拡大)は今クールの民放連ドラで最高となる18.3%をマークした。 全10話の平均視聴率は16.0%で、完全にひとり勝ち状態だった。好評だったNHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」(3月終了)に続く主演ドラマのヒットで、杏は“新視聴率女王”になったといえそうだ。 かたや、「ルーズヴェルト・ゲーム」は初回(4月27日)=14.1%でスタート。第2話(5月4日)=11.8%、第3話(同11日)=13.7%、第4話(同18日)=13.8%と伸び悩んだものの、第5話(同25日)で16.0%と飛躍的にアップし上昇機運に乗った。第6話から第8話は3週連続14%台だったが、最終回(第9話=6月22日=10分拡大)は17.6%と急上昇した。これは、今クールの民放連ドラでは「花咲舞が黙ってない」最終回の18.3%に次ぐ2番目に高い数字で、全9話の平均視聴率は14.5%だった。 また、沢村一樹主演「ブラック・プレジデント」(フジテレビ/火曜日午後10時〜)最終回(第11話=同17日)は7.8%で、全話平均は7.5%。香取慎吾主演「SMOKING GUN〜決定的証拠〜」(フジテレビ/水曜日午後10時〜)最終回(第11話=同18日)は6.7%で、全話平均は7.4%と、両ドラマとも散々だった。 二宮和也主演「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望」(日本テレビ/土曜日午後9時〜)最終回(第11話=同21日)は8.9%で、全話平均は9.9%と2ケタ台に乗らず。 深夜ドラマでは、大野智主演「死神くん」(テレビ朝日/金曜日午後11時25分〜)最終回(第9話=同20日)は9.6%で、全話平均は9.7%。沢尻エリカが8年ぶりの地上波連ドラ主演となった「ファースト・クラス」(フジテレビ/土曜日午後11時10分〜)は最終回(第10話=同21日)で初めて2ケタ台の10.3%をマークし、全話平均は8.0%だった。 ここのところ、視聴率が上向いているNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第25話(6月22日)は16.4%で、前週より1.1ポイントダウンしたが、4週連続16%超えと好調をキープしている。(坂本太郎)
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ミステリー 2014年06月24日 15時30分
超能力か? 異次元の怪人「シャドーマン」に恐るべき能力が発覚!?
UMAやUFOを中心に日本・世界を問わず様々なミステリー情報を集めている山口敏太郎事務所。 そんな山口敏太郎事務所が絶えず追っている未確認生物に怪人「シャドーマン」がいる。 シャドーマンとは影の姿を持つ怪人でその姿形は肉眼で確認することができない。ビデオカメラやスチールカメラなどでしか姿を表さないのが特徴である。 その正体は幽霊もしくは異次元の使者とも言われているが正体はいまだもって不明。カメラ技術が発達した現代だからこそ存在が確認された新怪人のひとりである。 そんなシャドーマンと思わしき怪人の写真を山口敏太郎事務所がふたたび確認できたので、ご報告させていただきたい。 この写真は2007年頃初頭、東京は浅草の浅草寺付近で撮影されたもの。撮影時期はお正月だったとのことで、初詣に並ぶ行列を撮影したものだという。 手前の大きい赤枠にご注目いただきたい。なんと黒いジャンパーを着たと思わしき人物の首から上がまるでブラインドがかかったように消えてしまっている。 その異様な姿はまるで時空のゆがみによって存在そのものが消えてしまったかのようである。 この写真を撮影したのはこれまで本ミステリー記事でも心霊写真をたびたび提供してくれている鳴釜のん女史。鳴釜女史はシャドーマンの姿をたびたび捕らえており、過去にも同様の写真を浅草寺で撮影している。 また、鳴釜女史によるとこのシャドーマンらしき人物の写真について「最初は首から上が存在した」と語っており、1年後に再度写真を確認したときは綺麗さっぱり消えてしまったのだという。 撮影した写真が変化する…こんなことがあり得るのだろうか。 もしかすると、時空の使者シャドーマンは我々の住む三次元を遠隔操作によって書き換える能力をもっているのかもしれない。 また、鳴釜女史はこの写真にはもう一つ不思議な物体が写っていると指摘する。 写真奥にある五重塔の左側にご注目いただきたい。なんと電柱の上に黄色い顔のようなものが浮遊しているのである。鳴釜女史はこの顔を「目つきの悪い女性に見える」と語っている。 黄色い女性の顔とシャドーマンとの関連性は不明であるが、やはり何かの霊現象が発生している可能性が高い。 この写真もまた、シャドーマンの秘密を解き明かす貴重な資料になるかことだろう。(写真提供:鳴釜のん/山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2014年06月24日 15時30分
優勝への第一関門 なぜ、広島カープは『交流戦』に弱いのか!?(後編)
リーグ首位の陥落から3日目の6月11日、広島東洋カープは埼玉西武ライオンズとの一戦を雨で流した。同日、ライバル巨人が北海道日本ハムファイターズとの延長戦を征したため、ゲーム差は『2』まで広がった。 「雨天中止となった同日の西武戦は13日に組み込まれることとなりました。したがって、広島は12日から変則の4連戦を戦うことになります。野手も堂林、廣瀬、キラ、松山を故障や不振で欠いています」(NPB関係者) 先発投手陣は本調子ではない。そのうえ、エース・前田健太は脇腹痛で登板を回避することが決まっており、セットアッパー・一岡竜司の右肩痛で戦線を離脱している。この変則連戦は、故障者続出の広島にとってさらに苦しいものとなりそうだ(同時点)。 過去9年間の交流戦の対戦成績は、以下の通り−−。対北海道日本ハム 14勝25敗1分け対千葉ロッテ 15勝20敗4分け対オリックス 15勝24敗1分け対東北楽天 19勝21敗対ソフトバンク 12勝25敗3分け対埼玉西武 21勝17敗2分け 広島がトータル成績で勝ち越しているのは、埼玉西武だけだ。もっとも、近年の埼玉西武は前半戦で躓き、ペナントレース終盤で猛チャージを掛ける戦い方が続いている。主力選手の故障、不振など理由はさまざまだが、西武も本調子で交流戦を戦っていない。 広島のチーム打率は2割5分5厘で、リーグ5位(6月16日時点)。本塁打71はリーグトップだが、三振472もリーグワーストだ。エルドレッド、キラ、ロサリオの外国人勢がここまで順調に長打を量産した結果であり、「本塁打=強振」と捉えれば、三振が多くなるのも当然だろう。興味深いのは『四球数』。広島打線がここまで選んだ四球の数は、185。この数値はリーグ5位である。その影響だろう。四球を選ぶバッターが少なくなった、あるいは、そういった機会が少なくなったため、出塁率も3割2分1厘と低くなった(同5位)。三振の多さと、四球が少なさ−−。近年のパ・リーグには、好投手も多く出現した。ダルビッシュ、田中将大、金子千尋、攝津正、岸孝之、涌井秀章…。彼らは変化球の持ち球も多く、対戦バッターに応じてウイニングショットを変えることもできる。かつ、ストレートも速い方である。「四球が少ない」ということは、ジックリと対戦投手のボールを見極める攻撃機会が少ないわけだ。かつての広島打線は機動力(高出塁率)で『1点』をコツコツと積み上げる攻撃スタイルだったが…。 もちろん、現・広島打線は機動力野球の看板を下ろしたわけではなく、単独スチールのできる俊足選手も多い。だが、出塁率が低いために、『パ・リーグの好投手対打線』には発展させられず、『対バッター』のまま戦っているのではないだろうか。 パ・リーグ出身のプロ野球解説者がこんな指摘をしていた。 「パはストレートの速い投手が多く、セは変化球投手が多い印象がある。パ・リーグのバッターはセの名高い投手に苦手意識がないのは、そのためだと思います。でも、『マエケンだけは…』と話すパ打者も少なくありません。もし、大瀬良が本調子のまま交流戦に突入していたら、同じ印象を抱いたと思います」 広島のエース・前田健太、大瀬良大地は、変化球でストライク・カウントを稼ぎ、力強いストレートも投げられる。打線の出塁率が高まれば、広島は交流戦の戦況を一変させることも可能だと思うが…。
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社会 2014年06月24日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第81回 ECBのマイナス金利政策
欧州中央銀行(ECB)が、ユーロ域内の銀行が自行(ECB)に余剰資金を預ける際の金利を「マイナス」にするという、いわゆるマイナス金利政策の実施を決断した。 ECBの「金融的実験」は、日本の今後を考える際にも極めて参考になりうるので、本連載でも取り上げておきたい。 ドイツ人ビジネスジャーナリストであるウォルフガング・ムンチャウ氏が、英紙フィナンシャルタイムズにおいて、イタリア経済について論評し、 「レンツィ首相がいくら成果を上げようとも、ユーロ圏のインフレ率が直近の平均値2%から1%まで低下すれば、イタリアは債務不履行(デフォルト)の道をたどることになるだろう。同国では、日本のような債務水準と経済成長率、インフレ率の組み合わせや、ユーロ圏周縁国のような金利水準に耐える余裕はない('14年4月7日 [FT]緊縮策に抵抗する仏伊新首相の険しい道)」 と、書いていた。 現在のイタリアの失業率は、直近で12.6%と、極めて高水準である。ギリシャやスペインと比べると「良く」見えてしまうが、12.6%の失業率とは、過去の日本人が一度も経験したことがないレベルの雇用環境の悪化になる。 もっとも、イタリアの長期金利は2.76%と、一年前(4.6%)と比べてむしろ「低下」している。すなわち、国債が買い込まれているのだ。 さらに、消費者物価レベルのインフレ率は4月が0.5%、3月が0.3%、2月が0.4%と、超低迷状態にある。 長期金利の低下と、インフレ率の低迷。要するに、現在のイタリアはデフレ化しつつあるのだ。 また、「ユーロ圏の直近のインフレ率」は、すでに2%どころか、1%を切っている。少なくとも、昨年10月以降のユーロ圏のインフレ率は、毎月1%を下回っているのだ(4月は0.7%)。 ムンチャウ氏の主張は、恐らく下記の主旨だと思う。 「インフレ率が低迷し、名目GDPが伸びなくなると、イタリア政府の税収が減り、財政赤字が拡大し、政府の負債対GDP比率が悪化し、国債金利が急騰してデフォルトする」 イタリアはユーロ加盟国であるため、日銀やFRB、イングランド銀行のように「中央銀行の国債買入」で金利を引き下げることは不可能だ。少なくとも、イタリア政府の勝手にはできない。 ムンチャウ氏の主張のポイントは、例により「国債金利が急騰して」の部分になる。 国債金利が上昇するためには、金融市場に「お金の借り手」が十分に存在しなければならない。民間企業や家計の資金需要が乏しく、反対側で国民が預金ばかりを増やすとなると、日本同様に銀行の貸出先が「国債」に偏り、国債金利は上昇しない。 と言うより、現状のイタリアの国債金利の劇的な低下(何しろ、一年間で半分近く落ちた)は、民間の資金需要が国内に十分には存在しない、ということを示唆しているのではないか。 結局のところ、ムンチャウ氏にしても「セイの法則(供給はそれ自身の需要を創造する、という古典派経済学の仮設)」や「民間には常に十分な資金需要がある」ことを前提にしており、現在の環境に対応できていないように思う。 イタリアのみならず、現在はユーロ加盟国の多くはインフレ率が低迷している。結果、ユーロ圏の中央銀行であるECB(欧州中央銀行)は定例理事会において、ユーロ高とデフレ化を阻止するために、ついにマイナス金利導入を決定したのである。 ECBは現在、ユーロ域内の企業向け融資を増やすことを公約した銀行に対し、最長4年満期の低利資金を供給している。とはいえ、不良債権化を恐れるユーロ域内の銀行が、ECBが供給したお金を、再び「ECBの当座預金」に預けてしまうと、物価には何の影響も与えない。 日本も同様だが、ユーロ圏もまた、中央銀行が金融政策を拡大しても、銀行から民間にお金が貸し出されず、物価が低迷するという問題を抱えているのだ。 というわけで、ECBは域内の銀行が「ECBの当座預金」に余剰資金を預けた場合、金利を「徴収する」決断を下した。お金を預けた方が、金利を支払わなければならないという話で、まさにマイナス金利政策である。 今後、ユーロ域内の銀行は、資金をECBで眠らせておくと、金利を「支払う」ことになるため、民間への貸し出しは伸びる“はず”だ。 怖いのは、ここまでやってもユーロ域内で銀行から民間への貸し出しが増えないケースである。 銀行側に融資の意思があったとしても、果たして借り手(企業、家計)側に資金需要が存在するのか。民間に資金需要がない場合、銀行は余剰資金で国債を購入し、各国の国債金利は更に低下するだろう(まさに「日本化」だ)。 さらに、銀行から民間にお金が貸し出されたとしても、それが果たして「所得」を生み出すよう使われるのか、という問題もある。 民間が借り入れたお金でモノやサービスを購入せず、株式や土地への「投機」に回してしまうと、物価には直接的には影響を与えない。モノやサービスが買われない以上、国民の所得もほとんど創出されない。所得とは、国民が働き、生産したモノ、サービスに誰かが支出をしない限り生まれないのだ。 ECBのマイナス金利政策は、 「銀行に強制的にお金を貸し出させれば、融資を受けた民間がモノやサービスの購入に回し、国民経済が成長する(=所得が増える)“はず”」 という前提に基づいているのである。 リーマンショック以降の世界(日本は橋本龍太郎政権以降)において、「民間に資金需要がある」前提の政策が巧くいったケースは、筆者が記憶する限り存在しない。 現在の欧州が日本と全く同じ問題(お金が銀行から貸し出されない)を抱えている以上、今回のECBの「マイナス金利」効果については、大いに注目する必要があると思うのだ。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2014年06月24日 15時00分
国内潜入スパイに通達 習近平の極秘指令「安倍晋三を暗殺せよ」全情報(2)
もっとも、官邸筋や日本の警察組織が、ここにきて安倍首相の身辺警備を強化しだしたのには、さらなる理由が存在するという。実は「首相暗殺情報」は、安倍氏の総理就任前後から流れだしており、徐々にエスカレートしてきた経緯があるからだ。 警察庁関係者がその発端をこう話す。 「もともと暗殺情報が蔓延し始めたのは、安倍氏が総裁選に勝った直後の'12年10月頃から。この時には自民党や警察関係のHPに海外サーバーを通した暗殺予告が約70件も寄せられ、その多くが中国からのものと見られていたのです。また、昨年3月に国家主席に就任した習氏は、同年5月初旬に尖閣の領有権を高らかに訴え、日本への強気一辺倒の攻勢を開始したが、この時期に不可解な事件が起きているのです」 警察庁関係者が言う“事件”とは、昨年5月3日に東京・千代田区麹町の参院議員宿舎周辺で起きた交通事故だ。その概要は当時、防衛省統合幕僚監部の特殊作戦室長を務めていた黒沢晃一等陸佐(当時50)が道路を横断中、職業不詳の男が運転するバイクにはねられ即死したというものだが、同事故には拭えない“不審さ”が付きまとっていたのである。 「事故が起きたのは深夜1時半だが、現場は極めて見通しのいい場所だった。しかも黒沢陸佐は室長就任前には西部方面普通科連隊長を務め、まさに尖閣を含む南西諸島保守のトップだった。事故当時もこれを指揮する役割を担っており、政府関係者との会合の帰路にひき殺されたのです。そのため、加害者は徹底的に背後関係を調べられたが怪しい部分が見つからず、単なる交通事故として処理された。ただ、公安関係者の中には、いまだに『これは中国側が仕掛けた謀略』と言う者がいるほどなのです」(前同) また、当時この事件を追った報道関係者がこう語る。 「単なる交通事故と判断されたことで、日本のマスコミは軒並みベタ記事扱いだったが、中国側は事故と黒沢氏の経歴を国営新華社通信や中国中央テレビで仔細に報じ、暗殺説が日本のネットで流れていることまでを報道したのです。公安や防衛省筋では、これが『暗殺を実行した中国の勝ち名乗りだったのでは』との憶測が飛び交った経緯もあるのです」 この事故は永田町関係者の間ではいまだに語り草となっているが、安倍首相を狙った「暗殺情報」のエスカレートぶりはこれだけではない。昨年夏前からは、日本国内に中国人スパイが多数流入。さまざまな工作活動を行っていたが、今ではそれが大きなうねりを見せ始めているのだ。 警察関係者がこう明かす。 「昨夏には多数の工作員が東京に集結。7月の参院選で、参院のねじれを継続させるために活動をしていたのです。実際、工作員らは反安倍を標榜する民主党や社民党、自民党議員やマスコミ関係者らに多数接触。ところが、自民党が大勝してねじれが解消し、目的が水泡に帰してしまった。暗殺情報が再び駆け巡ったのはこの時で、警察内部や永田町筋も大慌てだったのです」
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