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呆韓嫌北 安倍首相が大反撃「朝鮮分断」 朴槿恵、金正恩の「反日」扇動の間隙を突く(3)

 もっとも、安倍首相が目論む“韓国封じ”の策略はこれだけではない。その一方では、さらに外交手腕を振るった「韓国孤立作戦」をも密かに展開し始めているのである。

 契機となったのは、3月に入って勃発したロシア軍のウクライナ侵攻だ。この騒動では、ウクライナのクリミア自治区を実行支配しようとするロシアの強行姿勢が、世界中から非難されているが、実は安倍首相はこれに乗じて米国と韓国の分断工作までも仕掛けだしたと見られているのだ。
 別の外務省関係者が言う。
 「もともと、騒動の発端はウクライナがロシアを見限り、EU(欧州連合)加盟へと動きだしたから。これをロシア側が牽制し、今では猛反発する米国や欧州諸国が経済制裁に乗り出そうとしているが、その中で日本政府だけが慎重姿勢を貫いているのです。理由は安倍とプーチン大統領が昵懇の間柄で、北方領土返還協議に前向きな同大統領との関係悪化に苦慮しているためといわれている。ただ、同時にその裏では、『老獪な安倍首相の計略が渦巻いている』との声も上がっているのです」

 安倍首相が「北方領土問題」を挟んで、ロシアと欧米諸国の板挟みにあっているのは事実だが、この人物によれば慎重姿勢を崩さない理由はこれだけではないという。そこには、ロシアが生産する「安価な天然ガスの将来的な輸入」、さらには「米韓関係の切り崩し」までが含まれているとみられているのである。
 外務省関係者が続ける。
 「その証左が3月7日の安倍首相とオバマ大統領の電話会談なのです。経済制裁の包囲網を敷こうと躍起のオバマは、約40分間も電話で具体的な協力を求めたが、安倍首相は首をタテに振ろうとしなかった。そこにはロシアとの二股外交で、米国を牽制しようとの狙いがあるからです。今後、日本政府が徐々に米国と足並みを揃えて行くことは確実だが、安倍首相の本音は韓国の要請でカリフォルニア州に慰安婦像を建設したり、中国の防空識別圏問題を容認していると、日本はオバマ政権を見限るぞという強烈なメッセージなのです」

 ちなみに、日本政府はウクライナ騒動の勃発で、欧州諸国が軒並み高官の派遣を見送る『ソチパラリンピック』の開会式に、桜田義孝文部科学副大臣を出席させたほど。この強硬姿勢にも、安倍政権の並々ならぬ思惑が垣間見えるともっぱらなのだ。
 全国紙の政治部記者がこう話す。
 「安倍は、国内でも『河野談話』や慰安婦報道に先鞭をつけた朝日新聞記事のデタラメぶりを再検証しているが、こうした外交姿勢は、降りかかる火の粉を自らはらおうとする表れ。米国が世界の警察たり得ない時代に突入したことが、影響を及ぼしているのです。そのため、今後はロシアと米国間で二股外交を展開。実力行使で、韓国の孤立化、中国への反撃に当たっていくことが予想され始めているのです」

 “韓国潰し”を標榜し始めた安倍首相。そのしたたかな計略が、今後功を奏するかが見モノといえる。

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