デビッドはスヌープとは親友だが、2人が今まで出くわした中で一番奇想天外な経験は、ロサンゼルスで一緒に夕食をした時だという。
「ロサンゼルスでもう1人別の友人と一緒に夕食に行った時、ステーキレストランに入ったときの話なんだけど、テーブルの周りに他の客が全くいなかったんだ。そこへウェイトレスが来て『歌います』って言ったんだ。で、僕は『なんて、こった』って感じさ。スヌープはくつろいでいて、『そのまま、歌ってみてよ』って言ったよ。彼女はそこでスヌープにフルコーラス歌ったのには、笑わせてもらったけどちょっと恥ずかしかったよ。(彼女の歌は)まあまあ、ってところだったかな」
デヴィッドはスヌープから時々連絡をもらい、彼の音楽に対する意見を求められるのだが、正直に答えるのには四苦八苦すると告白。
「前回のアルバムの時は、発売前の10日間くらいは電話で、『もう直ぐこの曲が出来上がるから、来て聴いてくれよ』って言うんだ。僕はドライブして彼のところまで行って、それぞれの曲を聴いた後、僕の意見を求めるんだよ。『どの曲もいいね』って答えるんだけど、スヌープの傍には二人の巨漢なボディーガードがいるから、そう言うしかないんだよ!」
俳優のトム・クルーズとも親友のデヴィッドだが、いくつか映画のオファーが来ているにもかかわらず、トムは一度も俳優として活躍するよう後押ししてくれた事はないという。
「何件かオファーは来ているんだけど、全部断ったよ。僕は俳優としては最悪だからね。『Goal!』にはチョイ役で出演したけど、本人役だったし少しぎこちなく見えたね」「トムから演技のレッスンを受けたことはないし、役をもらったってこともないよ」
デヴィッドの「ヴィクトリアとの最初のキス」は、ナント、パブの中だった。
「付き合い始めての最初の3か月は思い出深いよ。当時、僕は『スパイスガールズ』のポッシュほど名前が売れてなかったし、二人の仲を内緒にしておくのは、簡単ではなかったね」「初めてのキスは、僕の母が住んでいる近所のパブでしたんだよ、って自分の息子たちに話したんだ」
11年に及ぶ結婚生活を営むベッカム夫妻には、ブルックリン、ロメオ、クルーズの3人の息子がいる。