先日のスイスのクラブチームとの練習試合で「ガチガチにテーピングをした」中村俊輔は、2得点を決め復調の気配が感じられたのだろうか、岡田監督も「行ける!」と判断。最後の強化試合で復帰することが確実となった。
イングランド戦で阿部をアンカーに置き機能したと思われるシステムの4-1-4-1は、第2戦のオランダまたは、第3戦のデンマーク戦で展開されるとのことだ。
4日に行われる予定の仮想「カメルーン」であるコートジボアールとの最後のテストマッチでは、従来の4-2-3-1に戻して、右サイドで中村選手が先発予定である。「ただ仮に3トップのカメルーンが2トップで来た場合は、アンカーを置く4-1-4-1も考えられる」と伝えられた。
そうなると、イングランド戦で出なかった中村俊輔はどうなるのか? もし出場しても、この試合に於いてパフォーマンスが最悪だった場合、それでも第1戦に先発させるのであろうか、正に正念場である。
またイングランド戦で「神の手」を使ってPKを貰い、監督や選手から「注意する以前の問題」「本番だったら退場になってもおかしくない」と叱責された本田。ここ数試合でも結果が残せずイライラが募っているように感じられる。
いずれにせよ、この2人が中心になるわけだが、仮に最終試合で本調子を取り戻せない中村俊輔が外れたり、周りとの共存がうまく機能せず本田選手が外れたりした場合、その代役が一体誰になるのか。サポーターや記者達の間では激論が交わされている現状は、良くも悪くもこの2人に代わる存在が出てきていないのが今の日本チームである。
ボランチの遠藤・長谷部は不動のようだが、どちらかを前に上げて稲本・阿部を投入するのか、または中村憲剛・松井を使うのか、それともFWを2枚にするのか? 等々。
南ア杯最終テストマッチのコートジボアール戦ではまだ見えぬ第3の男にも注目したい!
<タケルー>