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あっさり出馬を断念した石田純一

 条件付きで東京都知事選(14日告示、31日投開票)へ出馬の意志を表明していた、俳優の石田純一が11日、都内のホテルで会見し正式に出馬断念を発表し各メディアが大々的に報じている。

 石田は突如、候補者として浮上。8日に都内で会見を行い、「野党統一候補ならば」という条件付きで都知事選へ出馬する意向を表明していた。ところが、11日までに統一候補としての確約を得られず。結局、“白旗”をあげることになった。

 報道をまとめると、石田はいつも通り素足に革靴のファッション。冒頭で「私、石田純一はかねてより都知事選への意欲を示して参りましたが、正式に断念します。いろいろお騒がせいたしました」と謝罪した。

 断念した理由として、「メディアのルール的にタイムリミットがあった」と、CMスポンサーやテレビ局などとの契約問題をあげ、一部で数千万円とも報じられた違約金については、「まだ発生しているわけではなく、協議の対象になる」と説明。政界進出ならず、「大変残念です」と唇をかみ、足りなかったものを問われ「用意周到な準備ですかね…」と無念さをにじませたという。

 「石田も残念だったかもしれないが、一時的とはいえ、突如、石田を起用できなくなったテレビ局も大混乱。石田が“白旗”をあげなければ、“被害”が拡大していた。石田としては、今後、イベントの仕事が増えそうで、違約金などが発生しても埋め合わせができるだろうが、今回の1件で信頼度はかなりダウンした」(芸能記者)

 石田によると、選挙参謀を依頼した人物の了承も得られず、野党4党との会談などの調整も間に合わず。統一候補の鍵を握る、民進党の松原仁都連会長と電話で接触していたものの、「会うのは参院選後でなければ無理だ」と言われたという。

 市民団体の出馬要請で舞い上がっていた石田だが、ようやく目が覚めたようだ。

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