中でもフォンチーは、今現在日本の芸能界ではあまりいない“ベトナム人”という異色の背景を持っている。アイドリング!!!でもベトナム語での会話を特技としていたり、一方で純粋なベトナム人であるものの完全な日本生まれの日本育ちであり、ベトナムへは本人も覚えていないぐらい小さい頃に一度行ったきり、という背景から「なんちゃってベトナム人」とネタにされることも多かった。
しかし、2010年と2011年には日本とベトナムの文化交流イベントである『ベトナムフェスティバル』でベトフェスサポーターズ宣伝部長を歴任するなど、最近ではアイドリング!!!関連の場以外でも自身の出身を活かしての活躍の場が増えていた。
また「彼女の魅力はそれだけではない」語る現場関係者も多い。
「彼女は普段はとても天真爛漫で、天然な所があります。しかし勘が良くて、カメラが回っている時に『自分がどう映っているか』を自覚している」(収録現場関係者)
更に「彼女は自分で自分の良い所やウリを知っている。だから、自分で自分を売り出していく事が出来れば、いわゆる『外人タレント』枠に近い感じで今後も活躍していけるのではないか」と語っていた。
彼女はアイドリング!!!メンバーだったことについて、「大先輩」と「尊敬する人」の言葉として『芸能人生において、アイドルは第一の通過点』『タイミングと選択肢に正解も不正解もない。ただ、その道を通った意味と必然さはある』との言葉を引用して紹介した後、「この道を選んだ事に、全く後悔はありません。これからどんな未来が自分を待っているのか楽しみです」と頼もしい言葉を自身のブログで述べていた。
長く親しんでいたアイドリング!!!を離れた彼女等がどのような活躍を見せていくのか。今から楽しみだ。