安室は今年9月16日で引退することを発表済み。そのため、昨年の紅白が引退前のラスト紅白となった。出演にあたって、同局は安室側に最大限の譲歩。
「ほぼすべての条件を受け入れ、本番ギリギリでようやく出演が決まった。そのため、本番の写真提供のことまでは頭が回らなかったのでは。もともと、安室は本番にスチールカメラマンを入れると気が散るタイプなので、本番を撮影できる可能性は限りなくゼロに近かった」(レコード会社関係者)
報道をまとめると、同局は紅白本番当日の安室の出番後、前日30日に行ったリハーサル時に撮影した写真を、「本番時に撮影したもの」と説明して各社に提供したという。
写真提供を担当した広報担当者は、本番で安室の撮影がNGで写真がリハーサル時のものであると認識。しかし、本番での歌唱を見てリハと衣装や装飾品、ライティングなどに違いがないことを確認。そのため、本番のものと言っても大丈夫だと判断。そのまま配布してしまったというのだ。
ところが、提供の際に写真データの撮影記録から「前日のリハのものではないか」と指摘を受けたが、「本番のもの」と事実を偽って説明。そして、年明けの4日に提供した各社から「データは30日だった」との指摘を受け同局が調査。そこで、あまりにもお粗末な事態が判明したというのだ。