これに、ネットでは「やっぱりか」の声が続出している。というのも、吉澤が飲んだアルコール度数が強い“ストロング系”缶チューハイは、「350㎖1本で酔える。3本飲んだらヘベレケ」(20代会社員)と評判。吉澤の二日酔いも当然だが、これが家飲み派の若者を中心に大ヒットしているというのだ。
「昨年の6月以降、酒類の安売り規制が強化され、ビール類の店頭価格が1割近く上昇し、チューハイに人気がシフトした。スーパーやリカーショップなら100円前後で販売されていますから、(1000円でベロベロになれる)千ベロならぬ百ベロですよ。メーカーも、ビール不振の分を缶チューハイで取り戻そうと躍起です」(経済ジャーナリスト)
'17年度の市場規模は2500億円を突破し、8年あまりで1000億円も伸びたというから驚きだ。先の会社員も、「前は第三のビールを飲んでいたけど、今は安くて酔えるストロング系のロング缶ばかり」と笑う。
現在、缶チューハイ市場で国内トップシェアを誇るのはサントリー。『ストロングゼロ』シリーズをはじめ、果汁を贅沢に使った『こくしぼり』なども絶好調。今年発売されたキリンの『ザ・ストロング』やサッポロの『99・99(フォーナイン)』も追い上げている。
「ビールと違って発酵や醸造技術が不要で、製造方法がシンプル。酒税法の縛りもないので、日本コカ・コーラも市場参入を狙っているようです」(メーカー営業マン)
ただ、ストロング系は安くて飲みやすいだけにアルコール依存のリスクも高い。
「社内では、吉澤がどこの商品を飲んでいたのかと話題になっていますよ」(同)
たかが缶チューハイで身を滅ぼさぬよう、お酒はほどほどに。