ほかにも村上正邦元労相や“小沢一郎の知恵袋”とされる平野貞夫元参議院議員などが出席。また、この日は欠席だったが、賛同者として久間章生元防衛相、古賀誠元運輸相、渡部恒三元通産相、武村正義元新党さきがけ代表、綿貫民輔元国民新党代表らが名を連ね、錚々たる顔ぶれが揃った。
これほどのビッグネームが大同団結すれば、「今の自民にも対抗できるんじゃないか?」と思わせたが、スタートから波乱含み。
「飛び入りで石原慎太郎・維新の会共同代表が会場入りした途端、尖閣問題などで対立している野中さんが『聞いてないぞ!』と怒り出したんです」(取材したジャーナリスト)
会議終了後の記者会見でも、「主義主張はそれぞれ違いますけれども、現在の日本が危機的状況にあるという認識は一致している」と説明する亀井氏に、「具体的にはどのような危機か?」と質問した記者が、「自分で考えなさい。こうなったのはメディアの責任も大きい」と叱られる一幕まであり、まるでプロレス。
そんな亀井氏も今年で77歳。一番の若手が仙谷氏の67歳で、あとは70代後半から80代の御仁ばかり。村山氏(89)と野中氏(87)に至っては大正生まれなのである。
しかも、今後のことは次回会合の日程を含めて「何も決まっていない」という。
『日本の危機に、過去の確執を捨てて立ち上がる老中たち』といえば聞こえはいいが、〈朝まで生ジジイ〉と書かれたネットの評価のほうが正しいのかも(笑)。