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社会 2015年03月18日 11時45分
徳島県警OBで元交番相談員がコインランドリーで女性の下着盗む
徳島県警OBで60代の元交番相談員の男がコインランドリーで、女性の下着を盗んだとして、県警が3月9日付で書類送検していたことが分かった。 送検容疑は、1月25日午前4時頃、同県徳島市内のコインランドリーで、乾燥機から20代女性のパンティー1枚を盗んだ疑い。 県警によると、洗濯物を取りに戻った女性が、乾燥機の中を物色している男を発見。男は車で逃走したが、女性が110番通報。女性が記憶していた車のナンバーから、男が特定された。 任意の事情聴取に対し、男は「性的な興味があった」と容疑を認めた。自宅からは十数枚の女性用下着が見つかった。 言い訳ができなくなった男は、数年前から約20回にわたり、同様の盗みを繰り返していたことを認めた。ただ、県警は「被害者が特定できない」として、他の盗みについての立件を見送った。 県警は3月5日に、男を交番相談員から解任し、同9日に送検した。 男は県警職員として、定年まで勤め上げた後、交番相談員に就いていた。 県警監察課は「元警察官による窃盗は極めて遺憾。今後指導を徹底し、再発防止に努める」としている。 交番相談員は、地理案内や落とし物の受理などを担当する非常勤特別職員。住民の困りごと、意見、要望等の聴取及び住民に対する助言や、犯罪の予防、災害事故の防止、その他、住民の安全で平穏な生活を確保するために、必要と認められる事項についての指導連絡及び広報活動などを任務としており、現職の交番勤務の警察官の補佐的な役割。(蔵元英二)*写真イメージ
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社会 2015年03月18日 11時00分
結局無罪の小沢一郎報道とは大違い 安倍政権の“番犬”と化した大新聞、テレビ局の魂胆(1)
「もはや政権はスキャンダルの火薬庫。政治とカネにまつわる疑惑は今や首相にまで飛び火しているが、それでも安倍政権が倒壊しそうにないのは、“言論弾圧”とも言える統制を新聞、テレビに強いているから。ファシズム的な策略が、世論を封じ込めているのです」 夕刊紙記者が語るのは、安倍政権に噴出した一連の醜聞のことだ。西川公也・農水相、下村博文・文科相に始まった献金疑惑は、その後閣内に波及。環境相や法相、官房長官までが国の補助金受給企業から献金を受けていたことが発覚し、果ては安倍首相がその末席に名前を連ねたほど。 また、故・中川昭一元財務相の妻である中川郁子・農水政務官が、同じ自民党の門博文衆院議員と路上キスに及ぶ姿を週刊新潮が報道。同氏は辞任に追い込まれそうだが、それでも政権の屋台骨が揺るがない裏には、マスコミを牛耳った安倍首相の老獪な策略が渦巻いていると評判なのである。 その内幕を全国紙政治部記者がこう明かす。 「安倍政権は醜聞まみれの状態だが、その多くは週刊誌のスクープ記事。テレビはこれをスポットで報じる以外、ほとんどワイドショーでも取り上げず、新聞も紋切り型の批評を掲載する以外は、明らかに及び腰。これが世論の広がりを阻んでいるのです。要は両メディアは牙を抜かれ、今や安倍政権の“番犬”と化してしまっているのです」 同記者によれば、こうした事態に陥った最大理由は、昨年注目を集めた朝日新聞の「福島第一原発事故時の誤報」と「慰安婦問題における誤報」にあるという。 「知っての通り、朝日は昨年5月に福島第一原発の吉田昌郎所長の肉声を記録した『吉田調書』を元に、『所員の9割が所長の待機命令に違反し、第二原発に撤退していた』と報じたが、これに憤る安倍政権は、他のマスコミを使って誤報説を流したほど。また、昨年9月に朝日の木村伊量社長が、この原発報道と慰安婦報道の誤報を認める謝罪会見を開かされたことに他社が震え上がったのです」(同) しかも、これには後日談があるという。謝罪会見で朝日新聞が51万部を超える部数を減らしたことは有名だが、「これが原因で新聞業界は、すっかり毒気を抜かれてしまった」というのである。 「つまり、新聞界はこの騒動で、ほぼ安倍政権の報道規制の軍門に下ってしまった。一連の醜聞の先駆けとなる西川農水相の献金疑惑をスッパ抜いたのは毎日新聞だが、この報道にもギリギリの判断があったと評判なのです」(前出・夕刊紙記者)
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アイドル 2015年03月17日 19時07分
乃木坂46・生田絵梨花、トークアプリ755の“やじコメ”に感謝
新世代トークアプリ『755』新CM発表会が17日、都内で行われ、乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未が出席した。 白石は755について「今やっていることをリアルタイムですぐアップできたり、それについて“やじコメ”でファンの方からのコメントをすぐ見られたりする、新しい感じのアプリなので毎日楽しく使ってます」とコメント。生田も「空き時間にやります。ブログみたいに考えて書くより、ちょっとした事を気軽に書いています」と755にぞっこん。 報道陣にファンからの“やじコメ”で印象に残っている事を問われると生田は「以前大事なものを無くしてしまい、それを呟いたらファンの方がハサミのおまじないというのを教えてくれて、やってみたら次の日に本当に出てきたことがありました。感謝しておもわず顔文字でウェーブしました」とニッコリ。 また再生回数が100万回を突破した乃木坂46の新曲「命は美しい」(3月18日発売)のミュージックビデオの見どころを聞かれた西野は「カッコいい曲です。踊っている皆もカッコいい顔をして踊っているので見て欲しいです」とPR。 「命は美しい」は今回のCMのタイアップソングとして起用されている。新CMは3月20日(金)より放送開始。 (アミーゴ・タケ)
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芸能 2015年03月17日 15時30分
新作続々登場も「ドラえもん」の首位が揺るがなかった今週の映画ランキング
3月14日、15日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、「映画ドラえもん」シリーズ35周年記念作品となる「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記〈スペースヒーローズ〉」が2週連続で1位を獲得した。 7日公開の同作は全国365スクリーンで公開され、公開初週の週末2日間で興行収入約6.5億円をあげた。15日までの公開9日間で興収12億円を突破。興収35.8億円を記録した前作「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 -ペコと5人の探検隊-」を上回る数字で好調なスタートを切っていただけに、どこまで興収を伸ばすかが注目される。 昨年公開され、興収19億円を記録した「アオハライド」の咲坂伊緒氏原作の大ヒット少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー「ストロボ・エッジ」は、全国294スクリーンで公開され、興収約3.3億円を記録し初登場3位。 さだまさしの同名タイトル曲をモチーフに映画化された、大沢たかお主演、三池崇史監督のヒューマンドラマ「風に立つライオン」は興収約1.3億円をあげ、初登場5位となった。 先週3位だった、ベストセラー作家・宮部みゆきさんのミステリー大作を、「八日目の蝉」、「ふしぎな岬の物語」の成島出監督が映画化した2部作の前篇「ソロモンの偽証 前篇・事件」は7位だった。 今週はトップ10に新作6本がランクインしたが、「ドラえもん」の首位は揺るがず。先週まで4週連続でトップ10入りしていた「テラスハウス クロージング・ドア」が外れた。 「『ドラえもん』も『ストロボ・エッジ』も『風に立つライオン』もいずれも東宝作品。公開できるスクリーンの規模が他社と比べると圧倒的で、4月には新宿・歌舞伎町に複合商業施設となる新劇場もオープン。ますます他社に差をつけ“1人勝ち”が続きそうだ」(映画ライター) 21日にはジャニーズ事務所の「Hey!Say!JUMP」の山田涼介の映画初主演作「映画 暗殺教室」が公開。これまた東宝作品だが、「ドラえもん」の牙城を崩せるかが注目される。
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芸能 2015年03月17日 15時30分
【週刊テレビ時評】いまひとつ視聴率伸びなかった杏主演の恋愛コメディ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」
今クール、大きな注目を集めていた杏主演のフジ月9ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(月曜午後9時〜)の視聴率がいまひとつ伸び悩んでいる。 初回こそ、14.8%(数字は以下、すべて関東地区)で今クールの民放連ドラでは最もいいスタートを切ったものの、第2話=13.6%、第3話=11.0%、第4話=12.4%、第5話=11.1%、第6話=11.6%と伸び悩み、第7話では10.4%まで落ち込んだ。 第8話では持ち直し、13.9%まで上げたものの、第9話(3月16日)は12.3%で、ここまでの平均は12.4%。次回(同23日)はいよいよ最終回。果たして、どこまで数字を上がることができるか? 杏は長く脇役での下積みが続いたが、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年9月末〜14年3月)が平均視聴率22.4%の大ヒット。14年4月期の「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ)も平均16.0%の好視聴率をマークし、“新・視聴率女王”と呼ばれるようになった。それだけに、「デート〜恋とはどんなものかしら〜」でも、できるだけ高い視聴率をマークして、女王の面目を保ちたいところだ。 草なぎ主演「銭の戦争」(フジテレビ/火曜日午後10時〜)第10話(同10日)は13.9%で、前週より0.1ポイントダウン。 堀北真希主演「まっしろ」(TBS/火曜日午後10時〜)第9話(同10日)は5.4%で、前週より0.5%ポイント上げて、3週連続5%割れは回避。 柴咲コウ主演「○○妻」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第9話(同11日)は13.9%で、前週より1.0ポイントアップ。 真木よう子主演「問題のあるレストラン」(フジテレビ/木曜日午後10時〜)第9話(同12日)は9.0%で、再び1ケタ台に転落。 田中麗奈主演「美しき罠〜残花繚乱〜」(TBS/木曜午後9時〜)最終回(第10話=同12日)は過去最高の8.5%で、全話平均は6.6%だった。 亀梨和也主演の深夜ドラマ「セカンド・ラブ」第6話(同13日)は7.4%で、前週より0.3ポイントアップ。 西島秀俊主演「流星ワゴン」(TBS/日曜日午後9時〜)第9話(同15日)は10.1%で、前週より0.9ポイントダウンも、2週連続2ケタ台をキープ。 また、低迷続くNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜日午後8時〜)第11話(同15日)は14.0%で、前週より1.3ポイント上げ、7週ぶりの14%台となった。(坂本太郎)
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ミステリー 2015年03月17日 15時30分
『クトゥルフ神話』は実話だった? まるで怪獣!「クトゥルフタートル」の写真
2015年2月14日の記事において、山口敏太郎事務所は「毛の生えた亀」として「蓑亀(みのがめ)」のイラストをご紹介した。 蓑亀の記事の掲載後、カメに興味のある事務所の関係者からとある奇妙な亀の写真を紹介された。 写真は「クトゥルフタートル(Cthulhurtle)」と呼ばれている謎の亀をとらえた写真である。 顔はイカの足が付いたようになっており、体はカミツキガメのようなガッシリとした体つきとなっている。「クトゥルフタートル」の名前の通り、顔は『クトゥルフ神話』に出てくる神に非常によく似ている。クトゥルフの神はこれまであらゆるアニメや漫画、ゲームなどで登場することが多いためご存知の方も多いだろう。一般的にはタコのような顔と形容されることが多いが、クトゥルフタートルは顔が細くサイドに目が付いているため、タコというよりはイカのような形をしている。 この写真は撮影時期は50年以上前に撮られたとされているが、詳細はよくわかっておらず撮影場所なども不明。実際にこのような奇っ怪な生物が現れたかどうかもわかっていない。 唯一言えることはこの写真はフェイクの可能性が非常に高いということだろう。 クトゥルフタートルの写真は2点発見されているが、亀の体に比べ、顔の部分が妙に解像度が高いように見受けられる。 また、首と顔部分のつなぎ目に明らかに合成ミスとも言える部分があり(イカの顔の部分が一部欠けてしまっている)、これはイカと亀を巧妙に組み合わせて作られたトリック写真の可能性がある。 とは言え、このクトゥルフタートル。まるで怪獣のようなフォルムであり特撮映画に出てきてもおかしくないカッコイイ造形であるといえる。 また、亀は環境によって奇形種が非常に生まれやすい生物であるため、このような生物が生まれる可能性がゼロとは言い切れない部分もある。 果たして「クトゥルフの神」は実在したのだろうか?【参考サイト】MonsterMinions(海外サイト)https://monsterminions.wordpress.com/2011/07/27/the-beast-of-churubusco-and-other-turtle-monsters/文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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その他 2015年03月17日 15時30分
話題のケンミン本で町興し! かぼすPR大使の歌手・あべ由紀子が執筆「大分あるある」の中身!
タレント・歌手として活躍しながら、地元大分の「大分かぼすPR大使」に任命されているあべ由紀子が、大分にまつわる「あるある本」(TOブックス刊)を執筆、3月15日に発売したという。県民性のネタが200以上詰まった地元注目の本について、本人に直撃インタビューを行った。 −−歌手やタレントとして活動なさっているあべさんが、『大分あるある』を出したのはどんな経緯だったのでしょうか? あべ由紀子(=以下、あべ表記)「大分に詳しい著者を探している編集者さんがいたのですが、私が『かぼす音頭』を歌った事がきっかけで、大分かぼすPR大使をやっているため、友達に紹介してもらったのがきっかけです。歌の歌詞などは書いたことがありましたが、1冊の本を書くって本当に大変だなぁと思いました」 −−かぼすPR大使では、どんなことをなさっているのですか? あべ「大分とかぼすの良さを県外の方に知っていただくために、全国各地の様々なところで歌わせて頂いております。『かぼす音頭』というと、「演歌?」と聞かれますが、ポップス歌謡というジャンルです」 −−本には200以上のネタが載っているようで、かなり大変だったと思いますが、どうやってネタ集めをしたのでしょうか? あべ「大分の事が書いてある様々な資料を参考にさせていただきました。私は、大分県杵築出身なのですが、その中でも外れにある小学校で、同級生が二人しかいなくて…。かなりの、田舎なんで普通の大分県民との感覚にズレがあるんです。なので、大分出身の友達や、大分在住の親戚や家族や友達に『これ、どうかなぁ?』と色々聞きました」 −−本の完成まで、苦労した点はありますか? あべ「途中でパソコンのデータが消えたことです(笑)。といっても、まだネタだけしか打ち込んでなかったので、そんな大惨事にはならずに済みましたが。でも、その後またパソコンがフリーズして、書き直したネタも一回消えましたけど(笑)。本を出すことが決まって、なぜか仕事で大分へ帰る機会が多かったので、その度にいろいろとネタ集めしました。恥ずかしながら、この本を書いたことがきっかけで、知ったことも沢山あるんですよ。大分のことをもう一度見つめられるいい機会になりました」 −−特にお気に入りのあるあるネタを一つ披露してもらえますか? あべ「文章中に「大分(だいぶ)」とかいてあると「おおいた」と読んでしまう(笑)。一回はおおいたって読んじゃうのが大分県民。県外の人には逆に、『大分あるある』を「だいぶあるある」と読まれませんように(笑)」 −−大分出身の芸能人は多いですが、同じ県の芸能人とはネットワークなどあるものでしょうか? あべ「歌手仲間でコミュニケーションを取ったりはしてますよ。去年は、映画『からあげ☆USA』が公開されたことがきっかけで、恵比寿のアクトスクエアで大分出身者の歌手やタレントが出演するイベントが開催されたり、毎年秋には東京タワーで大分のイベントをやっています」 −−ちなみに、大分にはいつまで住んでいたのでしょうか? あべ「高校卒業するまでです。つい先日、母校の日出暘谷高校で学校コンサートをしてきたんです。大丈夫かなぁという不安はあったのですが、これから夢や希望が沢山ある生徒さんの前で歌わせていただいて、初心に帰らせて頂きました」 −−初めて東京に出てきたとき、大分とここは全然違うと戸惑ったことは? あべ「自動改札! わたしの最寄駅は無人駅でした(笑)。あとは、ビルの高さと渋谷のスクランブル交差点! 人の多さに戸惑いました…。遅くまでやっていると店も沢山あったり、東京は本当に眠らない街だなと思いました。それから、食べ物ですかね。お蕎麦とうどんのダシの色が濃い! 醤油も違いますからね。いまは味にもすっかり慣れちゃいましたけど、家には大分の醤油もあります」 −−大分の魅力といえば、一言でどんなところでしょうか? あべ「温泉もあるし、食べ物も美味しい県! ゆっくり観光で来て温泉に入って欲しいです」 −−LIVEなどでも本の購入ができるそうですが? あべ「そうなんです! 結構先になっちゃうんですが、5月31日(日)に『大分あるある』出版記念ライブをやります! 場所は、六本木クラップスです。詳しいことはブログやツイッターに載せてあるので、是非来てください!」 −−最後に、読者へのメッセージを御願いします あべ「この本をみていただいて、大分の良さを知っていただけたら嬉しいです。大分の方は大分の事をより好きになって頂けたらと思います」<あべ由紀子プロフィール>2004年、アイドルグループ「Kaori@livedoor PHOENIX」として、ビクターからメジャーデビュー。解散後、プロレス番組や通販番組のMCで活動するが、歌の夢が諦めきれず「かぼす音頭」でソロデビューし「大分かぼすPR大使」となる。現在は、歌手として全国を飛び回る。
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スポーツ 2015年03月17日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈栃錦vs若乃花〉
「昭和30年代から40年代前半あたりの大相撲の映像を見ると、むしろ今よりも力感にあふれスピードも豊か。技も多彩であったことに驚かされます。残されている映像は名場面の総集編ですから良いのが当然とも言えますが、そこを割り引いてもやっぱり昔の相撲の方が面白かったように思えます」(スポーツ紙記者) 格闘技に限らずスポーツ全般においては、実戦での技術もトレーニング法も進歩した現代の方が過去に比べて優れているものだが、こと大相撲においてはそうとばかりも言えないようだ。 「昔はそれこそ村一番の運動神経の持ち主たちが相撲界に集まったのでしょうが、今の日本人力士はそうじゃない。才能どころか、親が“引きこもりの息子を何とかしてほしい”と部屋に連れてくる例も珍しくなく、それでは力士のレベルが下がるのも当たり前。もともとの能力値の高い外国人力士が活躍するのも仕方がありません」(同・記者) そんな大相撲の歴史の中にあって、最も国民的人気を集めたうちの一つが栃錦と若乃花のいわゆる『栃若時代』である。 テレビ放送が始まった当初のころ−−。両者ともに体重は100キロ程度と当時としても小柄な部類。その俊敏な動きと多彩な技で巨漢力士を次々となぎ倒す姿は、多くの視聴者を魅了することになった。 ちなみに現在、大相撲協会が相撲の決まり手として定める82種の技のうち、反り技の多くは栃錦が使ったことからこれに定められたともいわれている。また小技が利くだけではなく、ともに腕力も人一倍。相手を引き込んで体を浮かせたところをひねり倒す“呼び戻し(仏壇返し)”を得意とした土俵の鬼・若乃花。そして、一度相手のまわしに食らい付けば絶対に離さないマムシの栃錦。 力と技とスピード、三拍子そろったそんな両者の闘いが面白くないわけがない。 実力伯仲の対戦では水入り取り直しとなることも多く、1953年3月場所ではあまりの熱戦から栃錦のまげがほどけ、いったん土俵下で結い直してからの再開という珍事も起きたほどである(結果は栃錦の勝ち)。 通算対戦成績も34戦中栃錦19勝に対して若乃花15勝(うち栃錦の不戦勝1)とほぼ互角。ともに横綱となった'58年3月場所からの10度の対戦では、まるで計ったかのごとく交互に白星と黒星を重ねている。 千秋楽での両者による優勝決戦も5回を数え、まさしくライバルと呼ぶにふさわしい関係だった。 そんな両者の最後の取組となったのが'60年(昭和35年)の3月場所。史上初となる全勝同士の横綱による千秋楽対決。 決戦前夜、あまりの緊張感から若乃花が気を紛らわすため映画館へ行くと、前の席に栃錦がいて「相手も緊張していたのか」と落ち着きを取り戻したというエピソードも残るこの一戦は、立錐の余地もない大阪府立体育館で行われた。 場内のみならず全国のテレビの前からも両者の一挙手一投足に注目が集まる。 ボルテージが最高潮に達したところで軍配が返ると、まずはそれまでの取組と同様に、両雄がっぷりの左四つ。そこから、先に若乃花が寄って出るが、栃錦はつり身で応戦。足を掛けての反撃に出たものの、これは若乃花がかわして残す。両者呼吸を計る中、栃錦は左の差し手を抜いて、若乃花の上手を切る一か八かの勝負に出る。 しかし若乃花はこの機を逃さず、右も差し込んでのもろ差しで一気に寄って出る。土俵際で懸命にこらえる栃錦であったが、ついに精根尽きて左足が土俵を割った。若乃花、初の全勝優勝達成の瞬間だった。 だが、そんな栃若時代は一転して幕が下りる。全勝対決の翌場所、栃錦が初日から連敗を喫したところで引退を表明したのだ。このときまだ35歳。 「衰えてから辞めるのは本意ではない」との師匠の教えを守った引退劇は、その潔さから「桜の花の散るがごとし」と評された。 一方の若乃花も栃錦の引退直後には3場所中2度の優勝を果たしたものの、同年末からは衰えが目立ち始め、'62年、こちらも34歳の若さでの引退となった。 時代は奇しくも、栃若全勝決戦と同じ'60年に初対決となった柏戸・大鵬『柏鵬時代』へと移っていったのだった。
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その他 2015年03月17日 14時00分
本好きリビドー(47)
◎快楽の1冊 『デブを捨てに』 平山夢明 文藝春秋 926円(本体価格) 英ロック・バンド、キング・クリムゾンが1969年にリリースした『クリムゾン・キングの宮殿』は、日本でもかなり有名な部類に入るアルバムだ。人間の心の奥底にある狂気を戯画化したようなジャケットはユーモラスで、かつ恐ろしくもある圧倒的なインパクトを持つ。肝心の内容もしかりで、ジャズのフリーキーさとクラシックの風格を“ごった煮”にした混沌が平凡な常識を破壊し尽くす。 先月2月に出た本書は4篇収録の短篇集だ。そもそもタイトルからして随分と挑発的だが、何しろ表紙のインパクトがかなりのものである。気持ち悪くもありユーモラスでもあり、まさしく『クリムゾン・キングの宮殿』のジャケットを彷彿させ、全ての収録作があまりに悲惨な世界を描いている。どんなにあがいても脱出できない窮地の真っただ中にいる者が必死に抵抗を試みるが、事態は悪くなる一方なのだ。ただし、追いつめられる当人にとっては悲劇だが、追いつめる側からすればどうということはない。むしろサディスティックな快感に浸っている。この徹底した立場の違いを作者はドライに客観化し、限度のないブラック・ユーモアにまで昇華させている。 「マミーボコボコ」は日雇い労働で何とか食いつないでいる男が昔別れた娘から手紙をもらい、最初は嬉々として会いに行く話だ。ところが娘の家は尋常ではない大家族で、その生活ぶりの番組化を試みているテレビ局に男は一方的に利用されていく。表題作では借金返済を伸ばしてもらう条件として主人公がやはり尋常ではない肥満の女を“捨てる”よう命じられる。捨てる場所に行くまでの道中は絶望と笑いのカオス状態だ。 全篇通して根底にあるのは人の差別意識だ。差別が笑いを生み出すのは確かな事実であり、そこから目をそらしていないところに真のヒューマニズムを感じる。(中辻理夫/文芸評論家)【昇天の1冊】 テレビや雑誌等のメディアで話題の性格診断を1冊にまとめた『ディグラム性格診断〜本当の自分と相性をズバリ解明!』(ポプラ社/1000円+税)。2013年の発売ながら、いまだにアマゾン等のネット通販で売れ続けている。 ディグラム性格診断とは、マーケティング・コンサルタント会社のディグラム・ラボ(株)が考案した独自の診断テストのこと。心療内科などの医療現場で実施されている心理考察と、約23万人の膨大なアンケート調査に基づく統計を合体させた、最先端のテストである。データをよりどころにした科学的診断は「驚くほど当たる」と評判だ。 掲載されている20項目の質問に「はい」「いいえ」で答えていく。すると、「仕事も恋もノリが命の」「恋愛は後先考えない肉食系」「論理的でこだわりの強い人間」など、自己の性格が「確かにその通り…」と、判明するわけだ。 さらに診断結果を応用し、自分に最適な異性はどういうタイプか、また平均年収が高いか低いかといった仕事・経済面まで、きめ細かく分析している。中には悩み事まで的確にあぶり出してしまう結果も登場するらしく、単なる“占い”とは違う性格診断書として、絶大な人気を博しているのだ。 ディグラム・ラボ(株)の著書は他にも『47都道府県ランキング発表! ケンミンまるごと大調査』(文藝春秋)、『焼き肉屋で最初にタンを注文する女は合コンでモテる』(朝日新聞出版)等、どれも好調だ。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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芸能 2015年03月17日 12時00分
柴咲コウ ドラマ「○○妻」で鬼気迫るエロ魅力開花
いま柴咲コウ(33)への見直し論が高まっている。彼女というと取っ付きにくい、ヤンチャなイメージが先行していたが、現在放送中のドラマでは夫のため健気に生きる女性を描く。 柴咲主演のドラマ『○○妻』(日本テレビ)がなかなかいい。8話終了時点まで平均視聴率14.24%。今期ドラマは不動人気の『相棒 season13』(テレビ朝日)に次ぐ2位の座を確保できるかもしれない。 「人気キャスターを務める久保田正純(東山紀之)と井納ひかり(柴咲)は正式な夫婦ではなく、3年毎の更新という特異な内縁関係。ひかりには契約しかできない暗い過去があるものの、ワガママな久保田を支えていく献身的な妻でもある」(ドラマライター) あえて本誌が名づけるとすれば“更新妻”か。実際、こんな夫婦が今後出てくるかもしれない。 「残念なのは東山の演技。普段の彼からもわかるように、東山はクールな役しかできない。それも仕事のこと、夫婦間のことでやたら取り乱す設定です。いかにも無理やり暴れている感じで、ドラマの質を落としています」(同) キャストに難アリのところもあるが、一方で急上昇しているのが柴咲の演技。 「看護師として働くシーンの柴咲は、実際に仕事経験があるのではないかと思うぐらいリアル。どこか鬼気迫るようなところがあり、必死さがヒシヒシ伝わってくる。やはり人に言えない暗い過去、特異な夫婦ということをうまく表現している」(投稿雑誌編集者・藤井直樹氏) これまで柴咲というと、ツッパッた無愛想な役が多く少々飽きられ傾向。昨今、出番も減少していた。 「多くの視聴者も思っているでしょうが、実際には『かなりの美人』。目が大きくて鼻筋が通って…。これまで池袋にタムロする金髪少女のイメージがあったのですが、正統派として完全払拭した」(同) 今期は男性誌でも圧倒的人気の堀北真希(26)もドラマ『まっしろ』(TBS)でナース役に挑戦したが、8話までの平均視聴率が5.91%と絶不調だ。 「『まっしろ』は明るくない堀北に無理矢理、笑わせたのが失敗でしたね。『○○妻』は柴咲の力強さとナースらしいエロ魅力を見せて完勝。今後は柴咲がエロ大ブレイクするはず。T160センチ、B80の貧乳系は超魅力」(ネットライター) ナースなら1位柴咲だ。
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