イギー・ポップ、ロン・アッシュトン追悼

　イギー・ポップがザ・ストゥージーズのギタリスト、故ロン・アッシュトンの故郷ミシガン州アナーバーで行なわれた記念公演でロンを追悼。
　ロンの姉妹キャシーさんが主催したこのギグではヘンリー・ローリンズなどのミュージシャンが、心臓発作から2009年1月に60歳の若さで亡くなったロンの人生を記憶するために結集した。
　ローリング・ストーン誌によると、ミシガン・シアターで開催された公演の最中にイギーは、元バンドメイトのロンに「感謝」の必要性を感じていると口にしていたという。
　「ヤツはこのスゴイ音楽っていう小便をオレにブッかけたようだった」「ロンと一緒にバンドを始めた時、あいつは初めてオレのバックに付いたやつだった。ヤツには借りがある…ヤツが今天国からオレの頭上に灰をかけようとしているのはわかってるぜ」

　ザ・ストゥージーズは未発表曲『ロンズ・チューン』をセットの中で披露し、11分版『アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ』をオーケストラと共に演奏した。