「仕事が途絶えないのは所属事務所の力だったということをようやく理解したようです。以前の綾瀬は、将来のことなど何も考えていなかった。しかし最近になって、今の状況を自分なりに分析したようです。このままだと、いずれ脇役女優に転落するかもしれないと本気でビビり始めている」(芸能プロ関係者)
綾瀬本人が焦るのも当然だろう。ここ数年間、ヒット作とは無縁の日々をすごしているからだ。
「'14年10月に放送されたドラマ『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)以降、主演作はみな大コケです。来春公開予定の映画『今夜、ロマンス劇場で』も下馬評は惨憺たるもの。正直いって、綾瀬ブームは終焉したというのが業界関係者の見方なんです」(芸能事情通)
実際に、事務所内での序列も微妙なものになりつつあるという。
「以前は1位が深田恭子(34)、2位が綾瀬、3位が石原さとみ(30)だった。そこに割り込んできたのがNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や『過保護のカホコ』(日テレ系)でブレイクした高畑充希(25)です。今、事務所へのヒット作などの貢献度を精査すると、綾瀬は4位になってしまうんです」(大手広告代理店関係者)
そんな綾瀬が再起をかけて挑むのが、10月からスタートするドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)。主演に抜擢された綾瀬はスタントマンが度肝を抜くような本格的アクションシーンに自ら挑んでいる。
「クレーンで吊るされながら高層マンションの窓を突き破ったり、飛行機から落下傘で飛び降りたり、元祖アクション女優の志穂美悦子のような演技に挑んでいるんです。共演する西島秀俊とのバトルシーンもあり、ボクシングや空手などひと通りの格闘技をマスターしたそうです」(ドラマ事情通)
身の危険を冒してまで挑むスタントの報酬だが…。
「アクションシーンは普通、スタントマンが行うもので主演女優には絶対に強要しない。仮にやってもらってもギャラ+5万円前後が関の山です。ちなみに綾瀬の場合は出演料が170万円〜。ものすごいアクションにチャレンジしてもらっても175万円ほどにしかならないんです」(同)
なぜ、綾瀬はうま味のない過激なアクションにあえて挑戦するのか?
「キャラ立ちのためです。事務所内でアクションを売りにしている女優はまだいない。綾瀬も三十路超え。お金ではないんですよ。まさに生き残りを賭けた戦略です」(芸能プロ関係者)
新生・綾瀬の結果やいかに?