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ケタ違いの超大金持ちの無名芸人たち

 年間テレビ出演本数は、コンスタントにひとケタ。にもかかわらず、悠々自適な毎日を送れている知名度ゼロ芸人がいる。いわゆる、親のすねかじりだ。しかし、その総資産がケタはずれになると、怒りさえ忘れる。よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する遠距離ファンタジー・島田祐三も、そのひとりだ。

 芸歴3年の彼は、親が北海道網走市にある超大手建設会社・島田建設の社長。最盛期の年商は120億円で、今でも月のこづかいは400万円だ。過去の誕生日では、1,000万円をもらったこともある。そんなスーパー富豪の大お坊ちゃまの愛車はポルシェ。

 地元の北海道札幌市には7,000万円のタワーマンションがあり、網走市にある実家の間取りは驚異の20LDK。維持費だけで月300万円かかるが、今は誰も住んでいない。札幌市に構える家は、合計11軒。巨大な島田邸宅にはプロの清掃会社が入っているが、あまりにもキレイに磨かれているため、月に3羽ほどの鳥がぶつかるという。

 そんな御曹司は、食えない芸人のために月28万円の高級マンションを借り、住ませてあげている。親の金だけで生活し、芸人年収は数万円の男が施す救済処置。イイんだか、悪いんだか…。

 いっぽう、父の・吉村和文さんが地元・山形県内で10以上の会社で取締役なのは、グレープカンパニー所属のあがすけ・吉村和彬。その10以上の会社の振り分けは、岩手ケーブルテレビやシネコン、故・ジャイアント馬場さんが創設した全日本プロレス・イノベーション株式会社及びオールジャパン・プロレスリング株式会社の会長、ほかにも、プロバスケットボールチームのオーナーも務めている。

 もともとは政治家ファミリー。祖父は山形市長、叔父の和武さんは山形の県議会議員、親せきの美栄子さんは山形県知事。和彬本人も、芸人より政治家のほうが向いていることは、薄々感じているようだ。ちなみに、相方のタツキ・マイアミはプロレスラーとの兼業芸人。15年に、お菓子のココナッツサブレの発売50周年キャンペーンの新キャラクターとして、“ココ夏三郎”のリングネームで全日本プロレスからデビューしている。相方のコネではなかったため、現在は開店休業の状態だが…。

 ほかにも、スーパー富豪の親を持つ無名芸人は存在する。次回は、規格外のスケールである数名を紹介しよう。

*画像は遠距離ファンタジー・島田祐三 @yuzou1115 ツイッターから

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