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横浜DeNA 球界初の女性オーナー断行か 「本拠地移転」「身売り」「合併」3つの噂(1)

 新年早々、プロ野球史上初の女性オーナーにスイッチした横浜DeNAベイスターズに『本拠地移転』『身売り』『合併』という3つの噂が囁かれている。

 松が取れた直後の1月16日、横浜DeNAは球団事務所で会見を開き、球団オーナー春田真氏(46)に代わってDeNA本社取締役の南場智子氏(52)が新オーナーに就任すると発表した。南場氏は『モバゲー』の生みの親で同社の創業者、社長を務めた人物。順調に成長を遂げ続けたが、マザーズ上場から東証1部に移り、株式の時価総額が4000億円超という大企業に成長したことなどを背景に、2011年に病気療養中の夫の看病に専念するため取締役に退いていた。
 「'01年にネットバブルがはじけ、大混乱した時期があった。その際、金策に走り、南場社長を助けたのが、その前年に住友銀行からスカウトした春田氏でした。横浜DeNAの初代オーナーはそのご褒美のようなもの。今般、春田氏が新たな事業に乗り出すことで球団オーナーを南場さんへ返上したのです」(経済紙記者)

 もっとも、突然のトップ交代にはもう一つ理由がある。チーム体制をめぐって春田氏と南場氏の方針が対立し、春田氏が身を引いたというのだ。
 「高田GM-中畑監督体制で売り上げを伸ばしてきた春田氏は、水面下である計画を練っていました。巨人監督の契約満了と同時に、原辰徳氏を引き抜くことです。東海大相模-東海大出身の原監督にとって横浜スタジアムはまさしく地元。神奈川の大英雄を監督に迎えれば球団の人気はさらに高まり、経営的にも黒字は確実。近い将来に『中畑GM-原監督』というシナリオを描いていたのです」(球界事情通)

 どうやら、これが本社筋の逆鱗に触れたらしい。原氏を監督に迎えるとなればコーチ陣は総入れ替えとなり、選手補強も不可欠。数十億円の出費が必要で、南場氏がこの計画に「待った」をかけるべく陣頭指揮に乗り出したのが真相。そこでにわかに現実味を帯びてきたのが、かねてから噂されていた本拠地移転だ。
 「南場氏は球団誘致を進める新潟市の出身。DeNAが球団を買収した際、一番に候補とされた地ですが、結局は横浜に残った。とはいえ横浜スタジアムの使用は、巨人の渡辺恒雄最高顧問が批判したように、球団経営上のデメリットが多い。契約期間が残っているとはいえ、移転は常に考えているでしょう」(球界関係者)

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