太田光は「立花やめるんだってね」と話し、「俺『立花、やめるってよ』って映画撮ろうかな」とボケ、『桐島、部活やめるってよ』のタイトルを引き合いに出し、笑いを誘っていた。さらに、埼玉選挙区から出馬することに、埼玉県出身の太田は「埼玉ぶっ壊されちゃ困るんだよ」と、立花議員の「NHKをぶっ壊す」のフレーズにかけていた。笑いにしつつも、突飛な行動には批判的な思いも抱いている雰囲気だった。
太田と立花議員は、当選後から舌戦を繰り広げていた。立花議員がネット動画で「太田さんは僕を応援してくれていると思う」と話したことに、太田が「人聞きの悪いこと言うな。NHK出られなくなるわ」と応じるやりとりを見せていた。太田は立花議員のエキセントリックなキャラクターを「面白がっているのは事実」としながらも、その過激な言動に批判的な意見を差し向けることもあった。
特に、『5時に夢中!』(TOKYO MX)において、マツコ・デラックスが、立花議員やN国を「気持ち悪い」と発言したことを受け、毎週生放送の現場に、支援者とともに立花議員が抗議にかけつけた行為に対し、太田は「やっていることは脅し。暴力団と一緒」と苦言を呈したこともある。
さらに、『サンデー・ジャポン』(TBS系)から立花議員に出演オファーが来るも、生放送ではなくVTR出演となったことに立花議員が怒りを示すと、太田が「危なすぎて出せない」と牽制していた。
ネット上では「さらっと笑いにしているのがいいね」「立花議員と太田の生放送での対決は見てみたかった」といった声が聞かれた。この日の放送では、立花議員の行動に関して、踏み込んだ言及がなされることはなかった。太田としても静観というのが現状なのかもしれない。