外信部の記者がこう語る。
「報道官が4月2日にプーチンの正式離婚を認めたからです。6年前からリュドミラ夫人との離婚話は取り沙汰されてきたが、今回やっと決着したという。隠し資産7兆円と噂されるプーチンが、夫人側に5000億円前後の慰謝料を支払ったとみられているのです」
離婚については、かつてロシアのマスコミが離婚説と再婚説を報道。プーチン氏の怒りを買い、謝罪騒動に発展した経緯がある。ただ、今回離婚が確定したことで、当時から“愛人”とみられていた女性との再婚が注目されているのだ。
「それが'04年のアテネ五輪、新体操の金メダリスト、アリーナ・カバエワ(30)です。彼女は美貌とスタイルの良さ、豊満な胸でモデルやCMに引っ張りだこ。一時は、日本の食品CMにも出演したことがある。'08年には国政に進出し、現在は下院議員としても活躍しているが、私生活では'09年に私生児を出産。プーチンと肉体関係にあり、父親も同氏と囁かれていた。そのため、『離婚成立で再婚が急速に進むのでは?』とロシア紙も大注目しているのです」(ロシア事情通)
まさに、「英雄色を好む」の言葉通り、再婚すれば「31歳差の年の差婚」となるが、“最大の障害”は他ならぬプーチン氏の思惑だとみられているのである。
「プーチンは旧ソ連の秘密警察KGB職員を経て、後にロシア連邦保安庁長官にまで上り詰めた男。過去には、エリツィン大統領の失脚を狙った人物を逆スキャンダルで追い詰めたこともあり、計算高い男として知られている。そのプーチンは、今後10年間大統領を務めることを画策中。そのため、政治的にプラスなら再婚、長期政権に結び付かなければ再婚しないとみられているのです」(同)
権謀術数のプーチン氏から、しばらく目が離せない。