三重の中学校教師が教え子をひき逃げ!

社会 2012年05月01日 11時45分

 三重県いなべ市で、同市立北勢(ほくせい)中学校の男性臨時講師(23)が、軽乗用車で出勤途中に同校の男子生徒と接触してケガを負わせながら、ひき逃げしたという信じられない事件が起きていたことが、4月28日に分かった。

 男子生徒は中学校で講師から文系科目を教えてもらう関係にあり、面識もあったという。講師は容疑を認めており、いなべ署は道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致傷容疑で書類送検する方針だ。

 同署によると、講師の容疑は20日午前7時50分頃、同市北勢町阿下喜の交差点で、講師が運転する軽自動車が、自転車で登校中の男子生徒に接触。ヒザに軽いケガを負わせ、そのまま逃走した疑い。男子生徒は当日は病院で治療を受け、翌日から登校したという。講師は調べに対し、「大変申し訳ないことをした」とひき逃げなどの容疑を認めているという。

 現場は北勢中学校から400メートルほど離れた十字路の交差点。講師の車は県道を西から東に進み、生徒は自転車で南から北に向かっていたところ、講師の車が生徒の自転車の後輪部分に当たった。生徒は倒れ込み、ヒザに軽い打撲傷を負ったが、なんと講師の車はそのまま走り去った。どちらの信号が青だったかは不明。同署は、現場に落ちていた車の部品や目撃証言から講師を割り出した。

 学校は事故が発生した20日、生徒からの報告で事故を知ったが、講師が認めたのは事故から3日もたった23日で、しかも警察が講師に事情を聴いたことがきっかけだった。

 事故当時、講師は生徒が制服を着ていたことなどから、自分が勤務する学校の生徒だと認識していたが、個人の特定はできていなかったもよう。一方、男子生徒も自動車の運転者が誰かは分からなかったという。

 同校によると、講師は11年4月から勤務。担任は持っておらず、各学年で特定の教科を教えていた。部活動なども熱心で、生徒たちからも慕われていたという。講師は28日までに、学校に辞職願を提出した。

 ここ数日、登校途中の子どもたちと自動車が接触する事件が相次いでいる。大ケガがなかったのは不幸中の幸いだが、自分が勤務する学校の生徒をはねた認識がありながら、介抱もせずに逃げたこの講師に、教育者たる資格はない。
(蔵元英二)

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