チャラ男として大ブレーク中の2人だが、実は、兼近がベビーシッター、りんたろー。が老人ホームでアルバイトをしている。兼近は子育てに悩む親に対して、「子供が生まれたと同時に、お母さんも生まれる。最初からできる人なんていないし、最初から立てる子供もいない」とアドバイス。一方、りんたろー。は、介護疲れをする人に向けて、「いい感じの距離感を保ってあげるのが大事です」とコメントし、大絶賛の声が相次いだ。
「2人は、芸人にしては特殊な仕事をしているので、アルバイトの事をトークで使うことも多いようです。すでに、子ども番組の『おはスタ』(テレビ東京系)にレギュラー出演していますし、これからも介護関連や子どもに関する番組にも携わっていくのではないでしょうか」(エンタメライター)
この他にも、過去の経歴やアルバイト経験が“救い”になり、仕事に役立ったという芸人も多い。和牛の水田信二は調理師免許を持ち、和食・洋食店で修業していた経験がある。今でこそ売れているが、まだコンビ結成して数年だった頃、料理の腕前を活かして、関西の人気番組の1コーナーを任されていたことがあった。
とろサーモン・久保田かずのぶは、アルバイト時代に培ったマイクパフォーマンスが持ち芸となり、様々な番組でつかみとして活用。まだ大阪で活動していた頃に、生田斗真、星野源らが出演していたドラマ『アキハバラ@DEEP』(TBS系)に出演。そちらでも、マイクパフォーマンスを披露した。
「医者の免許を持つしゅんしゅんクリニックP、元国税局職員のさんきゅう倉田、現在は芸人の活動をしていないようですが、FBIやCIAから内定をもらったと語っているREINAなど、珍しい経歴を持つ芸人が増えてきています。お笑いとしてではなく、専門家としてメディアに露出することもあるようですよ」(同上)
自分の経歴やアルバイトの経験を生かして仕事に繋げられるのは、ほんのわずか。アルバイトや経歴が珍しいから呼ばれるのではなく、“芸人”としてもフィーチャーされることを願うばかりだ。