メルはロサンゼルスの自宅を訪れたオーストラリア人の催眠術専門家リック・コリンウッドと10日間を一緒に過ごし、催眠術の暗示のやり方と、どのように人々をトランス状態にするのかを習得した。
メルの弟クリスの友人リックは「仕事でロサンゼルスに行く用事があったから、メルが招いてくれたんだ。で、10日間一緒に過ごして技術を教えたのさ」「メルは自然体で、あの青い目には洞察力があるよ。彼なら素晴らしい催眠術師になれるかもね」
メルはすぐに技術を習得したが、使い道があるのかは分からないという。
「彼はすごく興味を持っているよ。特別な理由があって習得したいわけではなかったんだ。ただ好奇心旺盛なだけさ」「彼は人間の頭の中と性質という物にただ興味があるだけなんだと思うね」とリックは語っている。
映画『アポカリプト』等の監督やプロデューサーとして活躍していたメルは、今年7年振りに俳優業を再び開始した。「俳優業は2003年以来やっていなかったんだ。何だか飽きてしまって、休みが必要だったんだ…やりたいとは思わなかったんだよね。だから監督業や脚本、制作なんかに集中して、それでやっとまた俳優に戻る時がやって来た」「また俳優としてのやる気が戻って来たのさ。全ての物事が突然、何年も経ってから何かまたオファーが来るんじゃないかなって感じたからなんだ」
メルは2010年1月に公開済みの「エッジ・オブ・ダークネス」で俳優完全復活を遂げている。