一部での報道によるファンへの影響を危惧してか、ボーカルのhydeは先月21日、自身のインスタグラムに「ドエル(=ラルクファンの俗称)が本当に可愛くて笑える。こいつらのために、僕がラルクを続けるのは大した問題じゃない」と書き込み。グループの活動は安泰であると思われていた。
同誌によると、かねてからメンバー4人は、事務所の会長に対するギャラへの不満を募らせていたという。通常、売れっ子アーティストの場合、CDの売り上げ100万枚あたり3〜5%の歌唱印税を受け取るというが、ラルクの場合には2・5%程度。ライブの収益についても会長は「赤字」と説明する一方、収支がわかる書類をメンバーに見せることは拒んでいたというのだ。
しかし、実際、会長の会社は毎年約15億円の収入高、2000万円の営業利益をコンスタントに計上。ギャラを低く設定して得た金は会長により、東京・平河町のビルや恵比寿のペントハウスなど資産価値合計22億円の不動産に化けてしまった。
その事実をメンバーが知ったことで、事務所との溝はいよいよ決定的なものになってしまったという。同誌の取材に対し、リーダーのtetsuyaは「ノーコメント。ただ、ファンを悲しませることはありません」と否定しなかった。
「音楽事務所の場合、トップの言動はまさに“天の声”で、逆らうことはできない。そのため、アーティストが生み出す収益も思いのまま。そのため、今回のラルクのようなことが起こってしまう。現状を打開するには、ラルクのメンバーたちが独立するしかないが、さすがに解散はなさそうだ」(音楽業界関係者)
ラルクのメンバー4人がどういう決断をするのかが注目される。