森本アナは11月14日夜、東京の東急田園都市線渋谷−二子玉川間を走行中の急行電車内で女性の下着の中に手を入れ、胸を触った疑いで警視庁に現行犯逮捕されたが、地検は「逃亡の恐れがない」として同16日に処分保留で釈放し任意で捜査していた。
報道によると、同地検は現時点で被害者に処罰意思がないことを考慮し不起訴処分をくだしたとみられるというが、NHKは局内での処分について「今後手続きを進めていく」とコメント。
とはいえ、森本アナが再び同局の番組に復帰する可能性はあるのだろうか?
「国民から受信料を徴収しているNHKだけに、視聴者の目は厳しい。いくら不起訴ににったからといって、早い段階で復帰させるわけにはいかないだろう」(テレビ関係者)
同局アナの不祥事で思い出されるのが、現在はフリーとなった松平定知アナが朝のニュース番組「モーニングワイド」のキャスターだった1991年5月、酒に酔って乗車した個人タクシーの運転手と自動車電話の使い方をめぐって口論となり、後部座席から運転手に殴る蹴るの暴行。その後、運転手が警察に届けたことで明るみに出た事件。
松平アナは事件後、番組を降板し局次長級から部長級に降格されてしまったが、93年にはドラマのナレーションで仕事復帰し、94年には局次長級に復帰。そして、95年に夜のニュース番組で復帰した。
「仮に森本アナが会社を辞めず、他部署への異動もなければの話だが、テレビに顔を出すのは、松平アナと同じ4年程度か、女性が被害者の犯罪ということも考慮して、それ以上はかかりそう」(同)
いずれにせよ、アナウンサーにとってはかなりの“厳罰”を受けそうなだけに、改めて自分が犯した過ちの大きさを思い知らされることになりそうだ。