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北京五輪 北朝鮮美女応援団はどうした?

 北京五輪閉幕が迫る中、これまで国際的スポーツ大会にたびたび登場し、各国男性の熱視線を浴びた北朝鮮「美女応援団」の姿が見えないままだ。どこにいるのか?と一部マニアの関心を集めている。

 国をあげて喜ぶような場面でもその姿は見当たらない。17日に体操女子跳馬で北朝鮮体操女子史上初の金メダルを獲得したホン・ウンジョン選手が表彰台で手を振る先に美女はいなかった。このまま現れずに大会が終了してしまう可能性が高くなっている。
 美女応援団はその華やかな容姿もさることながら、一糸乱れぬ応援が見事。清純なイメージと献身的な応援姿勢に“萌え心”が刺激され、韓国ではファンクラブが設立されたほどだ。
 2002年に韓国でアジア大会が開催された際は、観戦そっちのけで「美女」見たさに各競技場に詰め掛けるフトドキ者も多く、ちょっとした騒動になった。
 今回、北朝鮮が美女の派遣を見送っている理由は判明していない。ただ、いくつかの要因が重なっていると推測される。
 北朝鮮事情通が「彼女らは国際的イメージアップに利用されているにすぎない。北朝鮮お得意の工作活動の一環だ」と指摘する通り、そもそも派遣の目的は明確である。
 今回は長年の友好国である中国で開催中の五輪とあって「工作活動」は必要とされていない。むしろ派遣を自粛することによって、この期に乗じた脱北者など“不測の事態”を避ける狙いもあるとみられる。
 過去には、韓国を訪れた美女応援団のうち数十人が帰国後、周囲に韓国で見聞きしたことを漏らしてしまい、収容所送りにされたと韓国紙が報じたケースがあった。
 真相は分からないが、こうした記事が出ることじたい物騒な話。ほかに、団体応援を制限している今大会に配慮したためとの説もある。
 北朝鮮は五輪前、「10個以上のメダル獲得」を目標に掲げたが、19日現在で金2つを含む6つにとどまっている。メダル獲得いかんで人生が180度変わるとされる北朝鮮代表選手。まさか、美女応援団が現れないために士気が下がることはないだろうが、テレビの向こう側では、美女を拝めないことに一抹の寂しさを感じている男性が多いようだ。

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