CLOSE
トップ > 社会 > 番記者も知らない本当の病 安倍首相「すい臓がん」兆候(1)

番記者も知らない本当の病 安倍首相「すい臓がん」兆候(1)

 「最側近としてお仕えしてきた。心機一転、願わくば、これからは内閣に入って全力で支えたい」
 7月に入って間もなく、世耕弘成官房副長官は安倍晋三首相にこう訴えたという。菅義偉官房長官を筆頭に「史上最強」(自民党中堅議員)とまで評される官邸スタッフ9人のうち、いち早く転身しようと動いたのが世耕氏だった。

 安倍首相はその場での明言を避け、翌日に世耕氏のボスである菅氏に相談。菅氏が一蹴したため、願いはかなわなかったという。
 「世耕氏の口の軽さは有名です。政治記者なら、東京・麹町にある世耕氏の議員宿舎は絶対に通うべき。発表前の安倍首相の外遊日程などは、世耕氏がペラペラ漏らしているのです。特にTPP交渉の見通しまでリークして報道させ、交渉相手の米国が激怒して妥結が先延ばしになったのは記憶に新しい。それに、昨年9月に民主党の林久美子参院議員と再婚したため、野党側に官邸の動きが筒抜けになっていると囁かれ、自民党内に敵も多い。政権の安定化を図るなら、入閣どころか、そもそも官邸から外すべきでした」(政治ジャーナリスト)

 内閣改造まで、まだ2カ月近くある時期の世耕氏によるフライング気味の直訴だったが、これに触発される同僚が続出した。しかし、いずれも安倍首相と菅氏が許さず、実現しなかった。
 「5人の首相補佐官のうち、衛藤晟一氏は厚生労働相を希望していました。木村太郎氏は、同じ青森県選出の重鎮である大島理森・自民党前副総裁が官邸に働きかけて入閣を求めていたようです」(自民党関係者)

 3分の2が動いた閣僚枠に比べ、結局、官邸スタッフは全員留任。衛藤氏など「安倍首相の靖国神社参拝を巡って米国を挑発し、日米関係をこじらせた罪で、いったん無役になるのが常道」(自民党閣僚経験者)と目されていたのに、である。
 それはなぜなのか。菅氏の八面六臂の活躍は、広く知られている。官邸は「菅氏だけでうまく切り盛りできるため、周囲の陣容はどうでもいい」(前出・自民党関係者)のが実態だから、現状維持でも差し支えなかったのだろうか−−。

 本誌は、こうした見立てを覆すような“仰天情報”を入手した。全ては官邸スタッフを囲い込み、完全にコントロールして、安倍首相の身体に起きている重大な異変を口外させないための“危機管理プラン”だったというのだ。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ