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暴言辞任の裏側、中山国交相と妻・恭子首相補佐官ナゾの夫婦関係

 確信犯的暴言を連発した中山成彬国交相(65)が28日辞任し、麻生政権は大きなダメージを受けた。ところが、妻で首相補佐官を務める恭子氏(68)はビミョーなフォローで夫をかばった。夫婦間でもコントロール不能であると打ち明け、笑いのネタにしたのだ。バカな夫とKYな妻。国民を愚弄するナゾの夫婦関係に切り込む。

 国交相を辞任した成彬氏は、党内きってのタカ派で知られる。やり玉に挙げられた日教組や成田空港関係者、アイヌ民族関係者は激怒。閣僚ばかりか議員の資質が問われる問題発言で、総選挙対策の“見栄えのいい麻生政権”はさっそくつまづいた。元祖暴言癖の麻生首相もさぞかし頭が痛いだろう。
 ところが、当の成彬氏は28日、辞表提出後の会見で反省する様子はいっさいなし。「確信的にあえて申し上げた」などと強弁し、独自の教育論をぶって薄ら笑いを浮かべたのである。
 記者団から妻・恭子氏は今回の件で何と言っているかと尋ねられると、「『辞任は仕方ないわね。教育を考えるいいきっかけになるといいわね』と言っていた」と話した。
 前拉致問題担当相としてらつ腕を振るった恭子氏が本当にそんなことを言ったのか?事実ならば首相補佐官あるまじき発言。暴言が“いいきっかけ”になどなるはずがないからだ。これでは成彬氏の任命責任を認めざるを得なくなった麻生首相を補佐するどころか、夫婦そろって足を引っ張ることになりかねない。
 しかし恭子氏は同日、香川県内で自民党支持者らを集めた文化講演会で「中山成彬という主人がおります。お騒がせして申し訳ありません」とかまして会場の笑いを誘っていた。さらに成彬氏について「コントロールできない存在。教育問題の話は家でもしていたが、きちんと準備してからしゃべればいいのに」とかばう姿勢をみせた。本気でかばいたいのか、笑いのネタにしてごまかしたいのか分からない。
 学年で4歳離れている姉さん女房の恭子氏は、群馬県内の女子高を卒業後、東大に入学。大蔵省官僚となり、同期入省の成彬氏と出会った。成彬氏もまた鹿児島ラ・サール高から東大に進んだエリート。男性に免疫のない女子高出身の恭子氏が、やたら強引な成彬氏に魅かれたといわれる。
 永田町関係者は「温和な人柄の恭子氏に対し、成彬氏は過激思想の要注意人物。しかしエリート官僚だった成彬氏は恭子氏より約10年早く政治家に転身しているため、恭子氏は常に年下の夫を立てる。九州男児のツボを抑えていて、コントロールできないのではなく、あえて『しない』のでしょう」と話す。
 夫婦関係に口を挟むつもりはないが、ことは政権内の問題だけに“甘やかす”のは勘弁願いたい。

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