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警視庁が「JKお散歩」で働く女子高生らを一斉補導

 警視庁少年育成課は12月16日夜、女子高生が有料で男性客と散歩する「JK(女子高生)お散歩」が有害な業務に当たるとして、東京・秋葉原の「JKお散歩」店で働く15〜17歳の高校生11人と無職の少女2人を一斉に補導した。警視庁によると「JKお散歩」の補導は、全国初とみられる。

 同課によると、そのうちの7人は「悪いこととは思っていない」と話しており、悪びれた様子がないという。

 店側を、未成年者に危険で有害な業務をさせた労働基準法違反容疑などで、摘発することを検討したが、散歩させるだけでは、店側の違法性を問うことは困難と判断し、少女側を補導する方針に切り替えた。

 10月現在、秋葉原周辺で「JKお散歩」は、96店確認された。利用者208人分の実態調査をしたところ、実際に散歩したのは6件のみ。おもな行き先はカラオケ店(85件)、ファミリーレストラン(78件)などだった。

 同課では、「JKお散歩」が児童買春や下着売買などの性犯罪の温床となっており、女子高生らが客から体を触られたり、キスを迫られるなどの性的な被害に遭う可能性があるとして、補導に踏み切った。

 「JKお散歩」は今年4月、女子高生らが添い寝などのサービスをする「JKリフレ」の取り締まりが強化されたことで、業態を変えて派生した。

 同課では、12月10日、高校2年の女子高生(17)と「JKお散歩」店で知り合った客が、金を渡して、わいせつな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、50代の会社員の男を逮捕する事件が起きたばかり。その他にも、「JKお散歩」の女子高生から、客が下着を買うなどのトラブルが相次いでいた。
(蔵元英二)

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