トムは、時々洋服が実物より見栄えが悪く、体型に自信を持たせるためにも裸を受け入れることが良いと考えているという。
「僕は家ではほとんど裸で過ごしている。ほとんどの人は、裸のほうが美しいと思う。僕らは調和のとれた色に、左右対称で、生まれ持ったエレガントさを兼ね備えている。ふくよかな女性は、抑制なしで、洋服やストラップやゴムにつままれたり、挟まれたり、食い込まされたりしてないほうが、絶対に良く見える」「僕らは唯一、洋服を着る動物だよね。犬はボタンをかけられないから洋服を着ていない、ってだけだよ」
裸のほうが良いというトムだが、先日、6年ぶりにレディース・コレクションを発表した。トムは、自分のデザインする洋服が着る人を引き立て、時代を感じさせないものにしたいとスタイル誌に語っている。
「自分自身のスタイルや、自分の好きなものを作る。僕はクラシックなものが作りたい。シャネルのスーツやジャケットを作り出したことが、どれだけ素晴らしいかを考えてごらんよ」