トレンド
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トレンド 2010年11月12日 14時30分
ニューヨークレポート 展望台対決、軍配はどちら?
マンハッタンにある二つの展望台、比較的新顔の「トップ・オブ・ザ・ロック」と老舗の「エンパイア・ステート・ビルディング」に上ってみた。どちらも21ドルとかなりお高い。しかもエンパイアの場合、86階から102階に上がろうとすると追加料金が15ドルかかる。 かつては無料だったというこのエンパイア、私の知るところでは3ドルぐらいの時があっていとも気軽に上り下りしたものだ。ガイドをやっている友人が赤い小さなチケットをロールで持っていたのでいくらでももらえたのだ。 それが今や36ドルとは! これだけでもう「トップ・オブ・ザ・ロック」の勝ちは決まりである。ここから見るエンパイア・ステート・ビルディングが素晴らしい。まるで貴婦人のようなその立ち姿を真横から日没の残光が射し、刻一刻とパープルから漆黒に変わり行く様はまさに「魔法の時間」。見ていて心が洗われる。たっぷり1時間は眺めていただろうか。マンハッタンを堪能した気分になれた。 「トップ・オブ・ザ・ロック」に上ったらエンパイアには上る必要なし。それが私の感想である。 エンパイアの展望台は狭い、古い、高い。 それにしてもどうしてこんなに料金が高くなったのだろうか。86階から102階まで15ドルも追加料金を取るとは随分とあざとい商売をするものだ。(セリー真坂)
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トレンド 2010年11月12日 13時30分
つじあやの 約2年9カ月ぶりとなるオリジナルアルバム『虹色の花咲きほこるとき』
2009年にはメジャーデビュー10周年記念ベスト「つじギフト〜10th Anniversary BEST〜」を発表したつじあやの。好評発売中の「虹色の花咲きほこるとき」は約2年9カ月ぶりとなるオリジナルアルバム。“つじあやのらしさ”をメインテーマに掲げて制作された本作には、現在オンエア中のパナソニック「LUMIX」CMソング「花よ花よ」をはじめ全12曲が収録。地元・京都への愛や母への思いを歌ったいつもながらほっこりとさせられる女性らしい一枚。つじあやの「虹色の花咲きほこるとき」(アルバム)3000円 発売中SPEEDSTAR RECORDS
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トレンド 2010年11月12日 13時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第5回>
毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第5回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇トッド・ラングレン「Wizard a True Star」(1973年/Bearsville) ご存知の通り、レピッシュの3rdアルバム「カラクリハウス」をプロデュースしてくれた、トッド・ラングレン大先生です。サイケデリックファーズやXTCの名プロデューサーとしても有名です。基本的には、メロディアスな楽曲を世の中に送り出すのが得意な人ですが、その時のトッドのやりたい形態でフルバンドから一人のソロワークまでこなします。 このアルバムは、ソロワークの中で1973年に生まれたもので、A面が全曲つながったサイケディリック調で、B面がmotownの名曲のカバー集となってます。 トッドのアルバムの中では、変りダネのもので、自宅録音に一番凝っていたころのものだと思われます。表紙のジャケットからアート性が高くトリップ感が漂っています。A面はまさにジェットコースターで一つの音が次の楽曲につながるように計算されています。並べられた音たちは等間隔に進んで行き、節々にアート性を感じます。B面ではトッドの歌のうまさが際立ち、それまで影響を受けたものへのリスペクトも感じられます。 トッドフリークの中では、一番人気の高いアルバムではないと思うのですが、私は好きなアルバムですね。レピッシュのメンバーも音楽の父と慕っています。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■「MAGUMI & THE BREATHLESS ワンマンLive」下北沢だよ!毎月、全員集合!at 下北沢「club 251」2010/11/27(SAT) 下北沢「club 251」OPEN18:30/START19:00 前売¥3,500/当日¥4,000(+D)http://www.club251.co.jp
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トレンド 2010年11月12日 11時15分
村上純 「ワラライフ!!」予告編のナレーションをレコーディング
来年1月29日公開の映画「ワラライフ!!」に初主演したお笑いコンビ「しずる」の村上純が11日、都内のスタジオで、予告編のナレーションをレコーディングした。 映画は、強い父、忘れっぽい母、ませてる姉、泣き虫の弟という家族と過ごした日々や、心に引っかかっていた同級生、近くにいてくれる頼れる彼女など、主人公が送るごく普通の日常をポジティブに描いた作品。 レコーディングを終えた村上は「ディレクターさんの言われるがままにやって、右も左も分からない赤ちゃんのような感じでした。OKをもらってからも、もう一度全部通しでやっていいですかって聞きました」 また最近のワラライフ(日常の小さな幸せ)について聞かれると、「楽屋にノドの薬を置きっ放しにしたことがあったんですが、次の現場でスタッフが持ってきてくれたんですよ。僕がいないときも僕のノドを気遣ってくれる人がいるんだと思うとワラライフでした。毎日一つや二つはワラライフってあると思います」と話した。
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トレンド 2010年11月12日 08時00分
『ONE PIECE』第60巻、麦わらの一味再結集への劇的効果 (ネタバレ注意)
人気漫画『ONE PIECE』が第60巻を2010年11月4日に発売した。出版する集英社の発表によると初版発行部数は340万部で、単行本は累計で2億部を突破した。この巻では主人公ルフィや兄エースの少年時代が回想され、麦わらの一味は再集結に向けて動き出す。 『ONE PIECE』は尾田栄一郎が週刊少年ジャンプに連載中の海洋冒険ロマンである。海賊を目指すルフィが麦わらの一味と共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて冒険する。しかし、シャボンティ諸島で麦わらの一味は海軍大将・黄猿らに追い詰められ、バーソロミュー・くまによって世界各地に飛ばされてしまう。 この結果、第53巻以降はルフィ中心の冒険となり、仲間の登場はほとんどなくなった。それまで一緒に冒険してきた仲間不在のままで、物語が進行するという異常事態である。この状況は女ヶ島、インペルタウン、マリンフォード頂上決戦と単行本8巻分もの長さに渡った。 ところが、これが逆に好評であった。インパクトある新キャラクターや懐かしのキャラクターが登場し、バトルはテンポ良く進み、過去の伏線が回収された。マンネリ化批判も押し返し、『ONE PIECE』人気は絶好調となった。映画『STRONG WORLD』や神保町ONE PIECEカーニバルなど『ONE PIECE』人気を語る要素は数多くがあるが、根本的な要因は連載マンガの面白さである。 麦わらの仲間達はバラバラにされたが、いずれは再集結することは予想できる展開である。それ故に単に再集結するだけでは面白みがない。どのように再集結するかが見どころになる。 第53巻で女ヶ島に飛ばされたルフィはエースが囚われたことを知り、救出を決意する。この先はルフィの関心をエースが占め、少なくとも作品から認識できる限り、仲間達は忘れられた。この巻で再び仲間達に関心が向くことになるが、それが実に劇的な形で描かれた。 『ONE PIECE』のメインのストーリーは麦わらの一味がワンピースを求める冒険であり、エースの救出は脱線である。しかし、ルフィが仲間達に目を向ける要因としてエースの死は物語的に重要な意味を持っていた。伏線が緻密に張り巡らされ、無駄がないと評される『ONE PIECE』の価値を再認識した。林田力(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者)
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トレンド 2010年11月11日 18時00分
『週刊!離婚理由ニュース』1週間分の離婚のワケが丸わかり 『ダルビッシュからリア・ディゾンまで4件』
週ごとにお送りする新企画、『週刊!離婚理由ニュース』。 一週間を振り返って離婚記事を紹介し、そのカップルがなぜ離婚にいたったのか、またはは離婚しそうになっているのかについて考えてみる企画です。 さて、先週(2010年11月1日〜11月7日)の離婚を伝える記事から4本をピックアップ。 今週は各ワイドショーで取り上げられる程の離婚情報もありましたね。 『ダルビッシュ、離婚でメジャー挑戦断念? 米紙が報道 - MSN産経ニュース』http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/101106/bbl1011060848001-n1.htm 『時事ドットコム:チャーリー・シーンさんが離婚申し立て』http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20101103025924a 『リア・ディゾン離婚報道、ブログでも否定せず…謎の1か月の空白に何が? | RBB TODAY (エンタメ、ブログのニュース)』http://www.rbbtoday.com/article/2010/11/01/71666.html 『Techinsight ≫ 【エンタがビタミン♪】ダイアモンド☆ユカイ、離婚問題をブログにて反省。』http://japan.techinsight.jp/2010/11/201011042340daiamondoyukai.html では、一つずつみていきましょう。■ダルビッシュ、離婚でメジャー挑戦断念? 米紙が報道 日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)と紗栄子夫人(23)が離婚危機にあると、3日にMSN産経ニュースが報じました。引用を交えてお伝えいたします。 紗栄子夫人が2008年3月に長男を出産後、地元宮崎と札幌を往復する生活を開始。その後ダルビッシュ投手は歓楽街に姿を見せるようになり、浮気問題も浮上。今年2月に次男を出産した紗栄子夫人は、その浮気問題と育児ノイローゼに悩まされるようになったといいいます。 ニューヨークの地元紙ニューズ・デーのドン・レノン記者が自らのツイッターで以下のように断言したようです。 「ダルビッシュ有は離婚のため、今オフのメジャー挑戦を断念した」 ダルビッシュ投手を待ち望んでいた米国でも、離婚騒動の波紋は広がっているようです。 当のダルビッシュ投手本人は 「何で俺だけ悪いみたいなってんねん。アホちゃう」 と、4日、自身のツイッターで離婚問題についてつぶやいています。 一部では、紗栄子夫人に体調管理を任せたかったダルビッシュ投手が、ブランド服のネット販売に忙しい夫人に家計を握られていることに嫌気がさしたことが理由だともいわれています。2人が所属するエイベックスは2人から何も聞いていないといいます。 双方の言い分はありますが、要は2人ともが描いていた配偶者像と違ったということ。スポーツ選手の内助の功では納まれない紗栄子夫人と支えて欲しいダルビッシュ投手。お互い選ぶ相手を間違えたということでしょうか。■チャーリー・シーンさんが離婚申し立て 自身のドメスティック・バイオレンス(DV)事件で別居していたチャーリー・シーンさん(45)とミュラーさんですが、1日、シーンさんが裁判所に離婚を申し立てたと時事ドットコム等が伝えています。 シーンさんは今年8月、妻へのDVの罪で有罪判決を受け、司法取引で禁固刑を免れ、保護観察処分と感情をコントロールするカウンセリングを受けるよう言い渡された。 しかしその後の10月26日、シーンさんはニューヨーク市内のホテルの部屋で部屋を損傷するなどの行為に及び、病院に緊急搬送される。その数日後に離婚訴訟が行われたと言います。 これは離婚の理由が明白。結婚前の取り決めがあるらしく、泥沼劇はさけられそうです。■リア・ディゾン離婚報道、ブログでも否定せず…謎の1か月の空白に何が? 人気スタイリストとの離婚問題が報道されている、タレントで歌手のリアディゾンさん。前エントリーから25日間の空白の後、それについてのブログを更新しました。 「時期が来たら皆さんにお知らせしますので、あたたかく見守って下さい」 自らそういうなら、離婚は決定しており、話し合いが進んでいるのでしょう。 今年上旬から別居生活がスタートしていた夫婦。2人の多忙によるすれ違いなども指摘されますが、離婚理由はやはり、「できちゃった婚」にあるのではないでしょうか。■【エンタがビタミン♪】ダイアモンド☆ユカイ、離婚問題をブログにて反省。 ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイさんが、10月下旬からの妻とのトラブルをブログ内で告白しています。 離婚問題に発展したきっかけとしては、 「ダイアモンド☆ユカイさんの彼女から妻あてに『離婚してほしいと』連絡が入った」 ことが大きいとされています。 同氏のブログには、上記のほかにも、留守中妻に家の鍵を変えられたこと、反省の様子、浮気癖が治らない様子など赤裸々に綴られており、どうも離婚理由は「浮気」と一言で言えないほどの困った夫ぶりを発揮しています。 ただ、双方が娘に対する愛情は強く、子は鎹となる可能性もあるようです。 とここまで一週間分の『週刊!離婚ニュース』を紹介してきましたが、今週は離婚、ではなく、離婚に向かっている人のニュースが目立ちました。 既に決定しているカップルとそうでないカップルがいるようですが、第3者からはこの時期が一番おもしろく感じるのではないでしょうか。くれぐれも当事者にならないために、これら夫婦から学ぶところがあるかもしれません。(terry)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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トレンド 2010年11月11日 15時30分
【今行く映画館】アクション、スリル、男同士の深い絆。韓国映画の魅力たっぷりに見せる『義兄弟 SECRET REUNION』
映画「渇き」のソン・ガンホと、映画「オオカミの誘惑」でアイドル俳優として人気を集め、近年では映画「M(エム)」などで演技派俳優としても注目されるカン・ドンウォン。 この2大スターによる、韓国社会で暗躍する北朝鮮のスパイと、彼を追う元国家情報員の宿命の対決を描いたヒューマンドラマ。北朝鮮の工作員として韓国に潜入していたジウォン(カン・ドンウォン)は、“影”と呼ばれる暗殺者(チョン・グックァン)と共にある指令を受ける。一旦は任務を成功させるも、国家情報員ハンギュ(ソン・ガンホ)に計画をかぎ付けられたジウォンは、長い潜伏生活に入る中、自分を追い詰めるハンギュに対してしだいに心を通わせる。しかしその先には辛い現実が待っていた−。監督・脚本は 『映画は映画だ』チャン・フン。『義兄弟 SECRET REUNION』(全国公開中)監督・脚本 チャン・フン出演 ソン・ガンホ、カン・ドンウォン他2010年/韓国/116分/シネマスコープ/ドルビーSRD配給:エスピーオーHP<www.gikyodai.com>(c)2010 SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED.
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トレンド 2010年11月11日 12時30分
ニューヨークレポート 三千、五千ドルは当たり前! 調査&賞金流行り
メイシーズという大手のデパートで数年前にショッピングをしたら、店員にオンラインで満足度をお知らせください、と言われた。レシートにURLが書いてあり、物好きにも応対した店員についての評価や店に対する満足度を入力したがそれで何かが当たるという事はなかった。アメリカのサービス業の質があまりにも悪いので顧客によるチェックを始めたものと思われる。 商売のトレンドというものはあるようで、今回至るところでこのサーベイやスウィープステーク(賞金)というのが目に付く。 よく買い物をするウォルグリーンズという大手ドラッグストアも、電話をするかオンラインでちょっとしたフィードバックを書き込めば毎月誰かに3000ドルが当たるそうだ。 張り切ってやってみたら最後になってアメリカ在住者でなければ賞金を受け取れないそうで友人の名前住所を書きいれ「当たったら山分けよ」と念を押しておいた。 たった1ドルでメガミリオンという宝くじで何十億円というお金が当たる国、(たった)3000ドルぐらい、あり得ない事ではない。実際目にしたところでは、TVのクイズ番組で数問正解しただけで8000ドルを持ち帰る人もいるのだ。 ステイプルズという文房具店でも同じようなサーベイをやっていたし、無料誌であるヴィレッジヴォイスでも行っていた。こちらは書き込み項目が多すぎ、途中でイヤになって止めてしまった。 私の知る限り、日本のこうした調査では長々と時間がかかるのに報酬はというと「抽選で100名様に2000円の商品券が当たる」などという、みみっちいものばかりで貴重な時間をそんな事の為に使おうという気になれない。 やはりアメリカは規模が大きいなあと感じるトレンドではある。(セリー真坂)
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トレンド 2010年11月11日 10時30分
イケメン&グラビアアイドルによる「御伽噺(おとぎばなし)」の夕べ 10月29日 「朗読NIGHT#3」
様々なキャストがおとぎ話を聞かせるイベント「朗読NIGHT」。文京区・根津にあるリサイクルショップ「エアリーシュガー」にて三回目が行われた。今回読まれたお話はサン=テグジュベリ作「星の王子様」。演者として登場したのはグラビアアイドルとして活躍する小林万桜(こばやしまお)、そして男性アイドルグループ「演舞re夢(えんぶれむ)」のリーダーである川村武(かわむらたけし)の二人。二人とも舞台に出演している経緯もあり、その表現力に期待のかかるイベントであった。 小林万桜は2003年、映画『呪怨』(劇場版)にて小学生時代の遠山いずみ役を演じ、その後ローティーンモデルとして2004年にデビュー。数多くの写真集を世に打ち出す。NHKの『天才てれびくん』内のドラマ「ぼくがぼくであること」では準主役を演じ、2007年Vシネマ『マイコうそみたい!』、2009年『アイの羽』にて主演を演じている。現在は女優を中心にして活躍している。来年1月7日に発売される映画『リアルかくれんぼファイナル』(久本樹監督・主演/光井愛佳=モーニング娘。)にて準主役を演じる。 川村武はボーイズユニット「演舞re夢」のリーダーとして活躍する傍ら、ソロでも舞台に出演している。注目されたのは「アニメイト」にて2007年から配信している「アニメイト・コンシェルジュ(通称アニ・コン)」にて、実写版のキャラクターである美尾蓮(みお・れん)役を演じたところからであろう。12月22日から26日にかけ、北千住・シアター1010にて「激動の時を超えて『BUTLER×BUTLER』〜聖夜の贈りもの〜」では「日本一の執事を巡る戦い」を演じる。 今後の活躍が大いに注目される二人による競演であるが、告知不足のためだろうか来場した観客はわずか。ただそんな中ではあったが小林・川村共に「稽古を月曜日から始めた」中で精一杯のステージを努める。星の王子様の内容は知っておられると思われる。ある星の王子様が様々な星を旅し、様々な人に出会う事により「目に見えない大切なもの」に気づいていくお話。 朗読というものは非常に難しいものである。演劇と違って体全体で表現するものではなく、声・雰囲気で見る者に情景を思い描かせる。そして重要なものは表情。豊かな表情を織り交ぜる事により登場人物の心境をかもし出す事ができるのだが、残念な事に当日の二人は「表情を魅せる」事を出せていなかった。朗読劇は初めてという二人、この経験が今後に生きる事に期待したい。顔をほんの少し観客席に見せるだけで印象はまるで違ってくる。演出の永井友加里(Media Factory所属)の流した音楽のタイミングは上々であり、場面の切り替えの雰囲気は良い感じで流れていただけに悔やまれる。 公演後、二人に話を聞いてみた。 −− 初めて朗読劇を演じてみたそうですが、どうでしたか? 川村 「演舞re夢として歌ったり踊ったりしている時は、体を動かしているので緊張が散漫するんですよ。今回の朗読劇ですが、動きは少しあるんですけれど…お客さんとの距離が物凄く近くて、半端なく緊張しちゃいましたね」(ステージは出演者の間近であり、下手をするとお互いの息遣いまで聞こえてきてしまう位なのだ) −− いきなり噛みそうになってしまったと伺っておりますが… 川村 「そうなんですよ。練習の時に『星の王子様』って言おうかと言ったその日に…」 小林 「言おうとしたのに〜(笑)」 川村 「『ほちのおうじさま』ってやってしまって。それをやらなくてよかったなって思ってます。トラウマですね」 −− 小林さんはどうでしたか? 小林 「私も普段は役者を中心にして活動しているのですが、動きが少なくて、本を読みながら尚且つ演技をするという、また違った難しさがあって色々悩んだ部分とかもあったんですけど、凄く楽しかったです。また明日もあるのですが、更にもっといいものができたらなと思っています」(公演は10月29日と30日に渡って行われている。取材を行ったのは29日金曜日の初日であった) 川村はまた、今後朗読劇を行うとしたら「もっと人数を増やして、一本の作品を演じるのもいいのですがオムニバス形式のものをやってみたいと思いますね」とも語る。 こちらが想像していた以上に緊張していたと言っている二人。初挑戦となる朗読劇の感想としてはとにかく「楽しかった」という前向きな答えであった。練習する時間も少なく、急な本番にもめげずに精一杯を出したと思われる二人は最後に笑顔を見せる。屈託のない若者の笑顔は見ているだけでも清々しいものを感じる。小林が「普段はめったに着ない白のドレス」とブログで書いていたが、白という色はその人物を清らかに見せるような気がする。二人で並んで立った写真にそれが強く出ている。 今回は告知が不足していた事もあり、観客はわずかという結果になってしまったが、上手く宣伝を行ったり様々なキャストを配役すれば面白い存在になってくるのではないか。何より演者との距離はほぼゼロに近く、間近で憧れている役者や女優の演技を見る事ができる。特にボーイズユニットの演舞re夢が継続して参加する事により川村の言う「大人数でのオムニバス形式」の朗読劇も楽しめる可能性が出てくる。桐乃睦や佐藤香織、小林万桜のような女優を近くで見る機会などほとんど無いと考えられるためいい機会になるとも思われる。 演じる者としては得るものも大きいだろう。朗読は演技の基本と思っても過言では無いかも知れない。もう一つ、朗読は舞台を越えたエンターテイメントとも考えられる。両極端になってしまうが、物語を聞かせる事は「伝える」事に繋がってくる。演劇の基礎でもあり、応用でもあるこの朗読、一度挑んでみるのはどうだろうか?Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆『朗読NIGHT#3』2010年10月29日(金)〜10月30日(土) 会場 文京区・根津「リサイクルショップ『エアリーシュガー』」出演:小林万桜 川村武(演舞re夢) 演出:永井由香里小林万桜関連サイト◇個人ブログ 小林万桜オフィシャルブログ「Cherry blossoms」http://ameblo.jp/cherry-blossoms-ma0nyan/◇所属事務所:株式会社福笑(ふくえ)エンタープライズhttp://www.office-fukue.com/川村武関連サイト◇個人ブログ 川村武オフィシャルブログ「武ログ♪」 http://ameblo.jp/take66/◇演舞re夢オフィシャルブログ http://ameblo.jp/embrem-official-blog/◇演舞re夢公式サイト http://embrem.net/◇所属事務所:グループ・ファースト・エース http://www.first-ace.com/◇激動の時を超えて『BUTLER×BUTLER』〜聖夜の贈りもの〜サイトhttp://butler-battler.com/エアリーシュガー今後の公演スケジュール2010年11月12日(金)・13日(土) 開場:19:45/開始:20:00朗読劇〜ヴォイスメッセージ〜 真山ジュン原作漫画「このアクマめ!」(BL物)出演 12日:水戸武(グループ・ファースト・エース)&丸山直之(アルファコア)13日:宮本行(ワイエムエヌ)&山崎冠人(ファインモーション)
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トレンド 2010年11月11日 09時00分
猫を積んでくiPhoneゲームのロングセラー 「つみネコ」
ほのぼのした顔の猫たちを、空に向かってどんどん積み上げていく。それが「つみネコ」の基本(というかほとんど唯一の)ルール。本体を微妙に傾けてバランスを取りながら、とにかくひたすら猫を積むゲーム。5m、10mと積んでいくうち、やがて背景は空や宇宙に変化していくのが愉快だ。 この「つみネコ」(115円)は2008年12月に登場したiPhoneゲームのロングセラー。翌2009年に続編の「つみネコ2」(230円)、さらに2010年にはiPad版の「リアルつみネコ」(350円)を出すほどの人気を誇る。公式サイトもオープンし、iPhoneユーザーの間で密かなブームを呼んでいるとかいないとか。 公式サイトによると、11月5日現在の世界記録は56.1m。でも、筆者がチャレンジしても11mが限度。やっぱり世界の壁は厚いらしい…。ちなみに、二人プレイもできるので、デートや合コンの盛り上げツールとしても使えそうです。(谷りんご)