-
芸能 2013年11月27日 11時45分
HKT48 九州7県ツアー開催が決定!
HKT48劇場がオープンし、2周年となり、26日にHKT48全メンバー出演による「HKT48劇場 2周年記念 特別公演」が開催された。 冒頭のMCで、1期生の宮脇咲良が「皆さんのおかげで2周年を迎えることができました」とご挨拶すると、劇場内からは大きな歓声と拍手が起こった。1期生の松岡菜摘は「HKT48を応援してくださる方が増えたのが本当にうれしい」、若田部遥は「2年前はゼロからのスタートで、ここまで来れたことに感謝したい」と、あっという間に過ぎた2年間を振り返った。 公演では様々な組み合わせのユニット曲や、3期生9名による「スカート、ひらり」、また劇場オープン時に行っていた公演曲から1期生16名による「手をつなぎながら」では、感極まって泣き出すメンバーも。アンコールではAKB48 34thシングル『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』Type H収録のHKT48オリジナル曲「ウインクは3回」を初披露。センターに抜擢された3期生の矢吹奈子は小さな声を振り絞り「緊張しました…」と感想を語った。 その後、全メンバーがステージに集合する中、スクリーンがダウン。メンバーにも知らされていなかったサプライズ発表は「HKT48初 九州7県ツアー開催」のVTR。客席からも大きな歓声が上がり、ステージ上のメンバーは驚きとうれしさのあまり、泣き崩れる姿も。支配人を兼務する指原莉乃は「九州7県まわって、みんなで九州を制覇しましょう!!」と意気込みを語り、劇場は大きな歓声に包まれた。 最後の挨拶でチームHキャプテンの穴井千尋は、「これからもこの仲間と一緒に、劇場と一緒に、ファンの皆さんと一緒に、いつかは全国にいけるよう頑張っていきたい。3年目のHKT48の応援、よろしくお願いします」とご挨拶し、2周年記念特別公演は幕を閉じた。【メンバーコメント】穴井千尋(チームHキャプテン)2周年を迎えて、たくさんの仲間が増えたHKT48はまだまだ成長し続けています。3年目は更にメンバーとファンの皆さんとの絆を深めていきたいと思います。九州から、そしていつかは全国をめざし、メンバー一丸となって頑張っていきます。兒玉遥(1期生)初めての九州ツアー、本当にうれしく思います。まずは九州の皆さんにHKT48を知ってもらって、そして応援していただける存在になりたいです。今からとても楽しみにしています!! AKB48チームAで吸収していることも発揮できればと思います。
-
芸能 2013年11月27日 11時45分
ビッグダディが美奈子にアドバイス
ビッグダディこと林下清志が26日都内で「居酒屋はなこ」店舗プレス懇親会にゲスト出演した。 先日フジTV情報番組「ノンストップ!」で元妻・美奈子の「子供には自分の人生を受け止めてほしい」という発言がネットなどでバッシングを受けたことについてビッグダディは、「普通にかわいそうでした」とコメント。「番組に出るならちゃんと整理してまとめて出ていかないといけません」とピシャリ。「発信の仕方が間違いです。言いたかったことは母親がハッピーでなければ、子供もハッピーではないということだと思います」と話した。 今後の美奈子には「頑張ってやってくれればいいですよ」とアドバイス。 株式会社セクションエイトは「居酒屋はなこ」×「777タウン」×「ラーメン魂」スペシャルコラボ企画を展開中。
-
トレンド 2013年11月27日 11時45分
2013年10大ニュースの第一位『自動売買で3億円・脱税サラリーマン』事件
もうすぐ2013年も終わり。この時期になると気になるのが「10大ニュース」というやつ。東京オリンピック開催、アベノミクスなど、2013年は景気の良い話が多かった気がする。『お金』のことに絞れば、個人的にとても印象に残っているニュースがある。今年3月に起きた『FXで3億円・脱税騒動』だ。 知らない人のためにおさらいしてみよう。3億6800万円をFXで荒稼ぎしたものの申告せず、約1億4000万円を脱税していた男が所得税法違反容疑で逮捕された。社畜なわが身としては「脱税するほど金があるなんてボンボンは羨ましいものだ」なんて感じた記憶がある。しかしニュースを読み進めていくうちに思わず「えっ!」と声を上げてしまった。なんとこの脱税男、元は自動車部品製造会社勤務。つまり私と同じサラリーマンだったのだ。 当時かなりショックを受けた私。「なぜ社畜の身でありながら3億も稼げたのだろう?」と悩んだものだ。いろいろと調べたところどうやらこの3億男、FX取引を行っていたらしいのだ。しかも『自動売買ソフト』なるものを使って。 FXとは外国為替証拠金取引のこと。資金が少なくても短期間で利益を挙げることが可能な方法だ。しかし相場の知識や判断力などが必要で、素人では稼ぐのは難しい。3億ともなればよほどの知識がなくては無理な話だ。 3億男は“素人の弱点”を補うべく『FX自動売買ソフト』を活用した。コンピューターの性能はある点において人間に勝る働きをする。欲や焦りとは無縁であり、システムに組み込まれた『最良の判断』をしてくれる。疲労による作業効率低下もありえないし、24時間働き続けてくれるものだ。[詳細はこちら https://rise-one.com/landing/explanation/] ただ一点、自動売買ソフトには弱点がある。それは「融通が利かない」ことだ。従来型のソフトでは突然の相場急変動や金融ショックに対応することはできない。人間のような経験や勘による柔軟性がないことが原因だ。しかし近年、それすらも克服するソフトが登場している。『進化型ソフト』と呼ばれるものがそれだ。実は3億男も『成長する人工知能』を使い、FXで荒稼ぎをしていたのだ。 「3億男が使っていたソフトを使いたい」誰もがそう思うだろう。なんと、男が使用していたソフトと同様の『進化型ソフト』が市販されており、話題を呼んでいるという。 ライズワンが発表する『FONS https://rise-one.com/landing/explanation/』は人工知能を搭載したFX自動売買ソフト。まさに3億男が使用していた『進化型』と呼ばれるものだ。数学者やプロトレーダーにより設計され、相場の知識は超一流。相場の流れを学習し進化することで「リスク排除」を行ってくれる。もちろんソフトだから欲や焦りとは無縁だし、人間のようなミスもない。ただひたすら24時間稼ぎ続けてくれるのだ。 実際に過去5年間の運用データをみても、高い利益率だけでなく年単位で『負けなし』という非常に安定した結果だ。しかもリーマンショックやギリシャ危機などの急な相場変動を難なく乗り越えている。一流トレーダーすら脱帽の実力と言えるだろう。 FONSは当然有料のため、初期費用はかかってしまう。しかし考えてみてほしい。「3億男も愛した進化型FXソフトで稼ぐ」のである。ハッキリ言って初期投資なんてすぐに回収できるだろう。FX素人のサラリーマンであっても稼げる。2014年のニュースになるのは私たちかもしれない。 今よりもっと稼ぎたい、そう思うのならまずは無料の資料請求を。
-
-
社会 2013年11月27日 11時45分
警視庁の巡査長が出勤途中に駅で女子高生のスカート内を盗撮
とんでもないハレンチ警察官がいたものである。 女子高校生のスカートの中を盗撮したとして、警視庁小金井署地域課の男性巡査長(31)が、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、現行犯逮捕されていたことが分かった。 同課によると、巡査長は11月13日午前7時50分頃、東京都武蔵野市のJR武蔵境駅構内の上りエスカレーターで、女子高校生(18)のスカートの中にスマートフォン(多機能携帯電話)を差し込み、動画撮影機能を起動させて盗撮したとされる。 駅構内を警戒中だった私服警察官が、不審な動きをしている巡査長を発見し、その場で現行犯逮捕した。 よりによって、巡査長は非番ではなく出勤途中で、「女性の下着が見たかった」と容疑を認めているという。 巡査長は立川簡易裁判所で罰金の略式命令を受けて納付し、22日に釈放された。 警視庁では、この不祥事を公表していなかったが、その理由について、同課は「被害女性の心情に配慮した」としている。 同課は「警察官がこのような行為をして申し訳ありません。調べを尽くして厳正に対処したい」と話している。巡査長は処分される見込み。 それにしても、現職の警察官が出勤途中に、女子高校生のスカート内を盗撮するとは、開いた口がふさがらない。この巡査長には警察官としての自覚もなければ、勤務が始まる直前の緊張感もなかったようだ。(蔵元英二)
-
社会 2013年11月27日 11時00分
兜町で話題となったフジの株価 本業そっちのけのカジノ解禁話
フジメディアホールディングス(フジMDH)が兜町筋で人気を集めている。 例えば、11月11日にロイターが次のように配信したのが人気を呼び、12日付で久々に2100円台に乗った(最高値は5月15日の2330円)。 〈フジMHDが買い先行。カジノ解禁の基本法案が臨時国会で可決される方向になっている中で、同社と三井不動産、鹿島の3社がカジノやホテルを含む総合型観光リゾート(IR)を東京都の台場エリアに建設する計画を提案していることがわかり、材料視されている。三井不動産や鹿島の株価も上伸している〉 これまで、フジMDHはお台場カジノ計画で表面的に動くことはなかった。日枝久会長も「カジノがあれば近くにエンターテインメント施設が必要だし、ショーの演出はお手の物だからそれを請け負う」(月刊文藝春秋)と語るだけ。教育系スポンサーやおかたい主婦連中への配慮があったに違いない。 だが、ロイターはフジMHDを中核とした“カジノ実働軍団”が露骨に動き始めていることを明らかにし、証券業界もその動きを注視していることに触れている。 一方、カジノ解禁を目指す議員連盟の動きにも拍車がかかっている。 超党派の国際観光連盟(会長・細田博之自民党幹事長代行)は、解禁した場合の制度の概要を盛り込んだ実施法案の骨子を決定。「査察官」を配置し施設への立ち入り・監視権限や逮捕特権を与えるなど具体案を決め準備を進めている。 ただ、カジノビジネスのキーパーソンはあくまでも日枝会長である。 8月から10月にかけて、安倍首相と何度も食事をしたりゴルフをともにした。こうした行動は、お台場カジノ解禁をにらんで、様々な情報入手や関連する依頼をしたとみてよかろう。 もっとも、屋台骨が揺らいでいるフジはカジノに夢中になるより視聴率下位から脱出し、ブレた軸足を調整することが先決、という意見も日増しに強くなっている。(編集長・黒川誠一)
-
-
芸能 2013年11月26日 18時00分
小谷真生子から大江麻理子へ テレ東キャスター交代裏舞台
テレビ東京はこのほど、来年3月末で『ワールドビジネスサテライト』(以下、WBS)の小谷真生子を“降板”させ、4月から局アナの大江麻理子を就任させることを内定した。 48歳になった小谷は、歴代キャスターの中でもっとも長い15年も務めた。交代要因は、小谷のマンネリ司会による視聴率不振(平均4%前後)とギャラの高さであろう。 「テレ東にベルトで出ている数少ない“タレント”の一人が小谷。BSも含めた専属契約なので、1回の出演料は推定30万円で週150万円。年50週換算で年収は7500万円にものぼる」(テレビ業界事情通) また、テレ東は'15年秋に現在の港区虎ノ門から六本木へ移転する。新社屋では地上デジタル放送とBSデジタル放送を一体化した設備を構築するが、移転にともなう費用は180億円という。 '14年3月期決算では売り上げ1193億円、経常利益が41億円を見込むが、この中での転居費としてはかなり負担になるだろう。そのため、あらゆる費用の圧縮を勧めており、小谷の交代もその一環といえる。 さらに、トップ交代もこの“人事”に影響していると見てよい。 今年6月、社長の島田昌幸氏はポストを日経前常務で顧問の高橋雄一氏に禅譲し会長となった(ただし、持ち株会社のテレビ東京ホールディングスは島田氏が社長、高橋氏が副社長)。 島田会長は、小谷よりも大江を重用している。大江単独のカレンダーを出せ、と現場に命じたのも島田会長だ。 ただ、会長職は早くて2年で相談役に退く場合がままある。そのため、自分が人事権のあるうちに大江をWBSのキャスターにしてしまおう、という計算もあったに違いない。 大江アナは今年4月から、テレビ東京ニューヨーク支局に出向している。 「日本時間で午前4時過ぎから放送される『ニュースモーニングサテライト』に出演。しかし、出向期間は3〜4年が平均で、わずか1年での帰任はなにかと取り沙汰されるのは間違いありません」(前出・テレビ業界事情通) 大江キャスターの不可思議な人事、今後、なにかと波紋を広げるだろう。
-
芸能 2013年11月26日 15時30分
いつの間にか“売れっ子タレント”の仲間入りを果たしたボブ・サップ
かつてはK-1やPRIDEのリングで大暴れし、お茶の間でも人気者となった格闘家のボブ・サップが今年に入って再ブレークした。 1月に新日本プロレスの東京ドーム大会に参戦し久々にプロレスのリングにカムバックすると、3月にはK-1のずさんな運営体制を真っ向から批判するなどした著書「野獣の怒り」(双葉社)を発売。以後、アントニオ猪木率いるプロレス団体・IGFを主戦場としながら芸能活動を並行。 「ソフトバンク」や「明治安田生命保険」のCMに登場してコミカルな演技をみせ、嵐が司会をつとめる「VS嵐」(フジテレビ)などのバラティー番組にも出演。10月にスタートした堀北真希主演の連ドラ「ミス・パイロット」(同)への出演も果たしたが、芸能活動以外にも大きな実入りがあるというのだ。 「著書は5万部ほど売れ、CMのギャラもそれなりの金額だったようだが、実は、かなり効率的に稼ぎまくっているのは全国のパチンコホール店での営業で、芸能人だと酒井法子と同ランクの1本100万円。ホールをハシゴして2、3本こなす日もあるのでとにかく稼ぎまくっている。今年だけで年収は軽く1億円を突破したはずですっかり“売れっ子タレント”の仲間入りを果たした」(格闘技関係者) 今月17日には熊本県内の興行で元プロボクサーでK-1やPRIDEのリングでも活躍した西島洋介の引退試合の相手をつとめて1RKO負け。しかし、「サップにとって試合は“おまけ”みたいなもので、地元の企業のCM撮影などがメインの仕事。本来、西島が主役のはずだったが、地元ではかなり前から『サップ来たる!』と大盛り上がりだった」(地元の格闘技関係者)。 来年も日本でがっぽり稼ぎそうだ。
-
芸能 2013年11月26日 15時30分
【週刊テレビ時評】TBS系「安堂ロイド」低迷続く! キムタク主演ドラマ史上ワースト視聴率更新が濃厚!?
平均視聴率30%を超えた「GOOD LUCK!!」(03年1月期/TBS系)以来、10年半ぶりの木村拓哉と柴咲コウの共演で注目を集めていたTBS系「安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜」(日曜日午後9時〜)の低迷が続いている。 11月24日放送の第7話の視聴率は11.2%(数字は以下、すべて関東地区)にとどまり、3週連続の11%台となった。 同ドラマは初回(10月13日)こそ、19.2%と好発進したものの、第2話(20日)では15.2%と急落。プロ野球日本シリーズ(巨人対楽天)と重なった第3話(27日)は13.2%、第4話(11月3日)は10.2%と落ち込んだ。 視聴率が落ちた原因は日本シリーズとのバッティングと思われたが、その後も、第5話(10日)=11.5%、第6話(17日)=11.4%と低空飛行で、第7話までの平均視聴率は13.4%と低調だ。 24日はライバル番組の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」が12.1%どまりで、前週から4.6ポイント下げただけに、「安堂ロイド」にとっては絶好のチャンスだったが、それでも数字は上がらず、事態は深刻だ。 “視聴率男”キムタクがこれまで、主演した連続ドラマで、最も平均視聴率が低かったのは、10年4月期のフジ月9枠「月の恋人〜Moon Lovers〜」で16.8%だった。連ドラで一度落ちた視聴率を再び上げるのは難しいといわれており、このままいけば、キムタク主演ドラマ史上ワースト視聴率となるのは濃厚となってきた。 今クールの勝ち組といえるフジテレビ系「リーガルハイ」(堺雅人主演/水曜日午後10時〜)、テレビ朝日系「相棒season12」(水谷豊主演/水曜日午後9時〜)、テレビ朝日系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(米倉涼子主演/木曜日午後9時〜)は先週も好調をキープ。 「リーガルハイ」第7話(20日)は17.7%で前週と同じ、「相棒12」第6話(20日)は15.6%で、前週より1.2ポイントダウン。「ドクターX」第6話(21日)は22.1%で前週より、1.6ポイント下げたものの、3週連続20%超えで、ここまでの平均視聴率は21.9%。 TBS系「夫のカノジョ」(川口春奈主演/木曜日午後9時〜)第5話(21日)は3.0%で、今世紀にプライム帯(午後7時〜11時)に民放で放送された連ドラのワースト記録を更新し、第8話(12月12日)で終了することが決まったが、フジテレビ系「家族の裏事情」(財前直美&沢村一樹主演/金曜日午後7時57分)も、かなりやばくなってきた。第5話(22日)は3.8%と、過去ワーストで、3週連続で5%を切り、このままでは同ドラマも打ち切りの可能性もありそうだ。 NHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第47話(24日)は13.7%で、前週と変わらなかった。 また、沢尻エリカが主演したTBS系ドラマ「時計屋の娘」(18日月曜日午後9時〜10時54分)は12.5%で、12年4月30日に放送されたTBS系「悪女について」の14.7%を下回った。(坂本太郎)
-
芸能 2013年11月26日 15時30分
快進撃続くNHK朝ドラ「ごちそうさん」 「あまちゃん」超えも視野
9月30日にスタートしたNHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」(杏主演/月〜土曜日午前8時〜)の快進撃が続いている。 「ごちそうさん」は初回(同30日)22.0%(数字は以下、すべて関東地区)をマークし、前作の「あまちゃん」(能年玲奈主演)の初回(20.1%)を超える好発進で、第1週(同30日〜10月5日)の平均視聴率は21.07%だった。 その後も週平均視聴率は、第2週(同7日〜12日)=21.22%、第3週(同14日〜19日)=21.65%、第4週(同21日〜26日)=21.85%、第5週(同28日〜11月2日)=21.92%と、週を重ねるごとにジリジリ上昇。 舞台を大阪に移しての最初の週となった第6週(同4日〜9日)では21.00%と、初めて週平均視聴率を落としたが、その後、第7週(同11日〜16日)=21.72%と持ち直し、第8週(同18日〜23日)では22.35%と、過去最高の数字を示した。これまでの全週で、週平均21%を超える好調ぶりだ。 前作の「あまちゃん」はドラマの舞台となった岩手県久慈市小袖地区の方言「じぇじぇじぇ」が流行語となり、ロケ地には観光客が殺到するなど、社会現象をも巻き起こした上、終了時には「あまロス症候群」なる言葉も生まれた。 それだけに、「ごちそうさん」にかかるプレッシャーは大きかったが、見事に、その重圧をはねのけた格好。 03年以降、NHK朝ドラの平均視聴率が20%を超えたのは、03年度前期の「こころ」(中越典子主演)の21.3%、12年度前期の「梅ちゃん先生」(堀北真希主演)の20.7%、13年度前期の「あまちゃん」の20.6%の3ドラマしかない。「ごちそうさん」がこのペースを維持できれば、「あまちゃん」超えどころか、10年半ぶりに、「こころ」の平均視聴率を更新する可能性も十分ありそうだ。(坂本太郎)
-
-
社会 2013年11月26日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第53回 蘇る構造改革
最近、まるで小泉政権期のように「構造改革」に関連した報道が増えてきている。 2013年11月9日、大阪市が100%出資する新会社に、30年間分の水道サービスの運営権を売却して民営化する方針を固めたとの報道が流れた。浄水場などの資産は大阪市が保有したままで、かつ水道料金にも上限を設ける、いわゆるコンセッション方式による民営化。既存の水道職員(約1600人)は大半が新会社に転籍となり、将来的には1000人まで削減するとのことである。大阪市が本当に水道事業を民営化した場合、全国の自治体では初となる。 水道の民営化が実施された場合、大阪市の行政コストは下がる(そもそも、それが目的だ)。とはいえ、別に水道の運営権を購入した「水道株式会社」は、新たな付加価値を創出するわけではない。水は単なる水であり、しかも現状の大阪市の水道サービスは「品質が悪い」「水が供給されない」等の問題を抱えているわけではないのだ。 例えば、現状の大阪市の水道サービスが、水質が悪い、あるいは「必要な家庭・企業に水が供給されない」などの問題を抱えていた場合は、水道の民営化は正当化される。水道事業を民営化することで、 「大阪市民に供給される水の品質が向上する」 「これまで水道サービスを提供されていなかった家庭・企業に、水が供給される」 などの「新たな付加価値」が創出される。新たな付加価値創出があって初めて、水道民営化は「正しい解決策」になり得るのだ。 とはいえ、現実は異なるため、大阪市が水道を民営化したところで、サービス享受者である大阪市民に対する付加価値が高まるわけではない。 付加価値を創出しないとは、「所得(=付加価値)のパイが一定」という話である。水道が民営化されたからと言って、 「それでは、水道サービスを使おう」 などと言う人は、一人もいないだろう。すでに、全ての大阪市民は、既存水道サービスのユーザーなのだ。所得のパイが増えない状況で、水道株式会社が「新規参入」し、事業を請け負う。そのために、法律を変更する。果たして、何が目的なのか。 さらに、11月12日には、経済産業省が家庭向け都市ガス事業者の利用者が「自由に」購入先を選べるようにする制度改革を実現するため、有識者会合を開いたことが報道された。事業者間の「競争」を促し、料金値下げやサービス向上につなげたいとのことである。 電力自由化や水道民営化も同じだが、ライフラインの公共サービスの「民営化」や「自由化」が正当化されるのは、 「ライフラインを提供する公共企業が、競争原理が働かないため、不安定で品質が悪いサービスを提供し、消費者の需要が満たされていないにもかかわらず、過剰利益を得ている」 ケースのみである。現状の日本のガスサービスは、上記の状況なのだろうか。 水道民営化のケース同様に、ガスの自由化を実現したからといって、 「ガスが自由化された。ならば、ガスを使おう」 などと判断する都市ガスのユーザーは一人も、繰り返すが「一人も」いないだろう。ガスのユーザーは、現時点でユーザーであり、自由化したからといって「ガスサービスの需要」「ガスサービスの付加価値」「ガスサービスの所得」が増えるわけではない。 GDP三面等価の原則により、付加価値(生産面GDP)と需要(支出面GDP)、そして所得(分配面GDP)は必ずイコールになる。 新たに付加価値が生まれるわけではないにもかかわらず、民営化、自由化路線を突き進み、新規参入企業に「レント(超過利潤)」を獲得する機会を与える。安倍政権は、レント・シーキング内閣と化すのだろうか。 さらに、翌13日には、政府が2014年度に地方自治体に配る地方交付税の算定基準について、「産業振興の成果を上げた地方自治体」に交付税を加算する制度を復活させると報じられた。本制度は5年前に廃止されたのだが、またもや「地方自治体に競争を強いる制度」が復活することになるかもしれない。 そもそも、地方税収で賄いきれない地方行政の経費を中央政府が補うものが「地方交付税」である。政府は、 「'14年度は企業業績の回復で、地方税収の増加が見込まれる」 としており(消費税増税の影響は考えられているのか)、交付税の給付について「産業振興の度合い」で差をつけようとしているわけである。 企業の誘致や産業振興に熱心な自治体には多くの地方交付税を普及し、そうでないならば交付を減らすという話なのである。 より具体的には、製造業の出荷や農業産出額などについて、過去の推移と比べて大きく伸びた自治体に交付税を加算する案が検討されているようだ。すなわち、 「地方自治体は互いに競争せよ。競争に勝ったところには、より多くの地方交付税を加算する」 という制度になる(戻る)わけだ。 現実には、現在のデフレ期に「産業振興」に努力していない地方自治体など、ほとんど存在しないだろう。努力を重ねてもなかなか所得を増やせないのが、デフレの残酷な一面。それにもかかわらず、結果で差をつける、ということだ。 インフレ期はともかく、デフレ期に企業誘致に成功する自治体はそれほどない。さらに、製品や農産物の出荷額が伸びる、伸びないは、自治体が当初から備えている環境条件(地理的条件など)に大きく左右されることになる。 各自治体の環境、パラメーターが異なるにもかかわらず、「同じルール」で競争せよ。勝った自治体には、交付税を多く出す。負けた自治体は、交付税が少なくなる…。 負け組になりたくなければ、自治体同士で互いに競争せよ、という話なのだろうか。まるで「ユーロ」である。ヘビー級ボクサーと、ストロー級ボクサーが、同じリングで戦うことを、制度的に強要するわけだ。 「競争」に負けた自治体は、十分な地方交付税を給付されず、公共サービスが劣化して行き、「さらなる負け組」への道を辿ることになる。 もちろん、健全なインフレ下で、経済成長率が高い時期であれば、それなりに正当化されるのかも知れない。だが、デフレで「所得全体のパイ」が縮小している時期に、自治体同士を競争させれば、所得のパイが増えていない以上、「勝ち組の自治体」が所得を増やしたとき、必ず反対側で「負け組の自治体」の所得が減ることになる。 この種の「路線」を突き進むと、最終的にどうなるか。実は、筆者は1年前の時点で、我が国で新古典派経済学に基づく「構造改革路線」を究極まで推進すると、社会がいかに変貌を遂げるのかシミュレートした小説『顔のない独裁者(さかき漣:著、PHP研究所)』を企画した。 本書は、まさに上記の記事が流された11月13日に発売となった。宣伝になってしまい恐縮だが、構造改革が行き着くところまで行き着いた世界を疑似体験したい読者は、ぜひとも一読してみて欲しい。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分