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宇津井健、たかじんに続き高倉健も遺産問題に発展か

 俳優の宇津井健さん(享年82)は、亡くなった当日に結婚した妻と長男が、遺骨と遺産相トラブル。シンガーソングライターでタレントのやしきたかじんさん(享年64)は、妻のさくらさん(32)が、作家の百田尚樹さんに依頼して出版した『殉愛』をめぐる長女との出版差し止め騒動。遺産騒動が噴出している芸能人が昨今、あの高倉健さん(享年83)にも深刻な相続問題が噴出している。業界のほとんどの人が知らなかった健さんの養女の出現だ。

 昨年11月に悪性リンパ腫で亡くなった高倉さんに、元女優のTさん(50)という養女がいたと『週刊文春』が報じた。昨年の5月に正式に養子縁組され、病床の健さんに献身的に尽くして最期を看取った人で、健さんから最期に「ありがとう」と言われたという秘話が美談として伝えられた。
 「健さんが『世話になった人に財産を残したい』と言ったことで、それを履行するために養女になったという理由らしい。『文春』にも<彼女が健さんの“特別な存在”だったことは間違いない。健さんとTさんは年齢差が三十三歳あるが、妻であり、母であり、娘でもあったのかもしれない』と書かれていたが、その通りだったのだろう。でも、健さんが亡くなって1カ月もたたないうちに、Tさんが起こした行動が信じられないし、私には疑惑が浮かんだ」(映画スタッフ)

 Tさんは弁護士を通して、高倉さんの個人事務所に一通のメールを送っている。内容は「今後、高倉健に関する一切の業務は相続人のTが担当する」というもので、12月24日付けで事務所を明け渡し、従業員を1月末に解雇すると書かれていた。
 この件に関して、Tさんの側は「元々健さんの秘書。健さんが亡くなられたのだから仕事はない。話し合いを持って納得する退職金を支払います」と円満退社を強調する。だが、こんな話もある。
 「相続権を得たTさんは、健さんの遺品を始末し、関係者が『九州をこよなく愛した健さんのために福岡に記念館を建てたい』と準備していた資料も、彼女に持ち出されてしまったと嘆いていました」(女性週刊誌記者)

 いまでも流れている健さん出演の健康食品のCMは、昨年8月に撮影されたものだ。撮影時も体調が悪く「早く病院に行ったほうがいい」と勧めるスタッフもいたそうだが、健康管理はTさんに任されていた。入院してからも、見舞い客を選んでいたのはTさんだったらしい。それ故に、ほとんどの関係者が入院を知らされていなかった。
 プライベートを曝すことを極端に嫌った健さんだけに、Tさんが健さんの病気を隠そうとしたのは分かる。しかし、周囲から聞こえてくるのは、Tさんに対する疑惑の声だ。

 健さんも、宇津井さんやたかじんさんのような騒動になってしまった。

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