「元祖・御三家も寄る年波には勝てない。話はイマイチだし、話のネタもピントがズレている。そんな彼らが衰退する中、隙間を埋めるように内村、有吉、マツコの3人が頭角を現してきたんです」(芸能事情通)
もっとも、この「新・御三家」、人気・実力ともに均衡を保っていた元祖・御三家とは違って一強二弱という力関係にあるという。話芸や収入に圧倒的なパワーを誇るのが、2年連続でNHK紅白歌合戦の総合司会を務めた内村。今や国民的タレントと言っても過言ではない勢いを誇っているのだ。内村がMCを務めるレギュラー番組は計6本。潜在視聴率も13・8%と、バラエティータレントの頂点を極めている。
「この数字は女優の米倉涼子の13・6%を超えている。俳優部門でもトップ5に入る知名度と人気を誇ります」(放送作家)
ちなみに、年収も手取りで推定5億円超えともいわれている。
「テレビ界でバラエティー番組1本あたり300〜600万円を出演条件に提示できるのは内村だけ。以前のタモリ、たけし、さんまと同じポジションにいるんです。有吉やマツコも、このレベルにはまだまだ達しない。やはり、紅白の司会を務めたことが影響しています。当然ですが、現在の内村に意見を言えるプロデューサーやディレクターは存在しません」(民放編成関係者)
今や“バラエティー界のドン”、お笑い界の帝王と称される内村。
「多くの芸人やタレントの相談に乗る父親的存在で、キャスティング権も有している。最近は、事務所や局を飛び越えて、番組にタレントを押し込む力も持っているんです」(放送作家)
ところが、そんな彼にもたった一つだけ弱点があるという。唯一、頭が上がらない人物と言われているのが妻でフリーアナとして活躍する元テレビ朝日のアナだった徳永有美(43)だ。
「基本、テレビ局ではコワモテで愛想がないことで知られる内村だが、奥さんの前だと、借りてきた猫のようにおとなしくなってしまうんです。仕事のオファーも奥さんにお伺いを立ててからでないと絶対に受けません。仕事だけでなく、生活面でも徳永の言いなりなんです」(芸能プロ関係者)
もっとも、その一方で内村は徳永にベタ惚れだとの話も飛び交っているという。夫婦円満である限り、内村天下は続きそうだ。