東京版は年1回更新で3冊目。最上級「三つ星」は前回より2店多く、11店が獲得した。調査対象の主要都市のうち、最新版の三つ星店数はパリ(10店)を超えた。
新たな三つ星店は日本料理「えさき」(渋谷区)、同「幸村」(港区)、すし「鮨さいとう」(港区)の3店。フランス料理「ジョエル・ロブション」(目黒区)など前回選ばれた三つ星9店のうち、8店が残った。
調査対象地域を広げ、居酒屋、焼き鳥といったジャンルが加わったことで、二つ星が42店、一つ星は144店といずれも前回より増加。石原慎太郎都知事はかねて「焼き鳥などでもうまい店がある」などと要望していたから納得だろう。掲載した総店数も173店から197店に増えた。
同ガイドの総責任者ジャンリュック・ナレさんは「東京の食のレベルが群を抜いていることの表れ。飲食店の数は東京がパリの約4倍あり、もっと三つ星が多くても不思議ではない」と語った。
東京版は20日に発売。