岡田さんは3月下旬から行方不明。自室から大量の血痕が見つかっていたが、5月21日に東京・八王子市のトランクルームで遺体が発見されたことで、殺人事件の疑いが浮上したのだ。
「遺体は、カーディガンを羽織った普段着姿だったが、深さ15センチに達する刺し傷と死後付けられたと思われる数十カ所の刃物傷があった。西成の自宅から400キロも離れた八王子で発見されたことも謎を呼んでいるのです」(捜査関係者)
大阪府警は、西成署に捜査本部を設置。司法解剖で死亡時期を「3月下旬」と断定したが、その捜査線上にはすでに“不可解な交友関係”が浮上している。
「それが、彼女の小中学校の同級生だった日系ブラジル人女性の存在なのです。この女は東京・八王子に住んでいたが、4月初めに岡田さんの戸籍謄本と自分の写真を持って大阪市阿倍野でパスポートを申請。旅券を受け取り、同居中の中国人女性と5月3日に上海に出国している。しかも、今年2月には岡田さんと再会していたのです」(同)
実際、岡田さんは失踪前のフェイスブックに〈同級生と会うよー。10年ぶりくらいかな〉などと記述。さらに、3月19日には〈身体が震えるほど不愉快な出来事があった〉と知人男性にメールしていたが、捜査本部はこの女性が“事件のカギ”を握っていると見ているのである。
在阪の社会部記者が言う。
「女性が重大情報を握っているのは確実です。というのも失踪後、岡田さんが住む市営住宅からは、長さ2メートルの『人形』名目の宅配便が発送されている。業者によれば、岡田さん名義で配送依頼があったというが、その届け先が女性の住む八王子のマンションだったのです。しかも、見つかった遺体は、この荷物の中から発見されているのです」
ちなみに、この女性は「5月下旬に上海からの帰国便を予約していた」(同)というが、上海で出頭した。