◎ルナフォンターナ
1000万→1600万→OPと目下3連勝中のルナフォンターナが、絶好と思える内の3番枠を引いた。昇級戦の前走で、中団の内で立ち回り、上がり3F32秒台前半の末脚で差し切り勝ちしたことを考えると、この枠順は幸運と言えよう。同じような競馬ができるようなら重賞でも力負けしないとみる。エピセアロームとの比較からハンデの55キロは、微妙に背負わされた感があるも、年明けに増えた馬体重を維持しながらの連勝は充実の証、目下の勢いで克服してくれるはずだ。
同世代の牝馬限定戦ながら1400mの重賞を2勝している3歳馬ベルカント。初の古馬相手となるが、ハンデ52キロは大きな恩恵であり、1200mへの距離短縮に対応できるようなら互角以上の戦いをしてもなんら不思議はない。桜花賞10着以来の実戦でやや間隔はあいているが、坂路追いで猛時計をマークするなど力は出せるデキ。
もう一頭、盛時の輝きが薄れたエピセアロームだが、1200mの実績では他馬に一歩秀でており、適距離に戻っての巻き返しには当然ながら注意しなければならない。
以下、地力あるスギノエンデバー、ハンデ魅力のトーホウアマポーラ、ワキノブレイブ、そして格上挑戦でも前記スギノを破った経験のあるマコトナワラタナあたりをマークしておきたい。
【馬連】流し(3)軸→(2)(7)(8)(9)(11)(14)
【3連単】フォーメーション(3)(7)(8)→(3)(7)(8)→(2)(7)(8)(9)(11)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。