送検された女性講師(60)は、昨年6月1日夕方、職員室で買ってきたシュークリームを教師たちに振る舞ったが、そのうちの1個に睡眠導入剤『ブロチゾラム』を入れたとされる。
「結果、それを食べた女性教諭は、間もなく意識不明に陥り病院へ搬送されました。病院から急性中毒の患者がいるとの通報を受けた警察が女性の血液鑑定をしたところ、服用した覚えのない睡眠導入剤の成分が検出されたため、捜査を始めていたのです。その中で女性講師に事情を聞いたところ、女性教諭について『指導方法が自分とは異なり、任せていたら子どもたちが育たないと感じた。日頃の態度にも不満があり、邪魔で仕方なかった。いなくなればいいと思っていた』と犯行を認めたため、書類送検するに至ったのです」(捜査関係者)
この小学校では、数年前から女性教諭ばかりが会議中などの最中に突然眠り込んだり倒れる事件が続発し、さまざまな憶測を呼んでいたという。
「女性講師は、長年小学校教師だったが、50代でいったん退職しており、経験と実績を買われ現場復帰したのです。現在、6年生の音楽の担当に対し、被害女性は6年生の担任。今年4月には学校から1年生の『児童調査書』が紛失する騒ぎが起きるなど、学校の中で指導力不足が目立つ女性教諭が増えてきていたことに、ベテランの彼女は我慢がならなかったようなのです」(地元記者)