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プロ野球界で加速する脱巨人 〜DeNAは純化路線転換、侍ジャパンG選手外し、ドン・ナベツネ会長「健康不安説」〜(1)

 今のプロ野球界における経営改革のキーワードは『脱巨人』だ。その加速ぶりには、ナベツネこと渡辺恒雄巨人会長(87)の“健康状態”が影響しているのかもしれない。

 去る4月29日、横浜スタジアムでDeNAベイスターズの近未来像がファンに知らされた。一時代を築いたクローザー“大魔神”こと佐々木主浩氏(46)の野球殿堂入りを祝うイベントが、華々しく催されたのだ。
 「試合前、現役時代の映像が流れ、始球式も務めたのですが、対戦チームの中日も谷繁元信兼任監督(43)が打席に立って花を添えました」(スポーツ紙記者)

 ここまでは、よくある光景。その舞台裏では「やり過ぎでは!?」と思うようなVIP待遇を受けていた。
 「池田純DeNA球団社長がわざわざ球場前で出迎えていました。日米通算381セーブを挙げた大功労者とはいえ、あそこまで低姿勢だと何か勘ぐりたくなりますね」(同・記者)

 佐々木氏はDeNAがベイスターズを買収した際、初代監督候補の1人にも挙げられていた。
 実力不足は相変わらずとしても、ベイスターズは案の定、開幕序盤から苦戦続き。5月12日時点で14勝21敗と大きく負け越している。昨年オフ、中畑清監督(60)は引責辞任も口にしていたが、周囲の説得もあって続投を決意。だが、その延長された任期は1年限りだ。今回、佐々木氏の存在が再クローズアップされたと言っていい。
 「DeNAは『ベイスターズ回帰』に方向転回しつつあります。戦力が他球団より劣る以上、中畑監督だけに非があるとは言えませんが、フロント、コーチの人事を見ると、球団OBを呼び戻そうとしているのがわかります」(関係者)

 中畑監督の参謀役として迎えられたのは、ベイスターズOBの進藤達哉コーチ(44)。肩書も『打撃兼作戦担当』と責任重大で、他にも川村丈夫一軍投手コーチ、嶋村一輝二軍打撃コーチ、木塚敦志二軍投手コーチなど、ベイOBが増えてきた。
 「昨オフ、大洋時代からチームを支えてきた山下大輔氏がGM補佐に就任しました。中畑監督が辞めるのなら、高田繁GMも一緒に退団するはず。DeNAが球界参入するとき、巨人側が高田氏とともに推したとされる巨人OBの吉田孝司スカウト部長も退くことになるでしょう」(同・関係者)

 どうやら巨人OBの“撤収”は規制路線のようだが、脱巨人の加速は、このDeNAだけではない。日本野球機構(NPB)事務局も、巨人を「12球団の一つ」としか見ていない。

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