「織田はテレビシリーズのころから他の出演者のシーンにまでやたら口を出し、柳葉は地方紙の連載で織田と揉めそれ以上出演したくなかったため、プロデューサーに『(劇中で)殉職させてほしい』と訴えていたことを明かした。そんなこともあり、10年に公開された映画版の前作では2人が絡む場面が極端に少なかった」(映画関係者)
ところが、急転直下、織田と柳葉が今年2月に和解していたことを発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。
同誌によると、今年1月後半にクランクインした際、柳葉が織田が来やすいようにキャストとスタッフ全員の飲み会を提案。その時、織田はスケジュールが合わなかったが、2月に改めて柳葉が織田をお台場のフジテレビ近くのホテルに誘い、監督やプロデューサーもいる場で柳葉が織田に「最後なんだし、お互いに頑張ろう」と声をかけると互いに打ち解け、最後は和解の握手を交わしたというのだ。
「織田は今や監督やプロデューサーよりも権限があり、台本にも手を入れることで知られているが、この和解劇のおかげか、織田と柳葉の絡みがかなり多かった。『踊る』ファンも2人の絡みを見たかったはずだし、シリーズラストとなれば、前作の興行収入73億円を上回る可能性が濃厚」(同)
今年の邦画興行収入ナンバー1は伊藤英明主演の人気シリーズ最新作「BRAVE HERAT 海猿」で興収は65億円を突破。同作も「踊る」もドラマ版を放送していたフジテレビが製作を手がけるが、関係者としては織田と柳葉の“和解効果”で「海猿」を上回りたいに違いない。