「天津」は2008年から2009年にかけて、木村の「エロ詩吟」が大人気となり、一時期テレビ番組に引っ張りだこだった。
ところが最近は「エロ詩吟」そのものが飽きられたのか、テレビに出る機会が激減。そのため、一部では「天津木村は消えた」などと言われていただけに、今回の出産ニュースは再ブレイクのきっかけになるかもしれない。
ただ、一部の業界人の中では「天津が再ブレイクしたら、売れっ子になるのは木村よりも相方の向」ともっぱらの噂なのだ。いったいどういう事だろうか?
天津の向といえば、「エロ詩吟」を木村が披露した後、あたりまえような合いの手を入れる芸(?)が有名であるため、役割的はツッコミだと思われがちであるが、実はれっきとしたボケ担当。
「向は元々、芸人間の間では評価が高く、大阪時代は『天津の面白い方』とまで言われていた男。向はあの風体からはとても想像できないが、かなり頭が切れ、司会やトークでは若手ナンバーワンの噂もあった。しかもまだ31歳と若く、のびしろは無限大にあると思う」(某お笑い通)
また向の強みは、そのズレたオタクキャラにもあるという。
「向は『萌えTシャツ』を着て舞台に出る所謂オタクキャラ。もちろん本人もオタクなのですが、世間のオタクとはちょっとズレたポイントのオタクなんですよね。4コマ漫画とか…。でも、オタクでも全員が全員『エヴァ』や『ハルヒ』が好きな訳じゃない。向のように4コマ漫画にしか興味のないオタクもいる。
いままでオタク芸人といえばアナログタイプのオタクキャラしかいなかったが、向はほとんど誰も興味の持ってない4コマ漫画を、自分が大好きだからという理由だけで誉めて誉めて誉めまくる。そういう意味では今、業界で一番リアルなオタク芸人かもしれません」(自称アングラ芸人)
思えば向は4月28日の「人志松本の○○な話」でも、楽しそうに大好きな4コマ漫画の魅力を話していた。その姿を見て4コマ漫画を読み始めた人もいるとか、いないとか…。芸人界に新たな風が吹きそうだ。