その他
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その他 2010年05月31日 12時00分
【雅道のサブカル見聞録】ついに発売『1/700けいおん! キティーホーク』
TBS系列で放送中の人気アニメ『けいおん!』。アニメ第二期のOPとEDがオリコンチャートの一位、二位を独占するなど話題が絶えない作品だ。版権モノ商品の売り上げも凄まじく、可動式フィギュアの「モブッピ」(青島文化教材社)「フィグマ」「ねんどろいど」(グッドスマイルカンパニー)などは店頭で売り切れ続出。各玩具メーカーは“けいおん人気”にあやかろうと数々の商品をリリースしている。今年の二月には青島文化教材社が団地プラモデルキットにけいおんのデカールを同梱した「痛団地」を発売するなど、もはや何でもありの様相を呈している。そんな状況の中、今月の静岡ホビーショーでかねてから噂されていたあのキットが、遂にそのベールを脱いだ。フジミ模型から6月1日に発売される「1/700けいおん! キティーホーク」だ。 キティーホークとは1961年4月29日に就役したアメリカ海軍最後の通常動力空母キティーホーク級の一番艦である。同艦を1/700スケールで再現したキットは既にフジミから発売されていたが、今回は「きゃらdeCAR〜るシリーズ No.17」として『けいおん!』のデカール付きでの発売される。「痛車」ならぬ「痛空母」の誕生だ。 プラモデル界のキャラモノ商戦で「痛車」を商標登録した青島文化教材社に遅れをとっていたフジミ模型。ここ最近は自社の豊富な自動車キットラインナップを武器に人気アニメやゲームとコラボさせ「きゃらdeCAR〜るシリーズ」として巻き返しをはかっていた。だが、今回は車でなく空母である。思い切ったものだ。車のキットでは青島から痛車シリーズとして「ランサーエボリューションX けいおん!」が既に発売されており、代替案として今回のキットとなったのかもしれないが、なぜ空母と『けいおん!』を結び付けたのだろうか…。 組み合せのナゾは別として、フジミ模型の「きゃらdeCAR〜るシリーズ」はデカール点数が他のキャラモノデカールよりも多く、実は評判が良い。その理由は、他のキットや小物などに流用できるメリットがあること。「1/700けいおん! キティーホーク」もその点では期待できるだろう。 最後に個人的なことを言わせていただくと、筆者は「1/700けいおん! キティーホーク」の大ヒットを密かに願っている。それはこのキットが成功すれば、「1/700空母赤城 ストライクウィッチーズ」や「1/700戦艦長門 長門有希」などが発売されるかもしれないからだ。まったく個人的な趣味と願望のために、『けいおん!』ファンの皆様に期待して申し訳ないのだが…。お布施期待してます!(斎藤雅道)
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その他 2010年05月28日 13時00分
【雅道のサブカル見聞録】 トイガン需要、少しずつ復活の兆し
「犯罪助長に繋がる」、「子供に悪影響を及ぼす」などと難癖をつけられ、銃刀法や青少年育成条例の名の下に規制の嵐にさらされ続けるトイガン業界。もうこの業界に明日はないのかと嘆くファンも多い事と思うが、この厳しい状況下でありながらもトイガンは好調をなんとか維持し続けている。 報道機関の適当なジャンル付けで一括りに「モデルガン」と言われることが多いので説明しておくが、ここで言うモデルガンとは銃器の外観や機構を模した弾の発射機能の無い遊戯銃(トイガン)ことである。プラスッチク製弾丸の発射機能を持つトイガンはエアソフトガンと呼ばれて、厳密にはモデルガンには含まれない。火薬を発火さえる機構を持っているものを海外ではキャップガンと呼んだりもするが、それらの機種は日本ではすべてモデルガンに含まれる。では、そのトイガンがなぜ需要を伸ばしつつあるのか、どうやら最近の漫画やアニメの人気が影響しているようだ。 それを裏付ける証拠として、エアソフトガンメーカー、東京マルイの商品化希望アンケートがあげられる。関係者の話によると「スチェッキン・マシンピストル」が2006年辺りからランキング上位の常連となっているそうだ。急にこの頃から順位が上がっているところをみると、これは間違いなくTVアニメ化された『ブラック・ラグーン』の影響が強く反映されているのであろう。バラライカの姉御、ホテルモスクワの構成員は日本にもいるようだ。同作品の主人公、いやヒロイン? のレヴィが愛用する作中オリジナル拳銃「ソードカトラス」もKSCで限定発売され、瞬く間に完売するなど、同作の人気はかなりのものだ。 他にも『GUNSLINGER GIRL』や根強い人気を持つ『ルパン3世』などのおかげで、最近ではエアソフトガンはサバイバルゲームに使用する以外に、純粋にディスプレイモデルとして求める人が急増しているという。ちなみに、アニメ好きの知り合いのカメラマンなどはそれでは飽き足らず、自分の娘にBAR M1918A2やステアーAUGを握らせて撮影までしていた。「GUNSLINGER GIRL見てて思ったけど、やっぱり少女と軽機関銃やライフルとのミスマッチはいい!」とか得意気に話して写真も見せてくれたが、その二挺は原作的に縁起が悪すぎるだろう…。 そんなことはさておき、この状況はモデルガンメーカーにも追い風となっているようだ。過去の度重なる規制で鑑賞用としてスタイルをほぼ完成しており、少数生産ではあるが、不良在庫になる確率が少なく堅実な売り上げを続けている。皮肉にも今の上がり調子になったのは老舗メーカーのハドソン産業が営業を休止した後であったが…。 最近では大河ドラマに合わせてマルシンが坂本竜馬が使用した拳銃のモデルガンを発売するなど、各モデルガンメーカーが積極的に新商品開発にのりだし、勢いは増しているといっていいだろう。 この波は今しばらく業界の売り上げを支えてくれそうだ。
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その他 2010年05月25日 13時00分
【雅道のサブカル見聞録】 密かに人気な都道府県擬人化漫画
各都道府県独自の県民性にスポットを当てたネタというのは意外と人気で、日本テレビ系列で2007年10月から放送されている『秘密のケンミンSHOW』は安定的な視聴率に支えられている。そんな中、県民性をネタにした4コマ漫画も密かに人気を呼んでいる。書店で平積みされている風景をみた人もいるのではないだろうか。飛鳥新社から発行されている『うちのトコでは』だ。今年一月の発売から緩やかではあるが確実な売り上げを出しているという。 この作品、もともとは著者であるもぐら氏がWebで公開していた『四国四兄弟』という作品を大幅加筆したもの。今回の書籍化では四国だけではなく、四十七都道府県全てが擬人化されている。最近やりつくされた感のある県民性ネタと擬人化ではあるが、その二つを合わせたものというと、あまり見当たらなかった。これには、逆に新鮮な感じさえ受ける。地域擬人化漫画というと世界の国々と歴史ネタを絡めて漫画にした『ヘタリア』を思い浮かべる人が多いと思うが、キャラの男女比はヘタリアよりはバランスが取れており、腐女子ネタも控えめで、より一般向けの作りになっているといえよう。 地域ごとの豆知識満載で絵柄も可愛いらしい。キャラも立っており、クスリと笑ってしまうネタも充実。ありきたりのネタで満足できないという人には巻末読みきりの「夢の架け橋」がオススメだ。税金の無駄使いとメディアから叩かれてばかりだった明石海峡大橋開通が、まさかあそこまでの感動作になるとは…。悲劇を乗り越え、開通に尽力するドリル髪の神戸さんが健気で萌えること間違い。ちなみになぜ“神戸さん”で、県名の“兵庫さん”ではないかというと、兵庫県は歴史的背景で地域性が違うため、特例として神戸(摂津)、播磨、丹波、但馬、淡路の5キャラクターに分けたとの事。詳しくは本書を読んで確かめてもらいたい。 最後になったが、一言。岐阜さんはアレでいいのか? なんかもう人間以外の別に生物になっているのだが。主な鳴き声が「ぎふー」って…。
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その他 2010年05月21日 13時00分
【雅道のサブカル見聞録】 大丈夫なのかアニメノチカラ? 物議をかもし出す総集編放送
テレビ東京とアニプレックスが共同で立ち上げたオリジナルアニメプロジェクト。“アニメノチカラ”。この深夜アニメの制作はA-1 Picturesが行い、最近深夜枠で減少ぎみな漫画やゲームの原作に頼らないオリジナルアニメを、クリエイターの育成もかね、放送形式も従来の放送枠買い取り形式ではなく、テレビ局本体も製作に関わって精力的に放送しようという試みだ。現在はプロジェクト第二弾の『閃光のナイトレイド』が放送されている。 さてこの『閃光のナイトレイド』。第二次大戦前の1930年代の上海を舞台とした超能力スパイアクションで、今週は本来第7話である「事変」が放送されるはずだったのだが、テレビ東京系列の地上波放送では、特別編として「預言」が放送された。「事変」は公式サイトでのストリーミング配信のみとなった。特別編と言えば聞こえはいいが、要するに総集編である。放送話数が全12話程度しかない1クールアニメでは異例の事態といえるだろう。 このように、突然総集編を挟む例が他に無いわけではない。最近では、同じく1クールアニメで4月まで放送されていた『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』が、7話と8話の間に「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 特別編〜Special Edition〜」として、新規カットを追加して再編集映像を放送した。これは制作会社との連絡が不十分で納期に間に合わなかった為とウワサされている。 伏線を張りすぎているアニメや、2クール以上の長期アニメだと、意図的に総集編を入れる場合もあるが、殆どの深夜アニメの場合、総集編放送には何らかの問題があってのケースの方が多い。 『閃光のナイトレイド』も、本来はアニメノチカラ第三弾として放送予定だったものを、第二弾予定だった『世紀末オカルト学園』が予定より制作が遅れた為の前倒し放送だったことが影響しているのではなかろうか。いくら準備していたとはいえ、3か月も制作を早めるのは容易なことではないだろう。 もう一つの理由として考えられるのが、7話で放送予定の「事変」が以前の話までの舞台である西暦1931年の上海から離れ、満州事変を石原莞爾や板垣征四郎などの実在の人物を交え、日本人の視点で描いてることで、諸外国に配慮した結果ではないかということ。公式サイトでのストリーミング配信はするとはいえ、スポンサーは自分達は放送を自粛したという証拠だけは欲しいところだろうし。 理由がどうあるにせよ、最近では貴重なオリジナルアニメなので、作品に期待する視聴者が混乱する事態だけは避けてほしい。それに、第一弾の『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』から宣伝が大規模で、果たして採算は取れているだろうか…。 どうせ総集編をやるなら、総監督のストーリー構成ゴタゴタで、4話にして総集編を挟むまさかの展開で伝説となった、2007年に放送の『キスダム -ENGAGE planet-』のように、強烈なインパクトが欲しいものだ。まあ、『キスダム』の場合その後のストーリーの裏返りっぷりも有名なのだが…。(斎藤雅道)
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その他 2010年05月18日 13時00分
【雅道のサブカル見聞録】ついに専門雑誌創刊。アニソンはここまできた!
不調が続く音楽業界。CD売り上げ枚数がミリオン越えを連発していたのはも〜過去の話。市場規模は縮小するばかりだ。しかし、そんな中でも好調を続けているジャンルがアニソン(アニメソング)。そんなアニソンのみに特化したアニメ音楽誌『リスアニ!』がソニー・マガジンズより創刊された。 最近のアニソン躍進は目覚ましいもので、アニソンがオリコン上位を席巻するのは当たり前となっている。5月10日付けオリコンウィークリーチャートではTBS系で第二期が放送されているテレビアニメ『けいおん!!』のOP「GO! GO! MANIAC」とED「Listen!!」がランキングでキャラソンとしては初の1位、2位を独占するなど、このところの勢いは目を見張るものがある。同誌もその勢いを意識してか、表紙は『けいおん!』のキャラクターだ。 同誌の内容としては、声優や音楽プロデューサー、アニソンを多く歌っている歌手やバンドグループを前面に押し出し、中川翔子など、どちらかといえば一般寄りの歌手の扱いは控えめの内容。新曲紹介だけではなくインタビュー文章が多めに掲載されており、その情報量はかなりのものだ。オタクっぽい雰囲気も控へめで、アーティスティックな方向性、さながら正統派の音楽雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」のようでもある。 この雑誌の登場はアニソンが一つの音楽ジャンルとして認識されてきたことを示しているだろう。アニソンというものは昔から存在したが、ここまでアニメをメインに仕事をする歌手が多かった時代はなかった。また、声優にユニットを組ませて歌手活動をさせるのも今まではあまり重視されなかった新しい動きである。これからアニソンはさらに躍進していくはずだろう。 ちなみに筆者は、今期のアニメソングでは、『迷い猫オーバーラン!」の「はっぴぃ にゅう にゅあ」がお気に入り。良く言えば昔ながらの“キャラソンぽいヘタウマな感じ”がツボである。(斎藤雅道)
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その他 2010年05月18日 11時00分
COS-DAY IN ポートメッセなごや (コスプレ・イベント)
2010年5月5日に同人誌販売の『コミックライブin名古屋 GW新刊2010』と同時に、COS-DAYのコスプレイベントが開かれた。 開場前から長蛇の列ができ、会場の周りをグルっと囲んでいる。男女比は4対6ぐらいで女性の割合が多いようだ。イベントがある度に参加をする人から話を聞くと、東京以外の地方では女性が多くを占めるようになってるという。 開始11時〜閉場15時までというわずか4時間のイベントだが、コスプレの着替えは開場内でおこなう必要があるため、開始前から並んで、着替え終わるまでトータル50分程度は必要だ。女性の方が着替えやメイクに時間がかかるため、並ぶタイミングやコスプレによっては1時間前後の時間を必要とする場合がある。時間をズラして着替えをおこなえば、混雑は避けられるが、楽しめる時間は減ってしまうのがジレンマかもしれない。 コスプレイヤーの数としては、東方プロジェクトのコスプレをする人が目立っている。初音ミク、エヴァンゲリオンのアスカ、綾波レイといったコスプレイヤーは、カメラ小僧に人気があり、長蛇の列を作って撮影をおこなっていた。 その他に目立ってたのが、忍たま、NARUTO、戦国BASARA、鋼の錬金術師のコスプレだ。コスプレ衣装は、全て自前で作り込むか、既存の商品を自分流にアレンジして作るケースの2種類がある。 モンスター系のコスプレはさすがに既存商品で販売していないため、全て自前で作ってるケースが多かった。 ポートメッセなごやでのコスプレイベントは比較的、初心者も気軽に交流できるという評判があり、1人で行っても楽しむことが出来る。 興味がある人は見るだけでも良いので、一度 行ってみる価値はあるだろう。
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その他 2010年05月14日 13時00分
【雅道のサブカル見聞録】 最近の“三次元萌え産業” 実は…
メイド喫茶に代表される“三次元萌えサービス”が最近、多様化している。休日などに、通りでメイドさん達が客引きをしている姿も秋葉原ではすっかり定番となった。だが、メイド喫茶が出現し始めた初期の頃は今のように店外へ出て、大通りで客引きをする事は皆無であったはず。店舗が増えて競争が熾烈になったのが主な理由だろうが、この店舗数の激増、少し不可解では? いくら流行っているといってもメイド喫茶で働く女性を集めたり、管理するのにはそれなりのノウハウを必要とする。一般の企業がそう易々と始められるものでもないだろう。大手のメイド喫茶などはモデルプロダクションなどと協力して経営している所もあるようだが、どの様な経緯でここまで増えたのだろうか。その理由について、気になる情報をキャッチした。「秋葉原の客引きの風景、どこかで似たようなものを見たこともある人がいるのではないですか? 歌舞伎町などで数年前までよく見られたポン引き(風俗店などの従業員が店外でで客引きする行為を指す)ですよ。ここにヒントがあります」と語るのは実話誌のライターだ。 石原都政が進めた新宿歌舞伎町などの“浄化運動”によって多くの風俗店が取り締りにあった。すべてはここからはじまったという。「風俗店や裏ビデオショップが軒並み摘発され、それらに関わっていたその筋の末端構成員などの為に働き口として、暴力団直営のラーメン屋などの別な道が試みられました。しかし、どれも上手くいかず、結局、たどり着いたのがメイド喫茶。メイド喫茶は性的サービスが無い以外は経営形態は風俗やキャバクラとよく似ています。ノウハウがあったので比較的すんなり経営できたのでしょう。全部とは言いませんが結構の数のメイド喫茶が暴力団と関わりがあると言われています」(実話誌ライター)。 確かに悪く言えばメイド喫茶も“女”そのものをウリとするサービス業。風俗店経営者も馴染みやすかったのしれない。“表”もあれば“裏”があるのがこの世の中。我々一般人からすれば、「経営母体がなんであろうと、楽しめれば」と考える人も多いかもしれないが、そう呑気なことも言ってられないという。実は、これらのことが、直接影響しているかどうかは不明だが、警察がメイド喫茶を風営法で取り締まろうとする動きがあり、実際に取り締まりの一歩手前までいったとのウワサもある。なんと、「オムライスに絵や名前のケッチャップを塗る行為」や「店内で行われるミニゲーム」などが風俗行為に当たるというのだ。 結局は見送りになったとのことだが、その理由が「歌舞伎町浄化運動によって、確かに風俗店は減ったのですが、それによって急速に空き店舗が増え、そこにチャイニーズマフィアが介入してくるなど、治安は更に悪化したようです。これはあくまででもウワサですが、警察だけでは処理できず、結局は関東でも有力なある暴力団に、事の収束を助力してもらったらしいです。これが恩となって、摘発の方は許してもらったとの情報もあります」(実話誌ライター)とのこと。 これらが真実なら、我らのアキバも、知らないうちに相当、様変わりしてしまったようだ。メイド喫茶は今や、世界から観光客を呼ぶほど東京の名所。果たして今後はどんな展開を迎えるのか、注意深く見守りたい。(斎藤雅道)
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その他 2010年05月10日 12時30分
【雅道のサブカル見聞録】 萌え本雑誌 “唯一”の成功者「MC☆あくしず」の魅力とは?
03年頃から出業界で始まった萌え本ブーム。現在にいたるまで英単語、法律、経済、歴史上の人物、神話など、あらゆるネタが“萌え化”されてきた。だが、その殆どが一発ヒット狙い。定期刊行などを出版社は考えていなかったようだ。そんな中で、イカロス出版から発行されている“ミリタリー萌え雑誌”「MC☆あくしず」は一味違う。季刊誌とはいえ定期的に読める“萌え本”として、2006年6月の創刊以来、固定ファン需要のみで安定的な売り上げを維持してきたミリタリー本の世界に衝撃を与え続けている。 それでは、さっそく「MC☆あくしず」の誌面の特徴を具体的に説明しよう。 まずは、戦艦を美少女キャラに擬人化し、排水量をオッパイ大きさに変えてレクチャー。そして、第二次大戦中の1943年から始まったドイツのソ連への反撃作戦「ツィタデレ作戦」を語呂が似てるからという理由だけで「ツンデレ作戦」としてツンデレ美少女が解説。さらには「ビルマ航空戦」「ブルマ航空戦」と言い換えて、当時戦闘に参加していた日英の戦闘機を美少女化しブルマを穿かせる。色々な所から怒られそうな気がする程のはっちゃけっぷりだ。ただ、ふざけているように見えるが、版元がミリタリー本を扱う出版社ということもあり資料はしっかりと集められている。マニアも納得の情報量は確保されていることも重要な要素になっているのだ。もちろん、島田フミカネ、じじ、野上武志、などに代表される軍事に詳しい萌え絵師を起用しているので、萌え方面の内容もかなり充実。その安定感はどのジャンルの萌え本よりも高いといえるだろう。 同誌が、ここまで長期に渡り人気を維持できている理由は、もちろん、先述のようにクオリティの高さにあることは繰り返すまでもないが、そもそも取り扱っている「ミリタリー」というジャンル自体もカギだと考えられる。なぜならば、ライトなミリタリーオタクはアニメオタクを兼ねている場合が多いという現状があるからだ。アニメの作中などに登場する実在兵器から興味を持つ人、元々ミリオタで自分の好きな兵器がアニメで動いているとアニメにも興味を持た人、兼ねるようになった状況は様々だが、その層を丸々取りこめたことがこの雑誌の一番の成功要素であろう。 ちなみに、同誌は先月21日に、なんとドラマCDも発売した。航空自衛隊で次世代主力戦闘機導入計画、通称『F-X計画』というのがあるのだが、現在、自衛隊購入対象にあたる戦闘機をギャルゲーのヒロインにして、豪華声優陣を起用。見事なギャルゲー風ストーリーのドラマCDだ。ここまでされるともう文句のつけ様がないだろう。 今後の展開が気になる所だが、ドラマCDときたらもうアニメ化しかないのでは? ひそかに期待しているのは筆者だけではないはずだ。(斎藤雅道)
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その他 2010年05月07日 11時00分
【雅道のサブカル見聞録】 ミニ四男子が急増中 第三次ブームが到来!
ミニ四駆と言えば、20代前半〜30代中盤の男性は熱狂した人も多いだろう。そのミニ四駆がここ数年再ブーム化の兆しを見せ、今や第三次ブームとも言える様相をみせている。 最近までこの第三次ブームを引っ張ってきたのは、第一次ブームを経験した「ダッシュ! 四駆郎世代」とその子供達であった。ゲームやカードバトルなど子供の遊びがデジタル化し閉鎖的になるなか、パーツチューンなどで技術と経験を必要とするミニ四駆は親父の威厳を発揮する数少ない場となっていたようだ。 ただ、最近その風景に少しづつ変化が起きている。模型店や大型電気量販店で仕事帰りにパーツを購入し休日に走らせる20代前半の男性が急増している。彼らは、その昔、通称「レッツ&ゴー世代」と呼ばれていた第二次ブーム世代の人間である。この第二次ブーム世代の急速な出戻り現象は、彼らが当時置かれてた状況が影響しているのではないかと思われる。 この世代は、未改造のミニ四駆を親のゴルフアイアン片手に道端や公園で走らせて満足できた第一次世代と違い、ライトユーザーであっても“小遣いという名の資金力”の差が如実に現れた。この時代の主力であったフルカウルミニ四駆のシャーシであるスーパ1シャーシは、チューンを前提に作られており、モーターは付属されていない。走らせるには安いものでも300円前後の別売りのモーターを買うのが必須であった。 これだけでも子供にとっては大きな出費なのに、それに加え毎回の電池代、そして専用工具やチューンパーツも多様化しており、改造には莫大な費用が要求された。近所の模型店でヒーローになる者には必ず潤沢な小遣いが必要であった。まるで、F1グランプリのごとく資金力がなければ勝てなかったのだ。この時に“資金力不足”で苦い経験を味わった者たちが、社会人となり金銭的な余裕ができたことで、過去の鬱屈を晴らす為に再びミニ四駆の世界に舞い戻っているのだ。 第三次ブームはアニメや漫画のタイアップに頼らないのが特徴だ。そしてこのブームは以前の二回のブームほど大きなうねりではないが、これからの続々と社会人になる第二ブーム世代の出戻り需要次第では、最長のブーム期間になる可能性をもっている。20代前半で、過去に「金持ちの同級生のマシンがセルフマグナムトルネードして壊れてしまえ」と密かに望んだ苦い記憶を持っていた方は、払拭するためにも、第三次ミニ四駆ブームにのってみてはいかがだろうか。(斎藤雅道)
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その他 2010年05月04日 15時00分
【雅道のサブカル見聞録】昨今のアニメコスプレAVの進化
ひと昔前までのアニメコスプレものAVといえば、原作設定は完全無視。とりあえずコスプレしていればOKというものばかりだった。だがここ最近、その状況に変化がおきている。 これはあるAV女優に聞いた話だが、最近のアニメコスプレものAVにはちゃんと“リハ”があるらしい。「コスプレとかやってみたいと前から思っていたので軽い気持ちで出演のオファーを受けたんですけど、スタジオ入ったら原作アニメの本編見せられて、監督から細かい演技指導があってびっくりしました」(AV女優)。確かに最近のアニメコスプレものAVは原作の再現度がハンパじゃない。もはやパロディーというよりカラミのシーン以外は完全実写化といってもいいほどだ。取材にいったあるアダルト雑誌編集者は「凄いこだわりですよ、カラミにはNG出さないくせに、エキストラの叫び声が気に入らないとNG出して、取り直しましたからねぇ」と驚きを語っていた。 そして更に驚くべきことに、最近は通常パートに一日、カラミシーンに一日の合計二日撮りが主流になりつつあるらしい。最近はAVの売り上げ落ち込みで、安いスタジオやホテルで一日撮りする作品が多い中これは異例の事だ。これだけ資金を掛けてもこのジャンル作品の売上げは好調らしい。完成度上げれば上げるほど売れるとの事だ。 そしてこのジャンルの質の高さを上げている要因として、AV監督の実力の高さも忘れてはならない。 AV業界は、月に数百本と膨大な数の作品が出ているため、邦画やVシネマではなかなか監督というものにはなれないのに比べると、比較的若いうち簡単に監督になれたりする。他の映像業界と違い、かなり早い時期から経験を積めるというメリットがある。また、比較的自由度も高いので、情熱さえあれば自分の思い通りの作品作りができる。ちょうどひと昔前のピンク映画界に似ているかもしれない。『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』でコアな人気を博している映画監督、井口昇もAV業界出身である。映像作りに関しては、最近のAVはエロ作品だからと馬鹿にできないほどの実力者がゴロゴロしている。さらにヲタクな監督や企画担当も多く、作品テーマにアニメ扱うということに抵抗感が無い。むしろ積極的に取り組んでいるといってもいい。 筆者もあるAVメーカーに取材に行った時、アニヲタの広報に数時間に渡り最近のアニメに関して熱く語られた経験がる。その時はビックリしたものだ。企画会議も真剣そのもので、「○○タンはこういう性格だから、このモデルが近い」とか「これじゃギャルっぽいからもっと普通になるように髪を黒く染めなおしてもらわないとダメだ!」とか、どうすれば本物に近づけるかかなり真面目に論議が交わされていた。 進化の止まらないアニメコスプレものAV。それには支えているスタッフ達の強い情熱がこもっている。(斎藤雅道)
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