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マー君163億円ショック! プロ野球キャンプ異変3連弾(1)

 『二刀流』は、やはり日本ハム球団首脳の“営業戦略”だったようだ。
 「今年は実力で優勝争いが可能」と踏んだのか、今キャンプでは、栗山英樹監督に『大谷二刀流』の金看板を撤去させ、『投手大谷』にかじを切ったからである。

 沖縄・名護でキャンプを張る日本ハム。入団2年目を迎える大谷翔平投手(19)のもとには、二刀流の進化を取材しようと多くの報道陣が張り付いているが、みんなあっけにとられている。昨シーズン、あれほど「先発だ、4番だ、両方だ」とマスコミ報道をあおっていた栗山監督が、まるで手のひらを返したようにキャンプ早々からブルペン入りさせるなどして、大谷を投手に特化させているのだ。
 「球団が、栗山監督を交えたスタッフ会議で、大谷の先発ローテーション入りを命じたのです。いきなり打者をやめさせるわけにもいかないので、先発で週1回投げさせ、後は指名打者として週2回くらいベンチ入り、と。どっちみち、先発投手は登板前日と翌日はベンチ入りしない。早い話、今季の大谷は先発に専念、時折、ファンサービスで代打出場ということでしょう」(日本ハム担当記者)

 もっとも“投手一刀流”は大谷自身が球団に訴え出たのだとか。背景にあるのは、やはり田中将大の163億円ヤンキース入り。1年前は投手としてメジャー転身を思い描きながらも、故障した場合、打者の方が選手寿命が長いと考えていた。そこで1シーズン様子を見ることにし、結論を先延ばししたのが真相だ。
 「あのイチローや松井秀喜、黒田博樹でも30代後半になって年俸15億円を稼ぐのがやっと。その点、田中は25歳にして年俸23億円の7年契約です。途中で故障してもこの高額年俸は約束されているわけだし、やるならやはり投手一本だと。もともと大谷は入団時に、球団との間に『1年後に二刀流の結論を出す』の約束を取り付けており、それを伝えたのでしょう。先輩のダルビッシュ同様、将来のメジャー移籍も入団時の条件。そう決めた以上、死球などの“もらい事故”が一番怖い。打者大谷はフェードアウトしていくことになる」(球団関係者)

 DH制のあるパ・リーグ入りは“二刀流の舞台”と思われたが、どっこい実は打席に立たないための安全地帯だったようだ。あのハンカチ王子がようやく復調の気配を見せているのも、宿敵田中が日本球界を去るから…なんて声も。いずれにせよ、今季の日本ハム投手陣は侮れない。

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