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アギーレJAPAN初選出5人の裏にJリーグクラブ経営危機

 新生アギーレジャパンがウルグアイ(9月5日)、ベネズエラ(同9日)と戦う“新代表メンバー”を発表した。新指揮官のハビエル・アギーレ氏(55)は「ビデオもチェックした上でベストなメンバー選んだ」と話していたが、どうやら“裏”はあったようだ。
 「アギーレ監督が就任する前から、この2試合は決まっていました。代表24選手を決めるには時間がなさ過ぎます。年内にこの2試合を含め計6試合が組まれており、監督が好みの選手を集めていくのはそれを消化しながらになるでしょう。サッカー協会がアギーレ氏に参考リストを渡したとしても不自然な話ではありません」(スポーツ紙記者)

 初陣メンバーには、本田圭佑、長谷部誠などブラジルW杯を戦った12人が含まれていた。香川真司をあえて外したせいもあるが、半分近くが国内のJリーグからの選出となった。
 「海外リーグは9月開幕。時期的なことを考えれば、ここで招集されなかった海外組は、移籍や所属チームの監督交代などで大変なんですよ」(同)

 Jリーグ組が多く選出された理由はそれだけではない。サッカーの代表試合はTV視聴率も高いが、Jリーグ各クラブは経営難に苦しんでいる。Jリーグの発表によれば、3期連続赤字は名古屋、神戸、福岡など5クラブ。債務超過と判断されたのは横浜など11クラブ(3期赤字と重複)。特に福岡は赤字額が約8700万円で、3000万円近い債務超過状態に陥っている。こうしたJリーグの危機的状況を打破するには、代表戦の熱気を国内に向けなければならない。
 「債務超過の鳥栖から坂井達弥がA代表初選出されましたが、今季はリーグ戦に4試合しか出ていません。赤字ではない広島から選ばれた皆川佑介は大学を出たばかりの新人です」(専門誌記者)

 アギーレ監督が見たビデオに坂井や皆川が映っていたかどうか、確かに疑問である。
 「今年の7月には、川崎の中村憲剛が本人役で仮面ライダーシリーズに出演しました。クラブが出演を許したのも、より一層のチビっ子ファン獲得のためでしょう」(同)

 アギーレジャパンは、Jを救えるか…。

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