石田は突如、候補者として浮上。8日に都内で会見を行い、「野党統一候補ならば」という条件付きで都知事選へ出馬する意向を表明していた。ところが、11日までに統一候補としての確約を得られず。結局、“白旗”をあげることになった。
報道をまとめると、石田はいつも通り素足に革靴のファッション。冒頭で「私、石田純一はかねてより都知事選への意欲を示して参りましたが、正式に断念します。いろいろお騒がせいたしました」と謝罪した。
断念した理由として、「メディアのルール的にタイムリミットがあった」と、CMスポンサーやテレビ局などとの契約問題をあげ、一部で数千万円とも報じられた違約金については、「まだ発生しているわけではなく、協議の対象になる」と説明。政界進出ならず、「大変残念です」と唇をかみ、足りなかったものを問われ「用意周到な準備ですかね…」と無念さをにじませたという。
「石田も残念だったかもしれないが、一時的とはいえ、突如、石田を起用できなくなったテレビ局も大混乱。石田が“白旗”をあげなければ、“被害”が拡大していた。石田としては、今後、イベントの仕事が増えそうで、違約金などが発生しても埋め合わせができるだろうが、今回の1件で信頼度はかなりダウンした」(芸能記者)
石田によると、選挙参謀を依頼した人物の了承も得られず、野党4党との会談などの調整も間に合わず。統一候補の鍵を握る、民進党の松原仁都連会長と電話で接触していたものの、「会うのは参院選後でなければ無理だ」と言われたという。
市民団体の出馬要請で舞い上がっていた石田だが、ようやく目が覚めたようだ。