これは、広告戦略なのだろうか。
確かに、iPhone4を「間違いなくげっとんしたいーーー!!」などとわざとらしく浜崎がツイートし、孫社長が興奮気味にいやらしく絡んでいく…そんなまさにきなくさい展開もしばしばだ。
いっぽうで2ちゃんねるでは、冒頭のアクセス集中のアクシデントについて、「社員がわざとサーバーを落としたんだろ」「F5アタックかwwww」など、浜崎側の営業および逆宣伝と受け取っているようである。
浜崎自身は冒頭の騒動について、「広告や宣伝の手法がまさしく新時代を迎えたわけです。誤解や失敗を恐れず、誰かが先陣をきって風穴を開けていかなければ(ならない)」とツイート。本人はこういった現状を肯定的に捉えている様子。
しかしここで注目したいのはむしろ、「あゆが話を締めたぁ! すげぇ!!」など、この発言に対して彼女の知性に驚嘆するユーザーの反応がほとんどだったことだ。
浜崎のツイッターをめぐる騒動は、たんに“宣伝疑惑”にとどまらず、このように実は彼女の“知的能力”についても大きな話題となっている。たとえば、以下のように浜崎は外国のファンなどに対し、英語でもつぶやいているのだ。
「Hi This is ayumi,I just wanna say hello in English to u guys. Im gonna tweet everyday. c u then!!! A world is ONE...」
「I got ur letter!thanx!」
「U changed ur pic! thx!I love u 2!!」
「Heeeeey,Jorge!!!!! I was looking 4 u!hahaha!」
「Im still awake!hehe!!」
映像コンテンツの下訳などのバイトをかじったことがある筆者だが、言うまでも無く上記は、そんなのでは太刀打ち出来ないレベルで、ネイティヴに近い英語力だ。どうも本人がちゃんと書いているらしく、浜崎の意外な知性が窺われる。
こんな事実からは、彼女自身は持ち前の知性やバランス感覚を自由に発揮して楽しんでツイッターをやっているだけで、周囲の有象無象がファンなどそっちのけでビジネスに利用しようと裏で必死…いうような状況もあるのかもしれない、と思わせる。
ツイッターは、ありきたりな大衆を騙すだけの広告ツールのひとつに堕していくのか、それとも浜崎の言うように、広告業界に公平性の原理をもたらすような画期的なツールになっていくのか。
いずれ、20万人以上にフォローされている浜崎のツイッターは、大きな試金石になりそうだ。